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公開番号2025061268
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-10
出願番号2025004935,2021122620
出願日2025-01-14,2021-07-27
発明の名称ガス検出装置
出願人旭化成エレクトロニクス株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G01N 21/03 20060101AFI20250403BHJP(測定;試験)
要約【課題】楕円体ミラーを用いた小型で高精度なガス検出装置が提供される。
【解決手段】ガス検出装置は、発光部10、受光部20、導光部30を備え、導光部の内面の少なくとも一部の形状は、n個の楕円体の全部又は一部の図形で構成され、n個の楕円体E1~En、楕円体Eiの断面において最大の面積となる楕円Eci、楕円Eciの二つの焦点Fai、Fbiを通り、回転させずに楕円体Eiと拡大縮小の関係にある最小の体積を持つ楕円体Esiを用いて、楕円体Ei内部であって楕円体Esiを含まない領域を領域Riとし、発光部の光源領域を含む楕円体Eiを、楕円体Esとし、受光部の受光領域を含む楕円体Eiを、楕円体Edとし、楕円体Esの領域Riを、領域Rinとし、楕円体Edの領域Riを、領域Routとしたときに、光源領域の60%以上が領域Rinに存在し、受光領域の60%以上が領域Routに存在する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
発光部と、受光部と、発光部からの光を受光部に導く導光部を備え、
前記導光部の内面の少なくとも一部の形状は、n個(n:1以上の自然数)の楕円体の全部又は一部の図形で構成され、
前記n個の楕円体を楕円体E

、E

、…、E
(n-1)
、E

とし、
楕円体E

(i:1≦i≦nを満たす自然数)の断面において最大の面積となる楕円を楕円Ec

とし、楕円Ec

の二つの焦点F
ai
、F
bi
を通り、回転させずに楕円体E

と拡大縮小の関係にある最小の体積を持つ楕円体を楕円体E
si
としたときに、
楕円体E

内部であって楕円体E
si
を含まない領域を領域R

とし、
前記発光部の光源領域を含む楕円体E

を、楕円体E

とし、
前記受光部の受光領域を含む楕円体E

を、楕円体E

とし、
前記楕円体E

の領域R

を、領域R
in
とし、
前記楕円体E

の領域R

を、領域R
out
としたときに、
前記光源領域の60%以上が領域R
in
に存在し、前記受光領域の60%以上が領域R
out
に存在する、ガス検出装置。
続きを表示(約 700 文字)【請求項2】
前記楕円体E

及び前記楕円体E

のそれぞれの長半径aと短半径bの比a/bが、1.2以上である、請求項1に記載のガス検出装置。
【請求項3】
前記光源領域の最大長をLsとし、前記楕円体E

の最大長をLmsとしたときに、Ls≧Lms/50である、請求項1又は2に記載のガス検出装置。
【請求項4】
前記受光部の最大長をLdとし、前記楕円体E

の最大長をLmdとしたときに、Ld≧Lmd/50である、請求項1から3のいずれか一項に記載のガス検出装置。
【請求項5】
同一の保持部が前記発光部と、前記受光部を保持する、請求項1から4のいずれか一項に記載のガス検出装置。
【請求項6】
前記同一の保持部が、さらに制御部も保持する、請求項5に記載のガス検出装置。
【請求項7】
前記受光部と、前記発光部の少なくとも一方が光学フィルタを備えている、請求項1から6のいずれか一項に記載のガス検出装置。
【請求項8】
前記n個の楕円体とは異なる図形で構成される補助反射部を更に備えている、請求項1から7のいずれか一項に記載のガス検出装置。
【請求項9】
前記領域R

