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公開番号
2025047176
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-03
出願番号
2023155511
出願日
2023-09-21
発明の名称
モータ用回路基板及びこれを搭載したモータ
出願人
株式会社ミクニ
代理人
弁理士法人相原国際知財事務所
主分類
H02K
11/215 20160101AFI20250326BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】通電角度を確認しながらセンサ基板を最適な角度に調整できると共に、モータの大型化や部品点数の増加等の不具合を未然に防止できるモータ用回路基板及びモータを提供する。
【解決手段】モータ1のケーシング2内に固定されて、モータ1のステータ8に巻回された各相のコイルを通電してモータ1を作動させる駆動制御回路が実装された制御基板18と、制御基板18に重なるように配設されて、モータ1の出力軸6の一端に固定された回転センサ28の検出子12と相対向するセンサ本体27が実装されたセンサ基板23と、出力軸6を中心としてセンサ基板23を角度調整可能に固定する調整固定部24,26と、制御基板18とセンサ基板23との対向面にそれぞれ設けられ、センサ基板23の調整角度に関わらず互いに接触して駆動制御回路とセンサ本体27とを導通状態に保つ接点部材30,31とを備えた。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
モータのケーシング内に固定されて、前記モータのステータに巻回された各相のコイルを通電して前記モータを作動させる駆動制御回路が実装された制御基板と、
前記制御基板に重なるように配設されて、前記モータの出力軸の一端に固定された回転センサの検出子と相対向するセンサ本体が実装されたセンサ基板と、
前記出力軸を中心として前記センサ基板を角度調整可能に固定する調整固定部と、
前記制御基板と前記センサ基板との対向面にそれぞれ設けられ、前記センサ基板の調整角度に関わらず互いに接触して前記駆動制御回路と前記センサ本体とを導通状態に保つ接点部材と、
を備えたことを特徴とするモータ用回路基板。
続きを表示(約 890 文字)
【請求項2】
前記接点部材は、前記制御基板上に導体パターンの1部位として形成された制御基板側ランド、及び前記センサ基板上に導体パターンの1部位として形成されたセンサ基板側ランドからなり、
前記制御基板側ランド及び前記センサ基板側ランドの少なくとも何れか一方は、前記出力軸の軸線を中心とした円弧状をなしている
ことを特徴とする請求項1に記載のモータ用回路基板。
【請求項3】
前記接点部材は、前記制御基板上及び前記センサ基板上の何れか一方に形成されて、前記出力軸の軸線を中心とした円弧状をなすランド、及び前記制御基板上及び前記センサ基板上の何れか他方に基端部をハンダ付けされ、弾性をもって先端部を前記ランドに接触させる端子を含む
ことを特徴とする請求項1に記載のモータ用回路基板。
【請求項4】
前記調整固定部は、前記センサ基板に形成された前記出力軸を中心とする円弧状をなす長孔、及び前記長孔を介して前記センサ基板を固定するネジ部材を含む
ことを特徴とする請求項1または2に記載のモータ用回路基板。
【請求項5】
前記調整固定部は、前記出力軸を中心とした前記センサ基板の角度変更を案内するガイド部、及び前記センサ基板と前記制御基板との間に介在する接着剤の硬化層を含む
ことを特徴とする請求項1または2に記載のモータ用回路基板。
【請求項6】
前記センサ基板は、前記制御基板の前記検出子とは反対側の面に重ねられ、前記制御基板に形成された連通孔を介して前記センサ本体を前記検出子と相対向させている
ことを特徴とする請求項1または2に記載のモータ用回路基板。
【請求項7】
前記センサ基板は、前記制御基板の前記検出子側の面に重ねられ、前記センサ本体を前記検出子と相対向させている
ことを特徴とする請求項1または2に記載のモータ用回路基板。
【請求項8】
請求項1または2に記載のモータ用回路基板を搭載したことを特徴とするモータ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、モータ用回路基板及びこれを搭載したモータに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1に記載されたモータ用回路基板は、電動モータを駆動制御するための駆動制御回路及び回転センサICが実装され、回転軸の一端に固定されたマグネットに回転センサICを相対向させた姿勢で、電動モータのケーシング内にビス等で固定されている。マグネットの磁界変化は回転センサICによりロータの回転角度として検出され、その検出信号に基づき駆動制御回路によりステータの各相のコイルを所定の通電角度で通電させてモータを駆動している。
