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公開番号2025059547
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-10
出願番号2023169692
出願日2023-09-29
発明の名称光ファイバリボンの検査方法および検査装置
出願人住友電気工業株式会社
代理人弁理士法人信栄事務所
主分類G01M 11/00 20060101AFI20250403BHJP(測定;試験)
要約【課題】連結樹脂の位置を精度よく検出できる光ファイバリボンの検査方法および検査装置を提供する。
【解決手段】複数の光ファイバ心線が並行に配列された状態で、連結樹脂により前記光ファイバ心線が長手方向に間欠的に連結された、光ファイバリボンの検査方法であって、前記光ファイバリボンを長手方向に走行させながら、前記光ファイバリボンの前記連結樹脂が設けられた面に光源から光を照射し、前記光源により出射されて前記面から反射された反射光に基づく画像を撮像装置により取得する工程と、前記画像に基づき前記連結樹脂の位置を検出する工程と、を含む光ファイバリボンの検査方法。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数の光ファイバ心線が並行に配列された状態で、連結樹脂により前記光ファイバ心線が長手方向に間欠的に連結された、光ファイバリボンの検査方法であって、
前記光ファイバリボンを長手方向に走行させながら、前記光ファイバリボンの前記連結樹脂が設けられた面に光源から光を照射し、前記光源により出射されて前記面から反射された反射光に基づく画像を撮像装置により取得する工程と、
前記画像に基づき前記連結樹脂の位置を検出する工程と、
を含む、光ファイバリボンの検査方法。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
検出された前記連結樹脂の位置が正常であるかを判定する工程を含む、請求項1に記載の光ファイバリボンの検査方法。
【請求項3】
前記撮像装置の撮像周期T[ms]、前記撮像装置の撮像範囲の前記長手方向の長さL[mm]、および前記光ファイバリボンの走行速度V[m/分]が、T<L/(V/60)の関係式を満足するように、前記撮像周期Tが設定される、請求項1または請求項2に記載の光ファイバリボンの検査方法。
【請求項4】
前記撮像周期Tの前後で撮像される撮像範囲の前記長手方向における重なり幅α[mm]を定数としたときに、T=(L-α)/(V/60)の関係式を満足するように、前記光ファイバリボンの走行速度Vに合わせて前記撮像周期Tを変化させる、請求項3に記載の光ファイバリボンの検査方法。
【請求項5】
前記撮像装置は、
前記光源から出射されて前記面に入射する入射光と前記面とのなす第一角度と、前記面で反射して前記撮像装置に入射する反射光と前記面とのなす第二角度とが同じになるように配置されている、請求項1または請求項2に記載の光ファイバリボンの検査方法。
【請求項6】
前記第二角度は、25°以上35°以下である、請求項5に記載の光ファイバリボンの検査方法。
【請求項7】
前記連結樹脂の位置を検出する工程において、隣り合う前記光ファイバ心線間からの反射光の強度が、前記長手方向における前後の部分よりも高い部分を、前記連結樹脂が形成されている部分であると判断する、請求項1または請求項2に記載の光ファイバリボンの検査方法。
【請求項8】
前記光ファイバリボンは、2本の光ファイバ心線と、前記2本の光ファイバ心線の周囲を長手方向にわたって連続して被覆する被覆樹脂と、を有するサブリボンを複数有し、前記サブリボンが並列に配置された状態で、隣り合う前記サブリボン同士が前記連結樹脂で前記長手方向に間欠的に連結されている、請求項1または請求項2に記載の光ファイバリボンの検査方法。
【請求項9】
複数の光ファイバ心線が並行に配列された状態で、連結樹脂により前記光ファイバ心線が長手方向に間欠的に連結された、光ファイバリボンの検査装置であって、
長手方向に走行する前記光ファイバリボンの前記連結樹脂が設けられた面に光を照射する光源と、
前記光源により出射されて前記面から反射された反射光に基づく画像を取得する撮像装置と、
前記画像に基づき前記連結樹脂の位置を検出する制御装置と、
を備える、光ファイバリボンの検査装置。
【請求項10】
