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公開番号2025053634
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-07
出願番号2023162677
出願日2023-09-26
発明の名称積層体、太陽光発電システム
出願人積水化学工業株式会社
代理人弁理士法人三枝国際特許事務所
主分類H02S 30/00 20140101AFI20250331BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】設置面と太陽光発電装置の底部を構成するバックシートとを備える積層体であって、設置面とバックシートとの間に隙間が生じにくい積層体を提供する。
【解決手段】本発明の積層体1は、設置面3と、弾性体4と、太陽光発電装置5の底部を構成するバックシート6とを備える。弾性体4は、設置面3に載置された状態で固定される。バックシート6は、弾性体4の上面に載置された状態で固定される。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
設置面と、
弾性体と、
太陽光発電装置の底部を構成するバックシートとを備え、
前記弾性体は前記設置面に載置された状態で固定され、
前記バックシートは前記弾性体の上面に載置された状態で固定される積層体。
続きを表示(約 830 文字)【請求項2】
前記弾性体の縦弾性率は、0.1MPa以上1000MPa以下である請求項1に記載の積層体。
【請求項3】
前記バックシートの横弾性率Eaと前記弾性体の横弾性率Ebの比率(Eb/Ea)が0.002以上0.1以下である請求項1に記載の積層体。
【請求項4】
前記弾性体の横弾性率は、0.05MPa以上1000MPa以下である請求項1に記載の積層体。
【請求項5】
前記設置面は繊維含有シートによって構成されており、
前記弾性体を介する前記繊維含有シートと前記バックシートのせん断剥離強度は、0.1N/cm以上である請求項1に記載の積層体。
【請求項6】
前記設置面は繊維含有シートによって構成されており、
前記弾性体の線膨張係数は、前記繊維含有シートの線膨張係数よりも大きく、前記バックシートの線膨張係数よりも小さい請求項1に記載の積層体。
【請求項7】
前記太陽光発電装置は、前記バックシートと、発電部と、バリアシートと、封止剤とを備え、
前記バリアシートは、前記太陽光発電装置の厚さ方向において、前記バックシートとは反対側に配置され、
前記発電部は、光起電力効果を利用した光電変換素子である発電セルを備えており、前記バックシートと前記バリアシートとの間に配置され、
前記封止剤は、前記バリアシートと前記バックシートとの間における前記発電部の周囲の空間に充填され、
前記封止剤の横弾性率は、0.01MPa以上500MPa以下である請求項1に記載の積層体。
【請求項8】
設置面と、
弾性体と、
太陽光発電装置とを備え、
前記弾性体は前記設置面に載置された状態で固定され、前記太陽光発電装置の底部を構成するバックシートは前記弾性体の上面に載置された状態で固定される太陽光発電システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、設置面と太陽光発電装置の底部を構成するバックシートとを備える積層体、及び設置面と太陽光発電装置とを備える太陽光発電システムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
近年、図1及び図2に示すように、地面2に繊維含有シート400を載置し、且つ、当該繊維含有シート400の上面に太陽光発電装置401を載置することが行われている。特許文献1には 上記の繊維含有シート400として防草用途の不織布を使用することが開示されている。また、特許文献2には、太陽電池積層体100を舗装道路1に接着層5を介して貼付けて使用することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実用新案登録 第3232136号
特開2013―38228号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで上記従来の繊維含有シート400や舗装道路1等の設置面は、一般的に、繊維により強化されていたり、アスファルト等で舗装されていたりすることで、線膨張係数が低い。一方、太陽光発電装置401の底部を構成するバックシート402及び太陽電池積層体100は、太陽光発電装置のフレキシブル性を確保すること等を目的として、通常、繊維強化等されておらず、線膨膨張係数が高い。このため太陽光発電装置401のバックシート402及び太陽電池積層体100には、温度変化によって設置面(繊維含有シート400或いは舗装道路1)とは異なる熱伸縮が生じていた。
【0005】
図1に示すように接着剤403によって繊維含有シート400と太陽光発電装置401のバックシート402とを接着する場合には、上記の熱伸縮の差異から繊維含有シート400とバックシート402との間に大きなせん断応力が発生する。このため、バックシート402が繊維含有シート400から剥離して、繊維含有シート400とバックシート402との間に隙間が生じて、長期間安定的に太陽光発電装置401を固定することが困難であった。本事象は、アスファルト、金属、硬質樹脂、セラミック等からなる設置面に太陽光発電装置401が載置される場合であっても同様に生じ得る。
【0006】
また図2に示すように、太陽光発電装置401及び繊維含有シート400を貫通する杭404などの固定手段によって、太陽光発電装置401と繊維含有シート400とを部分的に固定する場合には、繊維強化シート400とバックシート402との間に生じる隙間に風が入り込むことで、太陽光発電装置401が振動して、太陽光発電装置401の発電効率の低下や発電セル・配線の破損が生じていた。
【0007】
さらに、近年の技術進捗に伴って、太陽光発電装置は軽量が故に大型化が検討されている。従来のリジッドな太陽光発電装置は、大型化すると重量により施工・作業・運搬性が低下する。このため、フレキシブルな太陽光発電装置を大型化することが求められている。しかしながら、フレキシブルな太陽光発電装置を大型化する場合には、リジッドな太陽光発電装置を大型化する場合に比して、シート全体での熱伸縮による変形が大きく、当該熱伸縮による変形は、フレキシブルな樹脂素材が主に使用されるバックシートにおいて特に顕著に生じる。
【0008】
本発明は、上記事項に鑑みてなされたものであって、その目的は、設置面と太陽光発電装置の底部を構成するバックシートとを備える積層体であって、設置面とバックシートとの間に隙間が生じにくい積層体を提供することを目的とする。
【0009】
また本発明のさらなる目的は、設置面とバックシートによって底部が構成された太陽光発電装置とを備える太陽光発電システムであって、設置面とバックシートとの間に隙間が生じにくい太陽光発電システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するため、本発明は、次の項に記載の主題を包含する。
(【0011】以降は省略されています)

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