内に、前記補助反射部が存在する、請求項8に記載のガス検出装置。
【請求項10】
前記発光部が、面光源である、請求項1から9のいずれか一項に記載のガス検出装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示はガス検出装置に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
ガスを検出するガス検出装置が様々な分野で利用されている。例えば特許文献1は、赤外線を放射する光源と、特定波長の赤外線を検出する検出器とを楕円体の内面(楕円体ミラー)を有するケース内に備え、当該ケース内に被検出ガスが導入されるように構成された装置を開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許出願公開第2018/0348121号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
図1及び図2は、特許文献1のように楕円体ミラーの焦点位置に発光部及び受光部の中心部を配置した光路設計における光線追跡の一例である。図1のように発光部のサイズに対して楕円体ミラーが十分に大きい場合には、焦点位置に置かれた発光部から出た光線を、もう一方の焦点に置かれた受光部に集めることができる。つまり、発光部を近似的に点光源と見なすことができるため、楕円体の一般的な性質に従い、片方の焦点位置から出た光線はもう一方の焦点位置に集まる。
【0005】
一方で、図2で示すように発光部のサイズに対して楕円体ミラーが十分に大きくない場合には、発光部から出た光線は楕円体ミラー全体に散らばり、受光素子の受光部に集めることができない。これは、発光部が近似的に点光源として振る舞う物理的描像が破綻し、発光部のサイズによる楕円体ミラーの収差の影響が強く出るためである。
【0006】
近年のガス検出装置の小型化トレンドにともない、発光部のサイズと楕円体ミラーのサイズ比は小さくなってきている。
【0007】
かかる点に鑑みてなされた本開示の目的は、楕円体ミラーを用いた小型で高精度なガス検出装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
一実施形態に係るガス検出装置は、
発光部と、受光部と、発光部からの光を受光部に導く導光部を備え、
前記導光部の内面の少なくとも一部の形状は、n個(n:1以上の自然数)の楕円体の全部又は一部の図形で構成され、
前記n個の楕円体を楕円体E

、E

、…、E
(n-1)
、E

とし、
楕円体E

(i:1≦i≦nを満たす自然数)の断面において最大の面積となる楕円を楕円Ec

とし、楕円Ec

の二つの焦点F
ai
、F
bi
を通り、回転させずに楕円体E

と拡大縮小の関係にある最小の体積を持つ楕円体を楕円体E
si
としたときに、
楕円体E

内部であって楕円体E
si
を含まない領域を領域R

とし、
前記発光部の光源領域を含む楕円体E

を、楕円体E

とし、
前記受光部の受光領域を含む楕円体E

を、楕円体E

とし、
前記楕円体E

の領域R

を、領域R
in
とし、
前記楕円体E

の領域R

を、領域R
out
としたときに、
前記光源領域の60%以上が領域R
in
に存在し、前記受光領域の60%以上が領域R
out
に存在する。
【0009】
一実施形態に係るガス検出装置は、
発光部と、受光部と、発光部からの光を受光部に導く導光部を備え、
前記導光部の内面の少なくとも一部の形状は、n個(n:1以上の自然数)の楕円体の全部又は一部の図形で構成され、
前記n個の楕円体を楕円体E

、E

、…、E
(n-1)
、E

とし、
楕円体E

(i:1≦i≦nを満たす自然数)の断面において最大の面積となる楕円を楕円Ec

とし、楕円Ec

の二つの焦点F
ai
、F
bi
を通り、回転させずに楕円体E

と拡大縮小の関係にある最小の体積を持つ楕円体を楕円体E
si
としたときに、
楕円体E

内部であって楕円体E
si
を含まない領域を領域R

とし、
前記発光部の光源領域を含む楕円体E

を、楕円体E

とし、
前記受光部の受光領域を含む楕円体E

を、楕円体E

とし、
前記楕円体E

の領域R

を、領域R
in
とし、
前記楕円体E

の領域R

を、領域R
out
としたときに、
前記光源領域の重心又は輝度のピーク点を点G
in
、前記受光領域の重心を点G
out
とし、
点G
in
が領域R
in
に存在し、点G
out
が領域R
out
に存在する。
【発明の効果】
【0010】
本開示の実施形態によれば、楕円体ミラーを用いた小型で高精度なガス検出装置を提供することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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