前記制御装置は、検出された前記連結樹脂の位置が正常であるかを判定する、請求項9に記載の光ファイバリボンの検査装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、光ファイバリボンの検査方法および検査装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、連結部間の非連結部の長さなどを測定する間欠連結型の光ファイバリボンの検査方法を開示している。この検査方法では、段差部を有するガイドローラに光ファイバリボンを支持させて非連結部を分離させ、カメラにより光ファイバリボンの画像を取得し、当該画像からエッジ間隔やエッジ本数等を測定している。
【0003】
特許文献2は、カメラで光ファイバリボンの幅方向の1次元の画像を撮影し、それを蓄積して2次元画像を作成し、当該2次元画像から連結部を検査する間欠連結型の光ファイバリボンの検査方法を開示している。この検査方法では、光ファイバリボンはカメラと照明装置との間に配置されており、光ファイバリボン越しに照明光(漏洩光)を検出し、幅方向に沿った光量分布を測定している。また、段差部を有するガイドローラに光ファイバリボンを支持させて非連結部を分離させている。
【0004】
特許文献3は、フラットケーブルの透過画像をCCDカメラで撮影して導体および絶縁被覆の状態をフラットケーブルの長手方向に亘って検査するフラットケーブルの検査方法を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2012-042354号公報
特開2017-125780号公報
特開2002-304922号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記のように透過光を用いて間欠連結型の光ファイバリボンを検査する場合、連結樹脂は透明な樹脂であり光が透過しやすいので、連結樹脂を判別可能な、コントラストの高い画像を取得することが難しい。また、非連結部の画像を取得しやすいようにガイドローラを用いて非連結部を分離させる場合、非連結部で確実に光ファイバ間が開いていなければ、画像から非連結部を検出することが難しい。特に光ファイバリボンの走行速度が速くなると光ファイバリボンの振動によりガイドローラから浮き上がることがあり、段差や突起の効果が無くなる箇所が発生してしまう。
【0007】
本開示は、連結樹脂の位置を精度よく検出できる光ファイバリボンの検査方法および検査装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の光ファイバリボンの検査方法は、
複数の光ファイバ心線が並行に配列された状態で、連結樹脂により前記光ファイバ心線が長手方向に間欠的に連結された、光ファイバリボンの検査方法であって、
前記光ファイバリボンを長手方向に走行させながら、前記光ファイバリボンの前記連結樹脂が設けられた面に光源から光を照射し、前記光源により出射されて前記面から反射された反射光に基づく画像を撮像装置により取得する工程と、
前記画像に基づき前記連結樹脂の位置を検出する工程と、
を含む。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、連結樹脂の位置を精度よく検出できる光ファイバリボンの検査方法および検査装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本実施形態に係る光ファイバリボンの検査装置の構成を例示する模式図である。
図2は、光ファイバリボンの構成を例示する平面図である。
図3は、図2における線III-IIIに沿う断面を矢印方向から見た構成を例示する断面図である。
図4は、図2における線IV-IVに沿う断面を矢印方向から見た構成を例示する断面図である。
図5は、検査装置が組み込まれた光ファイバリボンの製造装置の構成を例示する模式図である。
図6は、光ファイバリボンの表面に対する撮像装置の撮像範囲(視野)を例示する図である。
図7は、光ファイバリボンの検査方法を例示するフローチャートである。
図8は、図2において二点鎖線で示される光ファイバリボンの領域の光ファイバリボンの画像を例示する図である。
図9は、図8に示される画像の位置P1における光ファイバリボンの幅方向に沿った輝度分布である。
図10は、図8の画像の位置P2における光ファイバリボンの幅方向に沿った輝度分布である。
図11は、連結樹脂の位置が所定の範囲にない場合の光ファイバリボンを例示する図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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