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公開番号
2025061010
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-10
出願番号
2025001662,2022537407
出願日
2025-01-06,2020-12-21
発明の名称
マルチビーム光コヒーレンストモグラフィのためのシステム、方法及び媒体
出願人
ザ ジェネラル ホスピタル コーポレイション
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G01N
21/17 20060101AFI20250403BHJP(測定;試験)
要約
【課題】マルチビーム光コヒーレンストモグラフィのためのシステム、方法及び媒体を提供する。
【解決手段】当該システム、方法及び媒体は、光源102と、複数の各導波体に光の一部分を出力するスプリッタ108と、導波体から光を受け取って当該光をビームとして送り、試料116における横方向の複数の位置に同時に当て、横方向の複数の位置から後方散乱光を収集する光学部品と、参照アームの導波体に光の一部分を参照光サンプルとして出力する他のスプリッタ122と、後方散乱光サンプルと参照光サンプルとを受け取り、各後方散乱サンプルを対応する参照サンプルと合波して干渉縞を出力するミキサ130と、干渉縞を受け取り、試料における横方向の各位置の構造を示すOCT信号を出力する検出器134と、を備えている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
光源に光学的に結合されるように構成されたサンプルアームと、前記光源に光学的に結合されるように構成された参照アームとを備えた、マルチビーム光コヒーレンストモグラフィのためのシステムであって、
前記サンプルアームは、
前記光源に光学的に結合された近位端と、遠位端と、を有する第1の光ファイバと、
前記第1の光ファイバの遠位端に光学的に結合されると共に、n個の光ファイバを有する第1の複数の各光ファイバの近位端に光学的に結合された第1のスプリッタと、
第1の複数の光学部品と、
を備えており、
前記第1の複数の光学部品は、
前記複数の各光ファイバから複数の各ビームを受け取り、
前記複数のビームを試料に向けて放射し、
前記試料から、空間的に分離した複数の後方散乱光サンプルであって各後方散乱光サンプルが前記第1の複数のビームのうち1つに対応する複数の後方散乱光サンプルを受け取り、
前記複数の後方散乱光サンプルを検出器に向けて送る
ように構成されており、
前記参照アームは、
前記光源に光学的に結合された近位端と、遠位端と、を有する第2の光ファイバと、
前記第2の光ファイバの遠位端に光学的に結合されると共に、n個の光ファイバを有する第2の複数の各光ファイバの近位端に光学的に結合された第2のスプリッタと、
第2の複数の光学部品と、
を備えており、
前記第2の複数の光学部品は、
前記複数の各後方散乱光サンプルをそれぞれ、前記第2の複数の光ファイバのうち対応する光ファイバによって放射されたビームと合波して、複数の干渉縞を生じさせ、
前記複数の各干渉縞を、複数の検出チャネルを有する前記検出器の対応するチャネルにそれぞれ送る
ように構成されており、
前記検出器は、前記複数の後方散乱光サンプルが生成された複数の場所における前記試料の構造を示す光コヒーレンストモグラフィデータを出力するように構成されている
ことを特徴とするシステム。
続きを表示(約 1,800 文字)
【請求項2】
前記光源は波長掃引レーザである、
請求項1記載のシステム。
【請求項3】
前記光源は波長ステップ周波数コム光源である、
請求項1記載のシステム。
【請求項4】
前記サンプルアームはさらに、
前記第1の複数の光ファイバの各光ファイバの遠位端に機械的に結合された第1の空間分離器
を備えている、
請求項1~3のいずれか1項記載のシステム。
【請求項5】
前記第1の空間分離器はV溝アセンブリを有する、
請求項4記載のシステム。
【請求項6】
