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公開番号2025061506
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-10
出願番号2025008081,2021135896
出願日2025-01-20,2021-08-23
発明の名称放射線検出器
出願人富士フイルム株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類G01T 1/20 20060101AFI20250403BHJP(測定;試験)
要約【課題】可撓性を有し、かつ高鮮鋭な放射線透過画像を得ることができる放射線検出器を提供する。
【解決手段】放射線が入射される第1の面、及び前記第1の面と反対側の第2の面を有し、かつ前記放射線を蛍光に変換するシンチレータと、前記シンチレータにおける前記第2の面の側に設けられ、かつ前記シンチレータにより変換された前記蛍光を受光する受光面を有するセンサと、前記シンチレータにより変換された前記蛍光を反射若しくは吸収する複数の部材と、を備え、前記シンチレータ及び前記センサは、第1の方向に湾曲状態が可変であり、前記複数の部材の各々は、前記受光面と平行であり、かつ前記第1の方向と交差する第2の方向を長手方向とする細長形状を有し、かつ前記シンチレータ内の前記第1の面よりも前記第2の面に近い位置に設けられている、放射線検出器。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
放射線が入射される第1の面、及び前記第1の面と反対側の第2の面を有し、かつ前記放射線を蛍光に変換するシンチレータと、
前記シンチレータにおける前記第2の面の側に設けられ、かつ前記シンチレータにより変換された前記蛍光を受光する受光面を有するセンサと、
前記シンチレータにより変換された前記蛍光を反射若しくは吸収する複数の部材と、
を備え、
前記シンチレータ及び前記センサは、所定の方向に湾曲状態が可変であり、
前記複数の部材の各々は、前記センサの前記受光面と交差する方向を長手方向とする細長形状を有し、かつ前記シンチレータ内の前記第1の面よりも前記第2の面に近い位置に設けられている、
放射線検出器。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
放射線が入射される第1の面、及び前記第1の面と反対側の第2の面を有し、かつ前記放射線を蛍光に変換するシンチレータと、
前記シンチレータにおける前記第2の面の側に設けられ、かつ前記シンチレータにより変換された前記蛍光を受光する受光面を有するセンサと、
前記シンチレータにより変換された前記蛍光を反射若しくは吸収する複数の部材と、
を備え、
前記シンチレータ及び前記センサは、第1の方向に湾曲状態が可変であり、
前記複数の部材の各々は、前記受光面と平行であり、かつ前記第1の方向と交差する第2の方向を長手方向とする細長形状を有し、かつ前記シンチレータ内の前記第1の面よりも前記第2の面に近い位置に設けられている、
放射線検出器。
【請求項3】
前記センサは、複数の画素の各々に対して設けられたセンサ部を有し、
前記複数の部材は、前記画素のピッチよりも短い間隔で配置されている
請求項1または請求項2に記載の放射線検出器。
【請求項4】
前記複数の部材の各々は、前記センサの前記受光面に接して設けられている
請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の放射線検出器。
【請求項5】
前記複数の部材における前記受光面と交差する方向の長さは、前記複数の部材同士の間隔以上である
請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の放射線検出器。
【請求項6】
前記複数の部材における前記受光面と交差する方向の長さは、画素毎の前記受光面の長さ以下である
請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の放射線検出器。
【請求項7】
前記放射線が照射されることにより二次電子を放出する粒状の複数の蛍光フィルタ材が、前記シンチレータ内の前記第1の面側に設けられている、
請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の放射線検出器。
【請求項8】
前記湾曲状態は、険査対象物の外形に沿って湾曲が可変である
請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の放射線検出器。
【請求項9】
前記湾曲状態は、険査対象物の外形に沿って湾曲が可変である
請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の放射線検出器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、放射線検出器に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
一般に、放射線源から照射され、撮影対象を透過した放射線を放射線検出器により検出することにより、撮影対象の放射線透過画像を撮影する放射線透過画像撮影装置が知られている。また、放射線透過画像として、高鮮鋭な画像を撮影するための技術が知られている。例えば、特許文献1には、放射線を蛍光に変換するシンチレータとして、蛍光を受光するセンサが設けられたセンサ基板上に隔壁を設け、隔壁により区画されたセル内に蛍光体を充填したシンチレータパネルを放射線検出器に用いる技術が開示されている。特許文献1に記載の技術によれば、シンチレータによりより放射線から変換された蛍光が散乱するのを隔壁により抑制し、蛍光をセンサに導くことができるため、高鮮鋭な放射線透過画像を得ることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開2016/021540号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、一般に放射線を用いた非破壊検査が行われている。この非破壊検査に関する技術として、検査対象の鋼管の溶接部の外周に放射線検出器を巻き付け、かつ鋼管の中心軸上に放射線源を配置した状態で放射線源から放射線を照射し、放射線検出器により生成される放射線透過画像を取得することが行われている。この非破壊検査では、鋼管の外周に放射線検出器を巻き付けるため、放射線検出器を湾曲させる必要がある。そのため、可撓性を有する放射線検出器が望まれている。
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、隔壁が邪魔となり放射線検出器を十分に湾曲させることができず、可撓性を有する放射線検出器を得られない場合がある。
【0006】
本開示は、以上の事情を鑑みてなされたものであり、可撓性を有し、かつ高鮮鋭な放射線透過画像を得ることができる放射線検出器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本開示の第1の態様の放射線検出器は、放射線が入射される第1の面、及び第1の面と反対側の第2の面を有し、かつ放射線を蛍光に変換するシンチレータと、シンチレータにおける第2の面の側に設けられ、かつシンチレータにより変換された蛍光を受光する受光面を有するセンサと、シンチレータにより変換された蛍光を反射若しくは吸収する複数の部材と、を備え、シンチレータ及びセンサは、所定の方向に湾曲状態が可変であり、複数の部材の各々は、センサの受光面と交差する方向を長手方向とする細長形状を有し、かつシンチレータ内の第1の面よりも第2の面に近い位置に設けられている。
【0008】
また、上記目的を達成するために、本開示の第2の態様の放射線検出器は、第1の態様の放射線検出器において、 放射線が入射される第1の面、及び第1の面と反対側の第2の面を有し、かつ放射線を蛍光に変換するシンチレータと、シンチレータにおける第2の面の側に設けられ、かつシンチレータにより変換された蛍光を受光する受光面を有するセンサと、シンチレータにより変換された蛍光を反射若しくは吸収する複数の部材と、を備え、シンチレータ及びセンサは、第1の方向に湾曲状態が可変であり、複数の部材の各々は、受光面と平行であり、かつ第1の方向と交差する第2の方向を長手方向とする細長形状を有し、かつシンチレータ内の第1の面よりも第2の面に近い位置に設けられている。
【0009】
また、本開示の第3の態様の放射線検出器は、第1の態様または第2の態様の放射線検出器において、センサは、複数の画素の各々に対して設けられたセンサ部を有し、複数の部材は、画素のピッチよりも短い間隔で配置されている。
【0010】
また、本開示の第4の態様の放射線検出器は、第1の態様から第3の態様のいずれか1態様の放射線検出器において、センサは、複数の画素の各々に対して設けられたセンサ部を有し、複数の部材は、画素のピッチよりも短い間隔で配置されている。
(【0011】以降は省略されています)

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