【0003】
ビス等によるケーシングへの回路基板の固定状態は一義的に定まると共に製品毎の個体差があり、それに応じて回転軸を中心としたマグネットと回転センサICとの相対的な角度、ひいて検出信号に基づくコイルの通電角度にバラツキが生じてモータ性能を低下させる要因になる。通電角度をプログラムで補正する対策も考えらえれるが、高性能の駆動制御回路を要することから、コスト高騰の要因になるという別の問題が生じてしまう。
【0004】
一方、特許文献2に記載されたセンサ基板には回転センサが実装され、センサ基板はブラシレスモータの回転軸の一端に設けられたマグネットに回転センサを相対向させた姿勢で、モータケーシング内にビス等で固定されている。センサ基板とモータケーシングに設けられた基板用コネクタとは基板用ワイヤハーネスを介して電気的に接続され、基板用コネクタは、信号線及びU,V,W相の電力線を介して外部のコントローラと電気的に接続されている。回転センサからの検出信号は基板用ワイヤハーネス及び信号線を経てコントローラに出力され、このコントローラに搭載された駆動制御回路からの駆動信号が電力線及び基板用ワイヤハーネスを経てステータのコイルに供給されてモータを駆動する。
【0005】
このようなブラシレスモータにおいて、例えばセンサ基板のビス孔を長孔状に形成して、回転軸を中心としたセンサ基板の角度を調整可能とすることもできる。この場合には、コントローラによりモータを作動させた上で、実際のコイルの通電角度を確認しながらセンサ基板を最適な角度に調整可能となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2021-158763号公報
特開2023-2988号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上記した特許文献2の技術は、モータを駆動制御する機能を外部のコントローラが有しているが、モータの省スペース化等の観点から、コントローラの機能をブラシレスモータに内蔵することが考えられる。この場合の構成を述べると、コントローラに代えて駆動制御回路を実装した制御基板を製作し、モータケーシング内に固定する。センサ基板については、特許文献2と同じくモータケーシング内に角度を調整可能にビス等で固定し、これらのセンサ基板と制御基板とをワイヤハーネスを介して接続する。これにより、回転センサと駆動制御回路とが導通状態に保たれ、モータを駆動して実際のコイルの通電角度を確認しながら、センサ基板を最適な角度に調整できる。
【0008】
しかしながら、このような構成ではセンサ基板と制御基板との間にワイヤハーネスを介在させると共に、その両端のカプラを接続するためのコネクタを両基板の対向面にそれぞれ設ける必要がある。結果として両基板を離間配置することになり、そのためのスペース確保のためにモータケーシング、ひいてはモータが出力軸方向に大型化してしまう。さらに、新たにワイヤハーネスやコネクタ等を要することから、回路基板の部品点数が増加してしまうという問題も生じる。
【0009】
本発明はこのような問題点を解決するためになされたもので、その目的とするところは、通電角度を確認しながらセンサ基板を最適な角度に調整できると共に、モータの大型化や部品点数の増加等の不具合を未然に防止することができるモータ用回路基板、及びこれを搭載したモータを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記の目的を達成するため、本発明のモータ用回路基板は、モータのケーシング内に固定されて、モータのステータに巻回された各相のコイルを通電してモータを作動させる駆動制御回路が実装された制御基板と、制御基板に重なるように配設されて、モータの出力軸の一端に固定された回転センサの検出子と相対向するセンサ本体が実装されたセンサ基板と、出力軸を中心としてセンサ基板を角度調整可能に固定する調整固定部と、制御基板とセンサ基板との対向面にそれぞれ設けられ、センサ基板の調整角度に関わらず互いに接触して駆動制御回路とセンサ本体とを導通状態に保つ接点部材と、を備えたことを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
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