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公開番号2025044483
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-02
出願番号2023152070
出願日2023-09-20
発明の名称跳ね抑制具およびこれを備えた光学式選別機
出願人株式会社サタケ
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類B65G 11/20 20060101AFI20250326BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】粒状物の跳ねを抑制しつつ、粒状物を均一にかつ滞りなく流すことができる跳ね抑制具およびこれを備えた光学式選別機を提供する。
【解決手段】粒状物がシュート1の傾斜面10上で跳ねるのを抑制する跳ね抑制具5であって、揺動軸部6と、自然状態で傾斜面10に対して第1鋭角θ1をなすように形成されたガイド部7と、自然状態で傾斜面10に対して第1鋭角θ1よりも小さい第2鋭角θ2をなすように形成されていて、傾斜面10に対して揺動軸部6周りに揺動自在に構成された均し部8と、を備え、均し部8は、第2下端部E2と傾斜面10との間隔が、自然状態で、重なった粒状物よりも小さくなるように配置されていて、粒状物によって第2下端部E2が持ち上げられることにより、粒状物が通り抜け可能な程度に間隔が拡がるように傾斜面10に対して揺動軸部6周りに揺動可能に構成されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
供給部からシュートに流れ出る粒状物が当該シュートの傾斜面上で跳ねるのを抑制する跳ね抑制具であって、
前記傾斜面の法線方向と上下方向とに直交する揺動軸部と、
前記供給部の近傍から下方に向かって、外力が作用していない自然状態で前記傾斜面に対して第1鋭角をなすように形成されていて、前記傾斜面に向けて前記粒状物を誘導するガイド部と、
前記ガイド部の下端である第1下端部から下方に向かって、前記自然状態で前記傾斜面に対して前記第1鋭角よりも小さい第2鋭角をなすように形成されていて、前記傾斜面に対して前記揺動軸部周りに揺動自在に構成されている、前記傾斜面上で前記粒状物を均す均し部と、を備え、
前記均し部は、
下端である第2下端部と前記傾斜面との間隔が、前記自然状態で、前記法線方向に重なった前記粒状物よりも小さくなるように配置されていて、
前記第2下端部と前記傾斜面との間を通り抜けようとする前記粒状物によって当該第2下端部が持ち上げられることにより、当該粒状物が通り抜け可能な程度に前記間隔が拡がるように前記傾斜面に対して前記揺動軸部周りに揺動可能に構成されている、跳ね抑制具。
続きを表示(約 510 文字)【請求項2】
請求項1に記載の跳ね抑制具において、
前記ガイド部と前記均し部とは、一枚の金属板から一体的に形成されている、跳ね抑制具。
【請求項3】
請求項2に記載の跳ね抑制具において、
前記第2下端部は、前記揺動軸部から20mm以上400mm以下離れて位置している、跳ね抑制具。
【請求項4】
請求項1に記載の跳ね抑制具において、
前記粒状物は米であり、
前記均し部は、前記間隔が前記自然状態で1.5mm超3.5mm以下になるように配置されている、跳ね抑制具。
【請求項5】
請求項1に記載の跳ね抑制具と、
前記供給部と、
前記シュートと、
前記シュートから流下する前記粒状物を撮像する撮像部と、
前記撮像部により撮像された、前記粒状物の画像に基づいて前記粒状物から排除すべき排除対象物を検出する検出部と、
前記排除対象物を吹き飛ばすように、当該排除対象物にエアを噴射する噴射部と、
前記検出部による検出結果に基づいて前記噴射部を制御する噴射制御部と、を備える、光学式選別機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シュートの傾斜面上で粒状物が跳ねるのを抑制する跳ね抑制具およびこれを備えた光学式選別機に関するものである。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、可視光センサ、近赤外光センサ-などの光学検出手段を用いて粒状物を選別する光学式選別機が知られている。光学検出手段を用いて粒状物を正確に選別するためには、粒状物の跳ねを抑制しながら粒状物を安定的に流すことが重要である。そこで、粒状物を安定的に流すべく、樋(例えば、特許文献1参照)や、流量を規制する規制板(例えば、特許文献2、特許文献3参照)が設けられた光学式選別機が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実開昭56-62181号公報