前記参照アームはさらに、
前記第2の複数の光ファイバの各光ファイバの遠位端に機械的に結合された第2の空間分離器
を備えている、
請求項1~3のいずれか1項記載のシステム。
【請求項7】
前記特定のスペクトル範囲の中心は1300nmにある、
請求項1記載のシステム。
【請求項8】
前記第1のスプリッタは、前記第1の光ファイバから光を受け取り、受け取った当該光をn個の出力に分割するプレーナ光波回路スプリッタを有する、
請求項1記載のシステム。
【請求項9】
前記第1の複数の光学部品は、
前記第1の複数の光ファイバに光学的に結合された第1面と、第2面と、を有する第1のレンズであって、前記第1のレンズの焦点距離に相当する第1の焦点距離で前記複数のビームを集光するように構成された第1のレンズと、
前記第1のレンズの第2面から受け取った光を第2のレンズの第1面に向けて偏向し、前記第2のレンズの第1面から受け取った光を前記第1のレンズの第2面に向けて偏向する表面と、
第1面が前記表面に光学的に結合された前記第2のレンズであって、前記表面から受け取った光を前記試料に向けて送ると共に前記試料から前記複数の後方散乱光サンプルを受け取る第2面を有する前記第2のレンズと、
を有する、
請求項1~3、6、7のいずれか1項記載のシステム。
【請求項10】
前記第1の複数の光学部品は、
前記第1の複数の光ファイバに光学的に結合された第1面と、第2面と、を有する第3のレンズであって、前記第3のレンズの焦点距離に相当する第1の焦点距離で前記複数のビームを集光するように構成された第3のレンズと、
第1のポート、第2のポート、及び第3のポートを備えた偏光ビームスプリッタであって、第1の偏光を有する光を透過し、第2の偏光を有する光を偏向する第1の境界面を有する偏光ビームスプリッタと、
を備えており、
前記ビームスプリッタは、前記第1のポートで受け取った前記第1の偏光を有する光を前記第2のポートへ透過させ、前記第2のポートで受け取った前記第2の偏光を有する光を前記第3のポートに向けて偏向し、
前記第1のポートは、前記第3のレンズから前記複数のビームを受け取るように前記第3のレンズの第2面に光学的に結合されており、
前記第2のポートは、前記複数のビームを第4のレンズに向けて放射すると共に前記第4のレンズから複数の後方散乱光サンプルを受け取るように前記第4のレンズの第1面に光学的に結合されており、
前記第3のポートは、前記複数のサンプルを第5のレンズに向けて放射するように構成されており、
前記第4のレンズの第1面は前記第2のポートに光学的に結合されていると共に、前記第4のレンズは第2面を有し、
前記ビームスプリッタはさらに、前記第4のレンズの第2面と前記第1のレンズの第1面とに光学的に結合された1/4波長板を備えており、
前記第1のレンズの第1面は前記1/4波長板に光学的に結合されており、
前記第5のレンズは、前記偏光ビームスプリッタの第3のポートに光学的に結合された
第1面と、第3の複数の光ファイバに光学的に結合された第2面と、を有し、
前記第1の複数の光ファイバ及び前記第3の複数の光ファイバの向きは、当該第1の複数の各光ファイバから放射された光が当該第3の複数の光ファイバのうち各対応する光ファイバへ送られる向きにされている、
請求項9記載のシステム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
<関連出願の相互参照>
本願は、米国仮出願第62/951,710号(出願日:2019年12月20日)に基づくものであり、その利益を主張すると共に同仮出願に係る優先権を主張するものである。同仮出願の記載内容は全て、参照により本願の記載内容に含まれる。
続きを表示(約 2,000 文字)
【0002】
<連邦政府の支援による研究に関する言明>
本発明は、アメリカ国立衛生研究所により承認された承認番号P41EB015903の政府支援によりなされたものである。政府は本発明について一定の権利を有する。
【背景技術】
【0003】
