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公開番号2025047227
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-03
出願番号2023155599
出願日2023-09-21
発明の名称電動ウォータポンプ
出願人愛三工業株式会社
代理人弁理士法人コスモス国際特許商標事務所
主分類F04D 29/16 20060101AFI20250326BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約【課題】インペラのための駆動力を増大させることなくインペラの上流側において逆流に打ち勝つ圧力を発生させること。
【解決手段】電動ウォータポンプ1は、吸入口11と、吸入口11に通じるポンプ室12とを含むハウジング2と、ポンプ室12に収容され、回転駆動力を得ることで支軸30を中心に回転し、支軸30の軸方向に吸入した水を径外方向へ流動させる複数の主羽根14a,15aを含むインペラ14,15とを備え、複数の主羽根14a,15aは、インペラ14,15の吸入口の側へ向いた上流側に配置される。インペラ14,15の上流側と、上流側に対向するハウジング2の内壁2Aaとの間には、水の流通が可能な上流側隙間17,19が形成され、上流側隙間17,19に圧損を発生させる圧損発生構造を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
水の吸入口と、前記吸入口に通じるポンプ室とを含むハウジングと、
前記ポンプ室に収容され、回転駆動力を得ることで支軸を中心に回転し、前記支軸の軸方向に吸入した水を径外方向へ流動させる複数の主羽根を含むインペラと、
複数の前記主羽根は、前記インペラの前記吸入口の側へ向いた上流側に配置されることと
を備えた電動ウォータポンプにおいて、
前記インペラの前記上流側と、前記上流側に対向する前記ハウジングの内壁との間には、水の流通が可能な上流側隙間が形成され、
前記上流側隙間に圧損を発生させる圧損発生構造を有する
ことを特徴とする電動ウォータポンプ。
続きを表示(約 860 文字)【請求項2】
請求項1に記載の電動ウォータポンプにおいて、
前記上流側隙間は、前記インペラの前記径外方向へ向かって徐々に狭くなるように形成される
ことを特徴とする電動ウォータポンプ。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の電動ウォータポンプにおいて、
前記圧損発生構造は、前記ハウジングの前記内壁に設けられる環状溝に、前記インペラの前記上流側に設けられる環状突条を遊びがある状態で嵌め合わせることで形成される迷路構造である
ことを特徴とする電動ウォータポンプ。
【請求項4】
請求項1又は2に記載の電動ウォータポンプにおいて、
前記ハウジングの前記内壁に設けられる環状溝に、前記インペラの前記上流側に設けられる複数の副羽根を周回可能に収容することで小型ポンプが形成される
ことを特徴とする電動ウォータポンプ。
【請求項5】
請求項1又は2に記載の電動ウォータポンプにおいて、
前記インペラは、前記上流側とは反対の下流側の径外側に複数の副羽根を有し、
前記インペラの前記下流側に対向する前記ハウジングの対向面には、複数の前記副羽根を周回可能に収容する環状溝が設けられる
ことを特徴とする電動ウォータポンプ。
【請求項6】
請求項5に記載の電動ウォータポンプにおいて、
前記インペラは、その中心に軸孔を有し、前記軸孔を貫通して配置された前記支軸を中心に隙間を介して回転可能に支持され、
前記インペラの前記上流側と滑らかに接続され、水が流入する水流入面と、前記インペラのスラスト方向の移動を規制する規制面とを有する入口アダプタを備える
ことを特徴とする電動ウォータポンプ。
【請求項7】
請求項1又は2に記載の電動ウォータポンプにおいて、
前記電動ウォータポンプが電動車の冷却系に設けられる
ことを特徴とする電動ウォータポンプ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この明細書に開示される技術は、冷却回路等で使用される電動ウォータポンプに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、この種の技術として、例えば、下記の特許文献1に記載される「多翼送風機」が知られている。この送風機は、空気取入口及びこの空気取入口につながる壁部を有するケースと、ケースに収納され、円周方向に配設された複数の主ブレードと、複数の主ブレードの反空気吸込側端部に形成された底プレートと有する遠心多翼ファンと、主ブレードの空気吸込側端部に円周方向に配設され、壁部と主ブレード部との隙間を径外方向に空気が流れるように形成される複数のサブブレードとを備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平5-332293号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1に記載される多翼送風機は、主ブレードの空気吸込側端部への空気の逆流を防止するための技術ではあるが、その逆流を抑制する空気の流れ(圧力)を発生させるためには、主ブレードを駆動する駆動装置の駆動力を増加させる必要があった。この課題は、取り扱い流体を空気から水に置き換え、遠心多翼ファンを、水を径外方向へ流動させるインペラに置き換えても同様と考えられる。
【0005】
この開示技術は、上記事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、インペラのための駆動力を増大させることなくインペラの上流側において逆流を抑制する圧力を発生させることを可能とした電動ウォータポンプを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の技術は、水の吸入口と、吸入口に通じるポンプ室とを含むハウジングと、ポンプ室に収容され、回転駆動力を得ることで支軸を中心に回転し、支軸の軸方向に吸入した水を径外方向へ流動させる複数の主羽根を含むインペラと、複数の主羽根は、インペラの吸入口の側へ向いた上流側に配置されることとを備えた電動ウォータポンプにおいて、インペラの上流側と、上流側に対向するハウジングの内壁との間には、水の流通が可能な上流側隙間が形成され、上流側隙間に圧損を発生させる圧損発生構造を有することを趣旨とする。
【0007】
上記技術の構成によれば、インペラの上流側とその上流側に対向するハウジングの内壁との間の上流側隙間に圧損発生構造を有することから、その圧損発生構造により圧損を発生させることで上流側隙間の圧力が高くなる。
【0008】
上記目的を達成するために、請求項2に記載の技術は、請求項1に記載の技術において、上流側隙間は、インペラの径外方向へ向かって徐々に狭くなるように形成されることを趣旨とする。
【0009】
上記技術の構成によれば、請求項1に記載の技術の作用に加え、上流側隙間がインペラの径外方向へ向かって徐々に狭くなるので、上流側隙間にてインペラの径外方向へ流れる水の圧力が効率的に上昇する。
【0010】
上記目的を達成するために、請求項3に記載の技術は、請求項1又は2に記載の技術において、圧損発生構造は、ハウジングの内壁に設けられる環状溝に、インペラの上流側に設けられる環状突条を遊びがある状態で嵌め合わせることで形成される迷路構造であることを趣旨とする。
(【0011】以降は省略されています)

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