特開昭55-165176号公報
特開昭55-116476号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、光学式選別機では、粒状物の跳ねを抑制しながら粒状物を安定的に流下させることに加えて、光学検出手段を用いて粒状物をより正確に選別するためには、粒状物同士が重ならないように均一に、かつ、粒状物が団子状にならないように滞りなく、粒状物を流すことが重要である。しかしながら、規制板の端部とシュートの傾斜面との間隔が広すぎると粒状物の跳ねおよび重なりが抑制されず、反対に、当該間隔が狭すぎると粒状物の滞留が発生するという問題があった。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、粒状物の跳ねを抑制しつつ、粒状物を均一にかつ滞りなく流すことができる跳ね抑制具およびこれを備えた光学式選別機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明に係る跳ね抑制具は、以下のように構成される。本発明に係る跳ね抑制具は、供給部からシュートに流れ出る粒状物が当該シュートの傾斜面上で跳ねるのを抑制する跳ね抑制具であって、前記傾斜面の法線方向と上下方向とに直交する揺動軸部と、前記供給部の近傍から下方に向かって、外力が作用していない自然状態で前記傾斜面に対して第1鋭角をなすように形成されていて、前記傾斜面に向けて前記粒状物を誘導するガイド部と、前記ガイド部の下端である第1下端部から下方に向かって、前記自然状態で前記傾斜面に対して前記第1鋭角よりも小さい第2鋭角をなすように形成されていて、前記傾斜面に対して前記揺動軸部周りに揺動自在に構成されている、前記傾斜面上で前記粒状物を均す均し部と、を備える。
【0007】
前記均し部は、下端である第2下端部と前記傾斜面との間隔が、前記自然状態で、前記法線方向に重なった前記粒状物よりも小さくなるように配置されていて、前記第2下端部と前記傾斜面との間を通り抜けようとする前記粒状物によって当該第2下端部が持ち上げられることにより、当該粒状物が通り抜け可能な程度に前記間隔が拡がるように前記傾斜面に対して前記揺動軸部周りに揺動可能に構成されている。
【0008】
上記の構成によれば、まず、供給部の近傍から下方に向かって形成されたガイド部によって、供給部からシュートに流れ出た直後の粒状物が傾斜面に誘導される。例えば、供給部からシュートに流れ出た直後の粒状物が傾斜面で跳ねたとしても、跳ねた粒状物がガイド部によって傾斜面に跳ね返されることで傾斜面に向けて誘導される。このようなガイド部によって、シュート外への粒状物の漏れを抑制することができる。また、ガイド部が、外力が作用していない自然状態で傾斜面に対して第1鋭角をなすように形成されていることにより、下方に向かうにつれて傾斜面との距離が徐々に小さくなることから、跳ね抑制具と傾斜面との間における粒状物の跳ねを収束させることができる。
【0009】
さらに、ガイド部の下端である第1下端部から下方に向かって形成された均し部によって、粒状物が傾斜面上で均される。均し部が自然状態で第1鋭角よりも小さい第2鋭角をなすように形成されていることから、仮に均し部が第1鋭角と同じ鋭角をなすように形成されていた場合と比較して、傾斜面に沿った均し部の区間長が長くなり、結果として、粒状物がより長い時間にわたって跳ね抑制具と傾斜面との間に保持されるようになる。これにより、粒状物の跳ねのエネルギーを確実に吸収することができ、したがって、粒状物の跳ねを抑制することができる。
【0010】
また、下端である第2下端部と傾斜面との間隔が、自然状態で、法線方向に重なった粒状物よりも小さくなるように均し部が配置されていることにより、第2下端部と傾斜面との間を通り抜けようとする粒状物が第2下端部と傾斜面との間から跳ね出難くなり、また、第2下端部と傾斜面との間を通り抜けようとする粒状物同士が重なっていたとしても、その重なりが必然的に解除される。これにより、粒状物が第2下端部と傾斜面との間を通り抜ける際の粒状物の跳ねを抑制しつつ、粒状物の重なりを抑制することで粒状物を均一に流すことができる。
(【0011】以降は省略されています)

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