一般に、光コヒーレンストモグラフィ(OCT)システムのイメージング速度は、OCTシステムの性能と直接的な相関関係にある。イメージング速度を上げることにより、OCTシステムが探索できる領域が拡大し、試料の動きをOCTがカバーすることができ、血管造影イメージングコントラストを可能にするオーバーサンプリング技術を実現することができる。OCTイメージング速度を上げるための直感的な一アプローチは、掃引波長方式のOCTシステムにおいて光源の掃引速度を引き上げることである。しかし、サンプリング速度を1メガヘルツ(MHz)超に引き上げる取り組みは困難であることが分かって
いる。
【0004】
システムの実効サンプリング速度を増加させる別の手法は、ビームの数を増加し、及び/又は拡張したビームを使用して、横方向において試料に沿って延在する1つのビーム及び/又はビームのセットにより複数の横方向位置を同時にイメージングするというものである。かかるアプローチでは、複数の横方向位置は並列したイメージングチャネルを使用して同時に検出され、これにより、複数ビーム及び/又は拡張したビームからの情報を取得して、イメージング速度の効果的な引き上げを図ることができる。
【0005】
ビームの回数を増やすための過去の取り組みでは、イメージングチャネルごとに別々の干渉計を使用し、このことにより本アプローチのスケーラビリティはごく少数のチャネルに限定され、システムの複雑性が増大してしまう。他に、集積フォトニックデバイスを用いたマルチビーム干渉計の使用を試みた取り組みもあるが、チャネルごとの光学遅延を正確に制御するためには、チャネル情報を深さ符号化するためのデバイスの膨大な手作業及び/又は微細加工が必要となる。
【0006】
従って、マルチビーム光コヒーレンストモグラフィのための新規のシステム、方法及び媒体が望まれる。
【発明の概要】
【0007】
本願開示の主題の一部の実施形態では、マルチビーム光コヒーレンストモグラフィのためのシステム、方法及び媒体が提供される。
【0008】
本願開示の主題の一部の実施形態ではマルチビーム光コヒーレンストモグラフィのためのシステムが提供され、本システムは、
光源に光学的に結合されるように構成されたサンプルアームと、前記光源に光学的に結合されるように構成された参照アームとを備えており、前記サンプルアームは、前記光源に光学的に結合された近位端と、遠位端と、を有する第1の光ファイバと、前記第1の光
ファイバの遠位端に光学的に結合されると共に、n個の光ファイバを有する第1の複数の各光ファイバの近位端に光学的に結合された第1のスプリッタと、第1の複数の光学部品と、を備えており、前記第1の複数の光学部品は、前記複数の各光ファイバから複数の各ビームを受け取り、前記複数のビームを試料に向けて放射し、前記試料から、空間的に分離した複数の後方散乱光サンプルであって各後方散乱光サンプルが前記第1の複数のビームのうち1つに対応する複数の後方散乱光サンプルを受け取り、前記複数の後方散乱光サンプルを検出器に向けて送るように構成されており、前記参照アームは、前記光源に光学的に結合された近位端と、遠位端と、を有する第2の光ファイバと、前記第2の光ファイバの遠位端に光学的に結合されると共に、n個の光ファイバを有する第2の複数の各光ファイバの近位端に光学的に結合された第2のスプリッタと、第2の複数の光学部品と、を備えており、前記第2の複数の光学部品は、前記複数の各後方散乱光サンプルをそれぞれ、前記第2の複数の光ファイバのうち対応する光ファイバによって放射されたビームと合波して、複数の干渉縞を生じさせ、前記複数の各干渉縞を、複数の検出チャネルを有する前記検出器の対応するチャネルにそれぞれ送るように構成されており、前記検出器は、前記複数の後方散乱光サンプルが生成された複数の場所における前記試料の構造を示す光コヒーレンストモグラフィデータを出力するように構成されている。
【0009】
一部の実施形態では、前記光源は波長掃引レーザである。
【0010】
一部の実施形態では、前記波長掃引レーザは125kHzのAスキャンレートで動作する。
(【0011】以降は省略されています)
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