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公開番号2025059921
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-10
出願番号2023170322
出願日2023-09-29
発明の名称携帯端末及び水深推定方法
出願人株式会社NTTドコモ
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G01C 13/00 20060101AFI20250403BHJP(測定;試験)
要約【課題】 自端末の水密性に関わらず適切に水深を推定できる携帯端末及び水深推定方法を提供する。
【解決手段】 携帯端末5は、密閉された硬質な別体の容器の内部に収容される筐体6と、前記筐体6内に収容され、前記容器20が水中に配置されるときに前記容器20の内部の気圧を測定する気圧センサ13と、筐体6内に収容され、気圧センサ13によって測定された気圧に基づいて、自端末の水深を推定する推定部15と、を備える。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
密閉された硬質な別体の容器の内部に収容される筐体と、
前記筐体内に収容され、前記容器が水中に配置されるときに前記容器の内部の気圧を測定する気圧センサと、
前記筐体内に収容され、前記気圧センサによって測定された気圧に基づいて、自端末の水深を推定する推定部と、
を備える、携帯端末。
続きを表示(約 550 文字)【請求項2】
所定の複数の水深と、前記複数の水深ごとに前記気圧センサによって測定された前記容器の内部の気圧とに基づいて、気圧から水深を推定する推定モデルを生成する生成部を備え、
前記推定部は、前記生成部によって生成された前記推定モデルと、前記気圧センサによって測定された気圧に基づいて、自端末の水深を推定する、
請求項1に記載の携帯端末。
【請求項3】
前記推定モデルは、線形回帰モデルである請求項2に記載の携帯端末。
【請求項4】
請求項1に記載の携帯端末を準備する工程と、
密閉された硬質な容器の内部に前記携帯端末を収容する工程と、
前記収容する工程の後、前記容器を水中に配置する工程と、
前記配置する工程中に前記携帯端末によって前記容器の内部の気圧を測定する工程と、
前記測定する工程において測定された気圧に基づいて、前記携帯端末によって前記携帯端末の水深を推定する工程と、
を含む、水深推定方法。
【請求項5】
前記収容する工程の後、前記容器の内部の圧力を減圧する工程と、
前記配置する工程は、前記減圧する工程の後に行われる、
請求項4に記載の水深推定方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、水深を推定する携帯端末及び水深推定方法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、気圧センサによって検出された気圧値に基づいて、筐体の水深値を算出するデジタルカメラが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このデジタルカメラは、筐体と、防水通気膜と、気圧センサと、コントローラとを備える。防水通気膜は、筐体の内外に連通する通気孔を塞いでいる。防水通気膜は、通気孔からの水の侵入を抑止すると共に、通気性を有する材料によって構成される。大気中では、防水通気膜の通気性により、筐体の内圧も大気圧に追従する。
【0003】
水深が深くなるにつれて高くなる水圧により、筐体は、徐々に体積が小さくなるように変形していく。この変形に伴って、筐体内の気圧が徐々に高くなる。気圧センサは、筐体内の気圧変化量を測定し、コントローラは、気圧変化量と水圧(水深)との関係に基づいて水深を推定する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2012-163938号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記のようなデジタルカメラでは、筐体は、水密構造を有する必要がある。さらに、気圧センサが空気中及び水面下において適切に動作するようにする必要があるため、上記のようなデジタルカメラは、防水通気膜を有する必要がある。このように、水中にも配置可能な構成を有する電子機器でなければ、水深を推定することができない。携帯端末に対して水密構造等の特別なハードウェア上の構成を追加することなく、従来のスマートフォンなどの一般的な携帯端末によって水深を推定する構成が求められている。
【0006】
ところで、水密構造等の特別なハードウェア上の構成を必要としない携帯端末によって水深を測定することを検討した場合、当該携帯端末を防水ソフトケース内に収容して水密性を確保することが考えられる。しかし、一般的な携帯端末は、大気中での使用を意図して製造されている場合が多く、当該携帯端末に備わる気圧センサによって測定可能な気圧の上限値は、大気圧よりわずかに高い値に設定されるに留まる。携帯端末を水面下に位置させた場合、水深が深くなるにつれて、防水ソフトケースは大きく変形してしまうため、防水ソフトケース内での圧力の変化が大きくなる。このため、浅い水深であっても、防水ソフトケース内の気圧が当該気圧センサにおいて測定可能な気圧の上限値に達する可能性がある。よって、防水ソフトケース内に収容した電子機器では、深い水深を測定することが難しい可能性がある。
【0007】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、自端末の水密性に関わらず適切に水深を推定できる携帯端末及び水深推定方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の目的を達成するために、本発明に係る携帯端末は、密閉された硬質な別体の容器の内部に収容される筐体と、筐体内に収容され、容器が水中に配置されるときに容器の内部の気圧を測定する気圧センサと、筐体内に収容され、気圧センサによって測定された気圧に基づいて、自端末の水深を推定する推定部と、を備える。
【0009】
本発明に係る携帯端末では、水中に配置される容器が水深に応じた力で押圧されることで、携帯端末の気圧センサによって測定される気圧が変動する。これにより、推定部は、自端末の水深を推定することができる。また、本発明に係る携帯端末は、水密構造等の特別なハードウェア上の構成を有さなくても水深を推定できる。さらに、本発明に係る携帯端末を収容する容器は、硬質であることから、一般的なソフトケースに比べて剛性が高く、水圧の変化により大きく変形することが抑制される。このため、水深の増大に伴う容器の内部の気圧の上昇度合いが緩やかになるため、気圧センサが測定可能な気圧の上限に達しにくくなる。よって、携帯端末が水中深くに配置されていても、推定部は、適切に自端末の水深を推定することができる。
【0010】
本発明に係る水深推定方法は、上述の携帯端末を準備する工程と、密閉された硬質な容器の内部に前記携帯端末を収容する工程と、前記収容する工程の後、前記容器を水中に配置する工程と、前記配置する工程中に前記携帯端末によって前記容器の内部の気圧を測定する工程と、前記測定する工程において測定された気圧に基づいて、前記携帯端末によって前記携帯端末の水深を推定する工程と、を含む。
(【0011】以降は省略されています)

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