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公開番号2025057545
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-09
出願番号2023167252
出願日2023-09-28
発明の名称測位装置及び記録媒体
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G01S 19/33 20100101AFI20250402BHJP(測定;試験)
要約【課題】混合測位において測位率等を向上可能な測位装置等を提供すること。
【解決手段】測位装置100は受信部110と測位部120とを含む。受信部110は、第1測位衛星システムに属する第1衛星群からの衛星信号と、第2測位衛星システムに属する第2衛星群からの衛星信号とを受信する。測位部120は、第1衛星群の衛星と第2衛星群の衛星とを含む4つ以上の衛星から受信された衛星信号を用いて測位を行う。このとき、測位部120は、第1測位衛星システムに関する第1時刻誤差と、第2衛星システムに関する第2時刻誤差とを、共通の時刻誤差Δtcの未知数として測位を行う。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1測位衛星システムに属する第1衛星群からの衛星信号と、第2測位衛星システムに属する第2衛星群からの衛星信号とを受信する受信部と、
前記第1測位衛星システムに関する第1時刻誤差と、前記第2測位衛星システムに関する第2時刻誤差とを、共通の時刻誤差の未知数として、前記第1衛星群の衛星と前記第2衛星群の衛星とを含む4つ以上の衛星から受信された衛星信号を用いて測位を行う測位部と、
を含むことを特徴とする測位装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
請求項1に記載された測位装置において、
前記4つ以上の衛星は、第1衛星、第2衛星、第3衛星及び第4衛星を含み、
前記受信部は、
前記第1衛星からの第1衛星信号、前記第2衛星からの第2衛星信号、前記第3衛星からの第3衛星信号、及び前記第4衛星からの第4衛星信号を受信し、
前記測位部は、
前記第1衛星信号に基づく第1疑似距離、前記第2衛星信号に基づく第2疑似距離、前記第3衛星信号に基づく第3疑似距離、及び前記第4衛星信号に基づく第4疑似距離を用いて、前記測位装置の位置を示す3つの位置変数と、前記共通の時刻誤差の未知数とを、求めることを特徴とする測位装置。
【請求項3】
請求項2に記載された測位装置において、
前記測位部は、
前記第1時刻誤差と前記第2時刻誤差との各々を未知数として測位を行う第1測位モードと、
前記第1時刻誤差と前記第2時刻誤差とを前記共通の時刻誤差の未知数として測位を行う第2測位モードと、
を有することを特徴とする測位装置。
【請求項4】
請求項1に記載された測位装置において、
前記測位部は、
5つ以上の衛星が捕捉されているとき、前記5つ以上の衛星のうち4つ以上の衛星を選択し、選択した前記4つ以上の衛星から受信された衛星信号を用いて測位を行うことを特徴とする測位装置。
【請求項5】
請求項4に記載された測位装置において、
前記測位部は、
前記5つ以上の衛星の中から、所与の条件を満たす衛星を除外して、前記4つ以上の衛星を選択することを特徴とする測位装置。
【請求項6】
請求項5に記載された測位装置において、
前記所与の条件は、衛星信号の信頼度に関する条件であることを特徴とする測位装置。
【請求項7】
請求項5に記載された測位装置において、
前記所与の条件は、観測疑似距離の初期値に基づき予測される予測疑似距離と観測疑似距離との時系列ごとの差分に関する条件であることを特徴とする測位装置。
【請求項8】
請求項5に記載された測位装置において、
前記所与の条件は、衛星の仰角に関する条件であることを特徴とする測位装置。
【請求項9】
請求項5に記載された測位装置において、
前記所与の条件は、衛星信号の信号強度に関する条件であることを特徴とする測位装置。
【請求項10】
請求項1に記載された測位装置において、
前記受信部は、
第3衛星システムに属する第3衛星群からの衛星信号を受信し、
前記測位部は、
前記共通の時刻誤差と、前記第3衛星システムに関する第3時刻誤差との各々を未知数として、測位を行うことを特徴とする測位装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、測位装置及び記録媒体等に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、第1GNSSに属する衛星からの信号の受信状態に応じて、第2GNSSに属する衛星からの信号を用いてGPS受信機の測位を行う衛星信号受信装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-21892号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
測位において、第1GNSSに対する時刻誤差と第2GNSSに対する時刻誤差は、それぞれ未知数である。このため、それらの未知数を求めるために必要な衛星数を捕捉する必要があるという課題がある。必要な衛星数が多いことで、例えば測位率が低下する場合がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一態様は、第1測位衛星システムに属する第1衛星群からの衛星信号と、第2測位衛星システムに属する第2衛星群からの衛星信号とを受信する受信部と、前記第1測位衛星システムに関する第1時刻誤差と、前記第2測位衛星システムに関する第2時刻誤差とを、共通の時刻誤差の未知数として、前記第1衛星群の衛星と前記第2衛星群の衛星とを含む4つ以上の衛星から受信された衛星信号を用いて測位を行う測位部と、を含む測位装置に関係する。
【0006】
また本開示の他の態様は、第1測位衛星システムに属する第1衛星群からの衛星信号と、第2測位衛星システムに属する第2衛星群からの衛星信号とを受信する受信部によって受信された衛星信号に基づいて、前記第1測位衛星システムに関する第1時刻誤差と、前記第2測位衛星システムに関する第2時刻誤差とを、共通の時刻誤差の未知数として、前記第1衛星群の衛星と前記第2衛星群の衛星とを含む4つ以上の衛星から受信された衛星信号を用いて測位を行う測位部として、コンピューターを機能させるプログラムが記録された記録媒体に関係する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
測位衛星システム受信機の第1構成例。
第1測位衛星システムに関する第1時刻誤差と、第2測位衛星システムに関する第2時刻誤差とを、それぞれ未知数とする場合の測位を説明する図。
第1測位衛星システムに関する第1時刻誤差と、第2測位衛星システムに関する第2時刻誤差とを、共通の未知数とする場合の測位を説明する図。
測位モード切り替えの説明図。
測位に用いる衛星の選択手法を説明する図。
信頼度の第3例を用いる場合における測位装置の構成例。
予測疑似距離と観測疑似距離の関係。
3つの測位衛星システムを用いる場合における時刻誤差の共通化を説明する図。
測位衛星システム受信機の第2構成例。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本開示の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、以下に説明する本実施形態は特許請求の範囲に記載された内容を不当に限定するものではなく、本実施形態で説明される構成の全てが必須構成要件であるとは限らない。
【0009】
1.GNSS受信装置、測位装置
図1は、測位衛星システム受信機の第1構成例である。測位衛星システム受信機200は、測位装置100とアンテナ190とを含む。
【0010】
アンテナ190は、測位衛星システムの衛星が送信した衛星信号を受信する。測位衛星システムは、例えば、GPS、QZSS、BeiDou、GLONASS、又はGalileo等である。GPSは、Global Positioning Systemの略である。QZSSは、Quasi-Zenith Satellite Systemの略である。アンテナ190は、2つ以上の測位衛星システムから衛星信号の電波を受信する。このとき、各測位衛星システムに対して個別にアンテナが設けられてもよいし、2つ以上の測位衛星システムに対して共通のアンテナが設けられてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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