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公開番号
2025061490
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-10
出願番号
2025007701,2021015087
出願日
2025-01-20,2021-02-02
発明の名称
Ni-Cr-Mo系析出硬化型合金
出願人
山陽特殊製鋼株式会社
代理人
弁理士法人有古特許事務所
主分類
C22C
19/03 20060101AFI20250403BHJP(冶金;鉄または非鉄合金;合金の処理または非鉄金属の処理)
要約
【課題】耐摩耗性、耐食性及び機械加工性に優れたNi-Cr-Mo系析出硬化型合金の提供。
【解決手段】Ni-Cr-Mo系析出硬化型合金は、
Cr:18.0質量%以上26.0質量%以下、
Mo:16.0質量%以上30.0質量%以下、
C:0.10質量%以上1.0質量%以下、
Al:0.10質量%以上3.0質量%以下
及び
Nb:2.0質量%以下
を含有する。残部は、Ni及び不可避的不純物である。好ましくは、この合金は、マトリックスと、このマトリックスに分散するγ’相及び炭化物とを含む金属組織を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
Cr:18.0質量%以上26.0質量%以下、
Mo:16.0質量%以上30.0質量%以下、
C:0.10質量%以上1.0質量%以下、
Al:0.10質量%以上3.0質量%以下、
及び
Nb:2.0質量%以下
を含有し、
残部がNi及び不可避的不純物であるNi-Cr-Mo系析出硬化型合金であって、
マトリックスと、このマトリックスに分散するγ’相及び炭化物とを含む金属組織を有しており、
上記マトリックスがNi、Cr及びMoを含有しており、
上記マトリックスに占めるCrの比率が、18.0質量%以上26.0質量%以下であり、
上記マトリックスに占めるMoの比率が、14.0質量%以上18.0質量%以下であり、
上記炭化物がC、Cr及びMoを含有しており、
上記炭化物に占めるCrの比率が、16.0質量%以上23.0質量%以下であり、
上記炭化物に占めるMoの比率が、50.0質量%以上58.0質量%以下であり、
上記マトリックス、上記γ′相及び上記炭化物のそれぞれが、Al及び/又はNbを含有しており、
上記マトリックスに占めるAlの比率P1、上記マトリックスに占めるNbの比率P2、上記γ’相に占めるAlの比率P3及び上記γ’相に占めるNbの比率P4の合計(P1+P2+P3+P4)が、上記炭化物に占めるAlの比率P5及び上記炭化物に占めるNbの比率P6の合計(P5+P6)よりも大きく、
上記炭化物の面積率PCが10%以上30%以下である、析出硬化型合金。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、Ni、Cr及びMoを含有する析出硬化型合金に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
エンジニアリングプラスチックは、概して機械的強度及び耐熱性に優れている。このエンジニアリングプラスチックは、自動車部品、機械部品、電気・電子部品等に賞用されている。エンジニアリングプラスチックからなる製品は、射出成形、押出形成等によって得られうる。スクリュー、シリンダ等の、成形機の部品には、エンジニアリングプラスチックに対する耐摩耗性が要求される。これらの部品には、エンジニアリングプラスチックの溶融によって生じる腐食性ガスに対する耐食性も、要求される。
【0003】
耐摩耗性及び耐食性が要求される用途に、Ni基合金が用いられている。より厳しい環境での使用が意図された、このNi基合金に関する種々の改良が、提案されている。
【0004】
特許第3983644号公報には、Niを主成分とするマトリックスにホウ化物が分散した合金が提案されている。このホウ化物は、硬質である。このホウ化物は、合金の耐摩耗性に寄与しうる。
【0005】
特許第4816950号公報には、Niを主成分とするマトリックスに金属間化合物が分散したNi-Cr-Mo系合金が提案されている。この金属間化合物は、合金の耐摩耗性に寄与しうる。この合金においてMoは、耐食性に寄与しうる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許第3983644号公報
特許第4816950号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許第3983644号公報に開示された合金では、凝固時にホウ化物が析出する。この合金に溶体化処理が施されても、このホウ化物は再固溶しにくい。従って、この合金の時効処理前の硬度は、高い。この合金は、機械加工性に劣る。
【0008】
特許第4816950号公報に開示された合金では、金属間化合物が多量のMoを含有する。従って、この合金のマトリックスにおけるMoの量は、不十分である。この合金の耐食性には、改善の余地がある。
【0009】
本発明の目的は、耐摩耗性、耐食性及び機械加工性に優れたNi-Cr-Mo系析出硬化型合金の提供にある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明に係るNi-Cr-Mo系析出硬化型合金は、
Cr:18.0質量%以上26.0質量%以下、
Mo:16.0質量%以上30.0質量%以下、
C:0.10質量%以上1.0質量%以下、
Al:0.10質量%以上3.0質量%以下、
及び
Nb:2.0質量%以下
を含有する。残部は、Ni及び不可避的不純物である。
(【0011】以降は省略されています)
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