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公開番号2025057159
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-09
出願番号2023166850
出願日2023-09-28
発明の名称モータ、ファンモータ
出願人ニデック株式会社
代理人弁理士法人 佐野特許事務所
主分類H02K 7/08 20060101AFI20250402BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】組立後であってもロータの姿勢を安全に調整できる技術を提供する。
【解決手段】モータ101では、軸方向に延びる中心軸を中心として回転可能にロータ1が軸受32により支持される。ロータは、ロータ蓋部11と、第1突出部14と、を有する。ロータ蓋部は、径方向に広がる。第1突出部は、ロータ蓋部から軸方向一方に突出して中心軸に沿って延び、軸受により回転可能に支持される。軸受は、軸方向に延びる筒状であって、第1突出部を囲む。第1突出部の軸方向一方端部には、軸方向他方に延びる孔部141が配置される。孔部の軸方向長さは、第1突出部の軸方向長さの半分未満である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
軸方向に延びる中心軸を中心として回転可能にロータが軸受により支持されるモータであって、
前記ロータは、
径方向に広がるロータ蓋部と、
前記ロータ蓋部から軸方向一方に突出して前記中心軸に沿って延び、前記軸受により回転可能に支持される第1突出部と、
を有し、
前記軸受は、軸方向に延びる筒状であって、前記第1突出部を囲み、
前記第1突出部の軸方向一方端部には、軸方向他方に延びる孔部が配置され、
前記孔部の軸方向長さは、前記第1突出部の軸方向長さの半分未満である、モータ。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記第1突出部の軸方向一方端部に取り付けられる止め部と、
第1動圧溝及び第2動圧溝の少なくともどちらかの動圧溝と、
をさらに備え、
前記止め部は、前記第1突出部よりも軸方向一方に配置されて径方向に広がるフランジ部を有し、
前記動圧溝は、
周方向一方に向かうにつれて径方向内方に延びる第1溝と、
周方向一方に向かうにつれて径方向外方に延びる第2溝と、
を含み、
前記軸受の軸方向一方端面は、流体を介して前記フランジ部の軸方向一方端面と軸方向に対向し、
前記第1動圧溝は、前記軸受の軸方向一方端面と前記フランジ部の軸方向他方端面とのどちらかに配置され、
前記軸受の軸方向他方端面は、前記流体を介して前記ロータ蓋部の軸方向一方端面と軸方向に対向し、
前記第2動圧溝は、前記軸受の軸方向他方端面と前記ロータ蓋部の軸方向一方端面とのどちらかに配置される、請求項1に記載のモータ。
【請求項3】
前記ロータは、前記ロータ蓋部から軸方向一方に突出して、前記軸受の軸方向他方端部を囲む筒状の壁部をさらに有する、請求項1に記載のモータ。
【請求項4】
軸方向に延びて前記軸受を囲んで保持する筒状の軸受ホルダをさらに備え、
前記軸受ホルダは、前記壁部の少なくとも軸方向一方側をさらに囲む、請求項3に記載のモータ。
【請求項5】
前記ロータは、前記ロータ蓋部から軸方向他方に突出して前記中心軸に沿って延びる第2突出部をさらに有し、
軸方向から見て、前記第2突出部の外径は、前記第1突出部の外径よりも大きい、請求項1に記載のモータ。
【請求項6】
軸方向から見て、前記第2突出部の外径は、前記軸受の外径よりも大きい、請求項5に記載のモータ。
【請求項7】
請求項1に記載のモータを備える、ファンモータ。
【請求項8】
前記モータの前記ロータとともに前記中心軸を中心として回転可能なインペラをさらに備え、
前記ロータは、前記ロータ蓋部の径方向外端部から軸方向一方に延びるロータ筒部をさらに有し、
前記ロータ蓋部及び前記ロータ筒部には、前記インペラが固定される、請求項7に記載のファンモータ。
【請求項9】
請求項5に記載のモータと、
前記モータの前記ロータとともに前記中心軸を中心として回転可能であって、前記ロータの少なくとも前記ロータ蓋部に固定されるインペラと、
を備え、
前記インペラは、前記第2突出部を囲む円環形状であって前記ロータ蓋部の軸方向他方端面に配置されるインペラ蓋部を有し、
前記モータの前記第2突出部の軸方向他方端部は、前記インペラ蓋部の径方向内端部よりも軸方向他方に配置される、ファンモータ。
【請求項10】
軸方向において、前記ロータ蓋部の上面は、前記中心軸を囲む円環形状の隙間を空けて前記インペラと対向する請求項8又は請求項9に記載のファンモータ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、モータ、ファンモータに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ロータとともに動翼が周方向に回転可能なファンモータが知られている。たとえば、ファンモータは、軸受装置と、動翼のような複数のファンと、該ファンを回転部材とともに回転させるための駆動部と、を有する。軸受装置は、ロータのような回転部材と、軸受と、を有する。複数のファンは、回転部材に設けられる。回転部材は、ハブ部と、軸部と、を有する。軸部は、ハブ部と一体に形成され、軸受の内周に挿入される。駆動部は、固定側のコイルと、回転側のハブ部に固定されたマグネットと、を有する。回転部材は、コイルとの間の励磁力でマグネットが回転することにより、軸受に対して相対回転する(特開2015-064019号公報参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-064019号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特開2015-064019号公報では、回転部材の軸部は、軸方向に延びる筒状である。そのため、たとえばファンモータの組立後に、回転バランスの調整などを行うために、外力を加えて回転部材の姿勢を調整しようとすると、軸部の強度及び剛性の不足によって軸部が変形する虞がある。つまり、組立後では、回転部材の姿勢を調整し難い場合がある。
【0005】
本発明は、組立後であってもロータの姿勢を安全に調整できる技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の例示的なモータでは、軸方向に延びる中心軸を中心として回転可能にロータが軸受により支持される。前記ロータは、ロータ蓋部と、第1突出部と、を有する。前記ロータ蓋部は、径方向に広がる。前記第1突出部は、前記ロータ蓋部から軸方向一方に突出して前記中心軸に沿って延び、前記軸受により回転可能に支持される。前記軸受は、軸方向に延びる筒状であって、前記第1突出部を囲む。前記第1突出部の軸方向一方端部には、軸方向他方に延びる孔部が配置される。前記孔部の軸方向長さは、前記第1突出部の軸方向長さの半分未満である。
【0007】
本発明の例示的なファンモータは、上記モータを備える。
【発明の効果】
【0008】
本発明の例示的なモータ、ファンモータによれば、組立後であってもロータの姿勢を安全に調整できる技術を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、ファンモータの構成例を示す断面図である。
図2は、ファンモータの外観を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に図面を参照して例示的な実施形態を説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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