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公開番号
2025051118
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-04
出願番号
2023160048
出願日
2023-09-25
発明の名称
異常ネルンスト効果材の製造方法、熱電変換モジュールの製造方法、及び熱流センサの製造方法
出願人
三菱ケミカル株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H10N
15/20 20230101AFI20250328BHJP()
要約
【課題】少ない工程数で異常ネルンスト効果材を製造できる製造方法、並びにこれを用いた熱電変換モジュールの製造方法及び熱流センサの製造方法を提供する。
【解決手段】基材上に、異常ネルンスト効果を示す金属材料の膜を、磁場下での湿式めっきにより形成する異常ネルンスト効果材の製造方法であって、基材101の表面に絶縁層102を形成する工程aと、絶縁層102の表面に接続層103を形成する工程bと、接続層103の表面に電極層104を形成する工程cと、電極層104の表面に磁場下での電気めっきにより金属材料の膜105を形成する工程(磁場下めっき工程)dと、を有する。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
基材上に、異常ネルンスト効果を示す金属材料の膜を、磁場下での湿式めっきにより形成する、異常ネルンスト効果材の製造方法。
続きを表示(約 440 文字)
【請求項2】
前記金属材料が、3Оe以上10kОe以下の保磁力を有する磁性体である、請求項1に記載の製造方法。
【請求項3】
前記磁性体が100℃以上のキュリー温度を有する、請求項2に記載の製造方法。
【請求項4】
前記湿式めっきが電気めっきである、請求項1に記載の製造方法。
【請求項5】
前記金属材料の膜を形成する前に、前記基材上に、前記基材側から、絶縁層、接続層及び電極層をこの順に形成する、請求項4に記載の製造方法。
【請求項6】
前記金属材料の膜の厚さが0.05μm以上3000μm以下である、請求項1に記載の製造方法。
【請求項7】
請求項1~6のいずれか1項に記載の製造方法により異常ネルンスト効果材を製造する工程を含む、熱電変換モジュールの製造方法。
【請求項8】
請求項7に記載の製造方法により熱電変換モジュールを製造する工程を含む、熱流センサの製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、異常ネルンスト効果材の製造方法、熱電変換モジュールの製造方法、及び熱流センサの製造方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
未利用の熱エネルギーを活用するために、熱電変換モジュールの開発が積極的に行われている。熱電変換モジュールとしては、温度勾配によって電圧を発生させることが可能なゼーベック効果(Seebeck Effect)を利用した熱電変換モジュールがよく知られている。
【0003】
ゼーベック効果では、温度勾配と同じ方向に電圧が生じることから、ゼーベック効果を利用した熱電変換モジュールは複雑な3次元構造となる。そのため、ゼーベック効果を利用した熱電変換モジュールは大面積化やフィルム化が困難である。また、ゼーベック効果を利用した熱電変換モジュールは、希少性の高い材料が用いられており、製造コストが高いという課題がある。また、毒性の観点においても課題がある。
【0004】
近年、異常ネルンスト効果(Anomalous Nernst Effect)により起電力を生じる異常ネルンスト効果材を用いた熱電変換モジュールが提案されている。異常ネルンスト効果とは、磁性体に熱流を流して温度差が生じたときに、磁化方向と温度勾配の双方に直交する方向に電圧が生じる現象である。
【0005】
異常ネルンスト効果では、温度勾配に直交する方向に電圧が生じることから、異常ネルンスト効果を利用した熱電変換モジュールは、熱源に沿うように展開することができ、大面積化及びフィルム化がしやすいという利点がある。
【0006】
異常ネルンスト効果は、Co
2
MnGa、Fe
3
Ga、Fe
3
Al、Mn
3
Ge、Mn
3
Sn、Mn
2
Ga、MnGe、Co、Fe、Nd
2
Mo
2
O
7
、Pt/Fe多層膜、L1-FePt合金など様々な材料で報告されている。
【0007】
非特許文献1では、基材上にCoやFeをスパッタ法により成膜し、外部磁場により磁化を導入して異常ネルンスト効果材としている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0008】
T.C.Chuangら,Phys.Rev.B,96,174406(2017)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかし、非特許文献1に記載の方法は、成膜工程と磁化の導入工程の2工程以上が必要であり、工程数が多い。また、スパッタ法では、平坦な基材上にしか均一な厚さの膜を成膜できない。曲面を有する異常ネルンスト効果材を製造しようとすると、平坦な基材上に成膜した後、基材を曲げる必要があり、工程数がさらに増える。また、基材を曲げる際に基材から膜の一部が剥離するおそれもある。
【0010】
本発明は、少ない工程数で異常ネルンスト効果材を製造できる製造方法、並びにこれを用いた熱電変換モジュールの製造方法及び熱流センサの製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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