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公開番号
2025061266
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-10
出願番号
2025004925,2024002108
出願日
2025-01-14,2021-09-30
発明の名称
検出装置
出願人
大日本印刷株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G01T
1/18 20060101AFI20250403BHJP(測定;試験)
要約
【課題】ドリフト電極、電子検出器、及び放射線検出器の配置によってコンプトン散乱に基づく検出結果にばらつきが生じない放射線の検出装置を提供する。
【解決手段】放射線を検出する検出装置は、第1部と、第1方向において第1部に対向する第2部と、第1部から第2部に向かって広がる側部と、を含み、ガスが収容されている容器と、容器の内部に位置し、コンプトン散乱によって発生した電子を検出する電子検出器と、容器の内部において電子検出器よりも第2部の側に位置し、電子検出器に対向するドリフト電極40と、ドリフト電極40よりも第2部の側に位置し、散乱された放射線を検出する放射線検出器と、電子検出器とドリフト電極40とが対向する方向に沿って並ぶ複数のリング電極72と、隣り合う2つのリング電極の間に位置するスペーサ75と、を含む補助ドリフト電極70と、を備える。
【選択図】図29
特許請求の範囲
【請求項1】
放射線を検出する検出装置であって、
第1部と、第1方向において前記第1部に対向する第2部と、前記第1部から前記第2部に向かって広がる側部と、を含み、ガスが収容されている容器と、
前記容器の内部に位置し、コンプトン散乱によって発生した電子を検出する電子検出器と、
前記容器の内部において前記電子検出器よりも前記第2部の側に位置し、前記電子検出器に対向するドリフト電極と、
前記ドリフト電極よりも前記第2部の側に位置し、散乱された放射線を検出する放射線検出器と、
前記電子検出器と前記ドリフト電極とが対向する方向に沿って並ぶ複数のリング電極と、隣り合う2つの前記リング電極の間に位置するスペーサと、を含む補助ドリフト電極と、を備え、
前記放射線検出器は、前記容器の外部に位置しており、
前記容器は、プラスチックを含み、30mm以下の厚みを有する、又は、金属を含み、20mm以下の厚みを有する、検出装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示の実施形態は、放射線を検出する検出装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
放射線を検出する装置として、例えば特許文献1~3に開示されているように、コンプトン散乱された放射線及びコンプトン散乱によって発生した電子を検出する検出装置が知られている。検出装置は、ガスが収容されている容器と、容器の内部において対向するドリフト電極及び電子検出器と、容器の外部に位置する放射線検出器と、を備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2017/057674号パンフレット
特開2016-217874号公報
特開2016-161522号公報
【発明の概要】
【0004】
ドリフト電極と電子検出器との間で発生したコンプトン散乱に関する情報を正確に取得することが好ましい。情報は、例えば、コンプトン散乱が発生した位置、コンプトン散乱によって発生した反跳電子の飛跡、コンプトン散乱された放射線のエネルギーなどである。しかしながら、ドリフト電極、電子検出器、及び放射線検出器の配置によっては、これらの情報を正確に得ることができない場合がある。
【0005】
例えば特許文献1~3の検出装置において、容器の内部でコンプトン散乱された放射線は、電子検出器、容器、及び容器の外部の空気を通過した後に放射線検出器に入射する。この場合、放射線と、電子検出器、容器、及び容器の外部の空気との間で相互反応が生じる可能性がある。例えば、放射線が光電吸収されたり、異なるエネルギーを有する放射線が発生したりすることが考えられる。また、電子検出器、容器、及び容器の外部の空気においてコンプトン散乱が生じることも考えられる。これらの現象が生じると、放射線検出器によって検出される放射線のエネルギー、位置などが、ドリフト電極と電子検出器との間で発生したコンプトン散乱に対応しない場合が生じる。このため、検出結果のばらつき、誤差などが生じやすくなる。
【0006】
本開示の実施形態は、このような課題を効果的に解決し得る検出装置を提供することを目的とする。
【0007】
本開示の一実施形態は、放射線を検出する検出装置であって、
第1部と、第1方向において前記第1部に対向する第2部と、前記第1部から前記第2部に向かって広がる側部と、を含み、ガスが収容されている容器と、
前記容器の内部に位置し、コンプトン散乱によって発生した電子を検出する電子検出器と、
前記容器の内部において前記電子検出器よりも前記第2部の側に位置し、前記電子検出器に対向するドリフト電極と、
前記ドリフト電極よりも前記第2部の側に位置し、散乱された放射線を検出する放射線検出器と、
前記電子検出器と前記ドリフト電極とが対向する方向に沿って並ぶ複数のリング電極と、隣り合う2つの前記リング電極の間に位置するスペーサと、を含む補助ドリフト電極と、を備え、
前記放射線検出器は、前記容器の外部に位置しており、
前記容器は、プラスチックを含み、30mm以下の厚みを有する、又は、金属を含み、20mm以下の厚みを有する、検出装置である。
【0008】
本開示の一実施形態による検出装置において、前記第1部の内面と前記電子検出器との間の距離が、10mm以下であってもよい。
【0009】
本開示の一実施形態は、放射線を検出する検出装置であって、
第1部と、第1方向において前記第1部に対向する第2部と、前記第1部から前記第2部に向かって広がる側部と、を含み、ガスが収容されている容器と、
前記容器の内部に位置し、コンプトン散乱によって発生した電子を検出する電子検出器と、
前記容器の内部において前記電子検出器よりも前記第1部の側に位置し、前記電子検出器に対向するドリフト電極と、
前記電子検出器よりも前記第2部の側に位置し、散乱された放射線を検出する放射線検出器と、
前記電子検出器と前記ドリフト電極とが対向する方向に沿って並ぶ複数のリング電極と、隣り合う2つの前記リング電極の間に位置するスペーサと、を含む補助ドリフト電極と、を備え、
前記放射線検出器は、前記容器の外部に位置しており、
前記容器は、プラスチックを含み、30mm以下の厚みを有する、又は、金属を含み、20mm以下の厚みを有する、検出装置である。
【0010】
本開示の一実施形態による検出装置は、前記電子検出器と前記ドリフト電極とが対向する方向に沿って並ぶ複数のリング電極と、隣り合う2つの前記リング電極の間に位置するスペーサと、を含む補助ドリフト電極と、前記補助ドリフト電極及び前記電子検出器を支持する中継基板と、を備えていてもよく、前記ドリフト電極は、前記電子検出器と対向するよう前記補助ドリフト電極に取り付けられていてもよく、前記中継基板は、前記第2部上に配置されていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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