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公開番号
2025049940
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-04
出願番号
2023158473
出願日
2023-09-22
発明の名称
細胞剥離装置及び細胞剥離方法
出願人
キヤノン株式会社
,
キヤノンメディカルシステムズ株式会社
代理人
弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
主分類
C12M
1/00 20060101AFI20250327BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約
【課題】細胞を簡便に剥離すること。
【解決手段】実施形態に係る細胞剥離装置は、培養容器と、吐出部とを具備する。培養容器は、細胞を培養する。吐出部は、前記培養容器内の液体に浸らない位置に設けられ、前記培養容器の培養面に向けて複数の液滴を吐出することにより、前記細胞を前記培養面から剥離する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
細胞を培養する培養容器と、
前記培養容器内の液体に浸らない位置に設けられ、前記培養容器の培養面に向けて複数の液滴を吐出することにより、前記細胞を前記培養面から剥離する吐出部と、
を具備する細胞剥離装置。
続きを表示(約 820 文字)
【請求項2】
前記吐出部は、前記細胞の表面のうち空気との接触部分に対して、前記複数の液滴を吐出する、請求項1に記載の細胞剥離装置。
【請求項3】
前記複数の液滴の平均粒径は、100μm以上500μm以下である、請求項1に記載の細胞剥離装置。
【請求項4】
前記複数の液滴の平均速度は、5km/h以上50km/h以下である、請求項1に記載の細胞剥離装置。
【請求項5】
前記複数の液滴の平均運動エネルギーは、5.0×10
-13
J以上6.3×10
-9
J以下である、請求項1に記載の細胞剥離装置。
【請求項6】
1回の吐出による前記複数の液滴の総吐出量は、3.0mL以下である、請求項1に記載の細胞剥離装置。
【請求項7】
1回の吐出による前記複数の液滴の吐出時間は、0.2秒以下である、請求項1に記載の細胞剥離装置。
【請求項8】
前記培養面と前記吐出部との間の距離は、10mm以上50mm以下である、請求項1に記載の細胞剥離装置。
【請求項9】
前記吐出部に接続され、液体を貯留する貯留部と、
前記貯留部に貯留された前記液体に対して、運動エネルギーを伝達する伝達部と、
を更に具備し、
前記貯留部に貯留された前記液体は、前記伝達部により前記運動エネルギーが伝達された状態で、前記複数の液滴として前記吐出部により吐出される、
請求項1に記載の細胞剥離装置。
【請求項10】
前記貯留部は、前記吐出部に接続された一端部を有する中空かつ筒状のバレルであり、
前記伝達部は、前記バレルの内部に装着され、前記一端部に向けて前記液体を移動させるプランジャである、
請求項9に記載の細胞剥離装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書及び図面に開示の実施形態は、細胞剥離装置及び細胞剥離方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
細胞培養の過程では、培養容器の底面に接着した細胞を剥離する必要がある。例えば、技術者はセルスクレーパ又はピペットにより、手動かつ物理的に細胞を剥離する。しかしながら、手作業には、微生物による細胞の汚染(コンタミネーション)、機械的刺激による細胞の損傷(ダメージ)等のリスクが伴うため、無菌環境を確保して維持したうえで、熟練した技術者が細心の注意を払って剥離作業を行う必要がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-155869号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本明細書及び図面に開示の実施形態が解決しようとする課題の一つは、細胞を簡便に剥離することである。ただし、本明細書及び図面に開示の実施形態により解決しようとする課題は上記課題に限られない。後述する実施形態に示す各構成による各効果に対応する課題を他の課題として位置づけることもできる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
実施形態に係る細胞剥離装置は、培養容器と、吐出部とを具備する。培養容器は、細胞を培養する。吐出部は、前記培養容器内の液体に浸らない位置に設けられ、前記培養容器の培養面に向けて複数の液滴を吐出することにより、前記細胞を前記培養面から剥離する。
【図面の簡単な説明】
【0006】
第1実施形態に係る細胞剥離装置の構成例を示す模式図。
第1実施形態に係る細胞剥離装置の動作例を示すフローチャート。
第1実施形態に係る細胞剥離装置の動作例を示す模式図。
第1実施形態に係る実験条件ごとの細胞剥離結果を示す図。
第2実施形態に係る細胞剥離装置の構成例を示す模式図。
第2実施形態に係る細胞剥離装置の動作例を示すフローチャート。
第2実施形態に係る細胞剥離装置の動作例を示す模式図。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、図面を参照しながら各実施形態について説明する。以下の実施形態では、同一の参照符号を付した部分は同様の動作を行うと見なし、重複する説明を適宜、省略する。
【0008】
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る細胞剥離装置1の構成例を示す模式図である。本図は、細胞剥離装置1を水平方向から見て示す。細胞剥離装置1は、細胞を剥離するための装置である。細胞剥離装置1は、培養容器2、ノズル3、シリンジ4、押圧機構5、停止具6、支持枠7、載置具8、接続具9及び制御装置10を備える。
【0009】
培養容器2は、細胞Cを培養する容器である。培養容器2は、表面に付着した液体Lを浸透させない性質(不浸透性)の物質により形成される。当該物質の例は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ポリスチレン及びガラスを含む。培養容器2は、任意の大きさかつ任意の形状を有する。例えば、培養容器2は、直径35mm以上100mm以下の円形容器である。培養容器2は、培養部の一例である。
【0010】
細胞Cは、接着性タンパク質を介して培養容器2の表面に接着する細胞(接着細胞)である。細胞Cの例は、iPS(induced Pluripotent Stem)細胞、上皮細胞、内皮細胞、滑膜細胞、心筋細胞、筋芽細胞、線維芽細胞及び神経芽細胞を含む。細胞Cは、1つの細胞でもよいし、複数の細胞から成るコロニー(細胞塊)でもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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