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公開番号2025045971
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-02
出願番号2023154078
出願日2023-09-21
発明の名称捕集袋及び分析方法
出願人日本アクア株式会社,ZACROS株式会社
代理人弁理士法人タス・マイスター
主分類G01N 1/22 20060101AFI20250326BHJP(測定;試験)
要約【課題】ガスバリア性やシール部の強度等に優れ、安価な材料によって得られた捕集袋及びこれを使用した分析方法を提供する。
【解決手段】 サンプルを注入および/または排出する注出口を有する捕集袋であって、該捕集袋の袋本体は、二軸延伸ポリエステルフィルムによって構成され、これを無水マレイン酸変性ポリオレフィン樹脂からなる接着性フィルムによって接着することで袋形状を構成したものであることを特徴とする捕集袋。
【選択図】なし



特許請求の範囲【請求項1】
バリア性樹脂フィルムからなる袋体であり、サンプルを注入および/または排出する注出口を有する捕集袋であって、
注出口は、ポリオレフィン樹脂からなるスパウトを、捕集袋本体端部において、接着性フィルムを介してバリア性樹脂フィルムに接着して形成されたものであり、
バリア性樹脂フィルムは、二軸延伸ポリエステルフィルム又はフッ素樹脂フィルムであることを特徴とする捕集袋。
続きを表示(約 280 文字)【請求項2】
接着性フィルムは、無水マレイン酸変性ポリオレフィン樹脂フィルムである請求項1記載の捕集袋。
【請求項3】
スパウトは、一端にねじを有する中空菅及びねじを有する羽部とからなり、これらをねじを締めることで一体化させることができるものである請求項1又は2記載の捕集袋。
【請求項4】
サンプルは、気体、液体、半固体又は粉体のものである請求項1又は2記載の捕集袋。
【請求項5】
請求項1又は2記載の捕集袋にサンプルを採取し、その後、捕集袋からサンプルを採取して分析することを特徴とする分析方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、捕集袋及び分析方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
下水処理場、工場における環境分析、排気ガス分析等、多くの局面において、分析サンプルを捕集袋に採取し、これを分析機関等の機器を有する場所にまで運び、その後分析を行うことが、多く行われている。
【0003】
このような分析に際しては、樹脂製の捕集袋にサンプルを採取し、これを密閉した状態で分析機器のある場所まで移動させることが必要となる。このような捕集袋としては、特許文献1,2に記載されたようなものが知られている。
【0004】
このような樹脂製の捕集袋は、袋を構成する樹脂がバリア性に優れること、化学物質の吸着能が低いこと、袋自体が強度に優れること等が要求される。特に、シール部は、強度が劣るものとなりやすく、このようなシール部にピンホールが生じた場合であっても分析結果に影響を与えてしまう。さらに、このような捕集袋はできるだけ安価であることが要求されるため、安価な材料によって、上述したような性能を有する捕集袋を得ることが求められる。
【0005】
更に、このような捕集袋は、サンプルの採取、分析時のサンプル取得を行う必要があるため、注出口を設けることが必要となる。従来の捕集袋は、このような注出口としては、袋の両側から抽出口となる樹脂成形体でフィルムを挟み、ねじによって固定することによって形成したものが一般的である。このような方法で注出口を設けた場合、注口部周辺のねじが緩みやすく、これによって隙間を生じやすいと考えられる。気体や液体を一部又は全部とする測定サンプルの場合、このような隙間からサンプルが漏れるという問題を生じることになる。
【0006】
無水マレイン酸変性ポリオレフィン樹脂は、接着性の樹脂として知られており、これをフィルム状の接着剤として使用することが特許文献3に記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2017-58253号公報
特開2009-128223号公報
特開2023-3079号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、上述したような問題を生じない注出口を有し、安価な材料によって得られた捕集袋及びこれを使用した分析方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、バリア性樹脂フィルムからなる袋体であり、サンプルを注入および/または排出する注出口を有する捕集袋であって、注出口は、ポリオレフィン樹脂からなるスパウトを、捕集袋本体端部において、接着性フィルムを介してバリア性樹脂フィルムに接着して形成されたものであり、バリア性樹脂フィルムは、二軸延伸ポリエステルフィルム又はフッ素樹脂フィルムであることを特徴とする捕集袋である。
【0010】
接着性フィルムは、無水マレイン酸変性ポリオレフィン樹脂フィルムであることが好ましい。
スパウトは、一端にねじを有する中空菅及びねじを有する羽部とからなり、これらをねじを締めることで一体化させることができるものであることが好ましい。
サンプルは、気体、液体、半固体又は粉体のものであることが好ましい。
本発明は、上記捕集袋にサンプルを採取し、その後、捕集袋からサンプルを採取して分析することを特徴とする分析方法でもある。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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