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公開番号
2025047784
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-03
出願番号
2023156496
出願日
2023-09-21
発明の名称
成膜装置及び成膜方法
出願人
キヤノントッキ株式会社
代理人
弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類
C23C
14/50 20060101AFI20250326BHJP(金属質材料への被覆;金属質材料による材料への被覆;化学的表面処理;金属質材料の拡散処理;真空蒸着,スパッタリング,イオン注入法,または化学蒸着による被覆一般;金属質材料の防食または鉱皮の抑制一般)
要約
【課題】基板と静電チャックとが接触する前に、基板の除電を行うことが可能な技術を提供すること。
【解決手段】静電チャックに吸着された基板に蒸着物質を成膜する成膜装置では、静電チャックに基板が吸着される前の搬送経路上で、基板の吸着面を除電する除電装置を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
静電チャックに吸着された基板に蒸着物質を成膜する成膜装置であって、
前記静電チャックに前記基板が吸着される前の搬送経路上で、前記基板の吸着面を除電する除電手段
を備えることを特徴とする成膜装置。
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【請求項2】
前記除電手段には、イオン化を誘起する紫外光を、前記基板の吸着面に照射するイオナイザーが含まれることを特徴とする請求項1に記載の成膜装置。
【請求項3】
前記除電手段は、1×10
4
Ω以上、1×10
11
Ω未満の表面抵抗を有する静電気拡散性を有する物質から成形した部品を、前記搬送経路上で前記吸着面に接触させて、当該吸着面を除電することを特徴とする請求項1に記載の成膜装置。
【請求項4】
前記除電手段は、前記静電気拡散性を有する物質から成形した部品として、複数の突起形状を有する部品、または、二次元的な広がりを有するシート形状を有する部品を、前記搬送経路上で前記吸着面に接触させて、当該吸着面を除電することを特徴とする請求項3に記載の成膜装置。
【請求項5】
前記除電手段は、前記静電気拡散性を有する物質から成形した部品として、前記基板の周縁を支持する際に、前記基板の吸着面と接触する基板支持手段を備えることを特徴とする請求項3に記載の成膜装置。
【請求項6】
前記除電手段は、前記静電チャックに前記基板が吸着される前に、前記静電チャックの吸着面を除電することを特徴とする請求項1に記載の成膜装置。
【請求項7】
前記除電手段には、イオン化を誘起する紫外光を、前記静電チャックの吸着面に照射するイオナイザーが含まれることを特徴とする請求項6に記載の成膜装置。
【請求項8】
前記除電手段は、1×10
4
Ω以上、1×10
11
Ω未満の表面抵抗を有する静電気拡散性を有する物質から成形した部品を、前記静電チャックの吸着面に接触させて、当該吸着面を除電することを特徴とする請求項6に記載の成膜装置。
【請求項9】
前記除電手段は、前記静電気拡散性を有する物質から成形した部品として、複数の突起形状を有する部品、または、二次元的な広がりを有するシート形状を有する部品を、前記静電チャックの吸着面に接触させて、当該吸着面を除電することを特徴とする請求項8に記載の成膜装置。
【請求項10】
前記基板とマスクとにそれぞれ形成されているアライメントマークの計測結果に基づいて、前記基板と前記マスクとの相対的な位置の調整を行うアライメント手段を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の成膜装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、基板に成膜する成膜装置及び成膜方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、静電チャックに吸着した基板に成膜処理を行う成膜装置が開示されている。この成膜装置は、基板と静電チャックとの間の静電容量の変化を検出し、静電容量の検出情報に基づいて、静電チャックの印加電圧を変更するものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022―155114号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
マスクと基板の剥離動作などの工程によって、基板が帯電する場合がある。基板が帯電した状態で静電チャックに吸着しようとすると、吸着に要する所定の電圧に比べて高電圧が必要になったり、電圧印加前に基板の一部が静電チャックに接触する場合が生じ得る。これらに起因して、成膜処理が遅延し、タクトタイムの増大、歩留まりの低下や生産量の低下等が生じ得る。また、除電機構を成膜室内に設けると、成膜装置のサイズが大型化し得る。
【0005】
基板と静電チャックとが接触する前に、基板または静電チャックの除電を行うことが好ましい。
【0006】
本発明は、上記の課題に鑑みて、少なくとも、基板と静電チャックとが接触する前に、基板の除電を行うことが可能な技術を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様の成膜装置は、静電チャックに吸着された基板に蒸着物質を成膜する成膜装置であって、
前記静電チャックに前記基板が吸着される前の搬送経路上で、前記基板の吸着面を除電する除電手段を備える。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、基板と静電チャックとが接触する前に、基板の除電を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
電子デバイスの製造ラインの一部の模式図。
一実施形態に係る成膜装置の概略図。
実施形態に係る成膜装置における除電装置の構成例1を示す図。
実施形態に係る成膜装置における除電装置の構成例2を示す図。
実施形態に係る成膜装置における除電装置の構成例3を示す図。
実施形態に係る成膜装置における除電装置の構成例4を示す図。
実施形態に係る成膜装置における除電装置の構成例5を示す図。
実施形態に係る成膜装置における除電装置の構成例6を示す図
実施形態に係る成膜装置における除電装置の構成例7を示す図。
実施形態に係る成膜装置における除電装置の構成例8を示す図。
ベース部、及び基板支持部の動作を模式的に示す図(構成例8)。
実施形態に係る成膜装置における除電装置の構成例9を示す図。
実施形態に係る成膜装置における除電装置の構成例10を示す図。
実施形態に係る成膜装置における除電装置の構成例11を示す図。
実施形態に係る成膜装置による全体的な処理の流れを示す図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
(【0011】以降は省略されています)
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