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公開番号2025061609
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-10
出願番号2025009388,2021131223
出願日2025-01-22,2021-08-11
発明の名称環境試験装置
出願人エスペック株式会社
代理人弁理士法人三協国際特許事務所
主分類G01N 17/00 20060101AFI20250403BHJP(測定;試験)
要約【課題】環境試験装置において電磁シールド効果を高める。
【解決手段】環境試験装置は、試験室12aを含み、電気的に導通可能な断熱パネル23を用いて形成された断熱室12を備える。断熱室12は、出入口を有する室本体20と、出入口を開閉する扉体21と、を有する。室本体20を形成する断熱パネル23は、外パネル23aと、内パネル23bと、を有する。外パネル23aと内パネル23bの間に電波吸収体24が配置される。室本体20を形成する断熱パネル23と扉体21を形成する断熱パネル23とは互いに電気的に導通可能に接続される。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
試験室を含み、電気的に導通可能な断熱パネルを用いて形成された断熱室と、
空調機と、
前記空調機で空調された空気を前記試験室に流入させる気流を生成する送風機と、を備え、
前記断熱室は、出入口を有する室本体と、前記出入口を開閉する扉体と、を有し、
前記室本体を形成する断熱パネルは、外パネルと、前記外パネルの内側に配置された内パネルと、を有し、
前記外パネルと前記内パネルの間の前記断熱パネル内の空間に電波吸収体が配置され、
前記室本体を形成する前記断熱パネルと前記扉体を形成する断熱パネルとは、互いに電気的に導通可能に接続されている、環境試験装置。
続きを表示(約 570 文字)【請求項2】
前記室本体を形成する前記断熱パネルには、前記送風機の軸を挿通させる開口が形成され、
前記開口が形成された前記断熱パネルには、前記開口を覆うように、当該断熱パネルと電気的に導通可能にシールドボックスが取り付けられている、請求項1に記載の環境試験装置。
【請求項3】
前記室本体を形成する前記断熱パネルには、前記空調機に含まれる蒸発器につながる配管を前記断熱室から引き出す開口が形成され、
前記開口が形成された前記断熱パネルには、前記開口および前記配管の少なくとも一部を覆うように、当該断熱パネルと電気的に導通可能にシールドボックスが取り付けられている、請求項1又は2に記載の環境試験装置。
【請求項4】
前記シールドボックスと前記開口が形成された前記断熱パネルとによって区画された空間に電波吸収体が配置されている、請求項2又は3に記載の環境試験装置。
【請求項5】
前記室本体を形成する前記断熱パネルには、給水用配管および排水用配管の少なくとも一方を通す開口が形成され、
前記開口が形成された前記断熱パネルには、前記開口を覆うように、当該断熱パネルと電気的に導通可能にシールドボックスが取り付けられている、請求項1から4の何れか1項に記載の環境試験装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、環境試験装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、下記特許文献1に開示されているように、供試体の環境試験を行うための環境試験装置が知られている。環境試験装置は、例えば、恒温槽、恒温恒湿槽、熱サイクル試験装置等として構成される。環境試験装置では、供試体が配置される試験室が、室本体と、室本体の前面開口を開閉する扉体と、によって囲われた空間に構成される。室本体及び扉体は何れも断熱壁で構成される。断熱壁は、内壁を構成する金属板と、外壁を構成する金属板と、両金属板間の空間に配置された断熱材と、からなる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平7-270303号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示された環境試験装置では、電磁シールド効果がない。すなわち、室本体を構成する断熱壁と、扉体を構成する断熱壁とには、何れも金属板が用いられるが、金属板が用いられるだけでは、電磁シールド効果は得られない。このため、供試体が外部からの電磁波の影響を受けたり、供試体から発せられた電磁波が外部に漏出することがある。
【0005】
本発明の目的は、環境試験装置において電磁シールド効果を高めることにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る環境試験装置は、試験室を含み、電気的に導通可能な断熱パネルを用いて形成された断熱室と、空調機と、前記空調機で空調された空気を前記試験室に流入させる気流を生成する送風機と、を備える。前記断熱室は、出入口を有する室本体と、前記出入口を開閉する扉体と、を有する。前記室本体を形成する断熱パネルは、外パネルと、前記外パネルの内側に配置された内パネルと、を有する。前記外パネルと前記内パネルの間に電波吸収体が配置される。前記室本体を形成する前記断熱パネルと前記扉体を形成する断熱パネルとは、互いに電気的に導通可能に接続されている。
【0007】
本発明では、室本体を形成する断熱パネルと扉体を形成する断熱パネルとは、互いに電気的に導通可能に接続されている。このため、断熱室が全体として導電可能になるため、電磁シールド効果が得られる。しかも、室本体を形成する外パネルと内パネルの間に電波吸収体が配置されるため、外パネル及び内パネル間で繰り返し反射する電波が電波吸収体によって吸収される。したがって、断熱パネル内において電波を減衰させることができる。よって、環境試験装置において電磁シールド効果を高めることができる。また、電波吸収体は、外パネルと内パネルの間に配置されるため、試験室内の空気の状態(温度、湿度)の影響を受けない。したがって、高温試験や高湿試験が行われるとしても、電波吸収体が劣化することを抑制できる。
【0008】
前記室本体を形成する前記断熱パネルには、前記送風機の軸を挿通させる開口が形成されてもよい。この場合、前記開口が形成された前記断熱パネルには、前記開口を覆うように、当該断熱パネルと電気的に導通可能にシールドボックスが取り付けられていてもよい。
【0009】
この態様では、送風機の軸が断熱パネルを通過するように配置させることが可能なだけでなく、開口を通して電磁波が漏れ出たり、電磁波が断熱室内に侵入することを抑制できる。
【0010】
前記室本体を形成する前記断熱パネルには、前記空調機に含まれる蒸発器につながる配管を前記断熱室から引き出す開口が形成されてもよい。この場合、前記開口が形成された前記断熱パネルには、前記開口および前記配管の少なくとも一部を覆うように、当該断熱パネルと電気的に導通可能にシールドボックスが取り付けられていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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