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公開番号2025042766
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-28
出願番号2023149884
出願日2023-09-15
発明の名称分析装置、分析方法、および分析プログラム
出願人株式会社日立製作所
代理人藤央弁理士法人
主分類G06N 3/04 20230101AFI20250321BHJP(計算;計数)
要約【課題】グラフデータ分析の高精度化を図ること。
【解決手段】プログラムを実行するプロセッサと、前記プログラムを記憶する記憶デバイスと、を有する分析装置は、ノード群と前記ノード群内の2つのノード間を接続する1以上のエッジとにより構成される第1グラフ(G140)を取得する取得処理と、所定の変換条件に従って、前記取得処理によって取得された第1グラフ(G140)のうち、前記エッジから前記ノードへの変換、または、前記ノードから前記エッジへの変換の少なくとも一方を実行して、第2グラフ(G190)を生成する変換処理と、を実行する。
【選択図】図19
特許請求の範囲【請求項1】
プログラムを実行するプロセッサと、前記プログラムを記憶する記憶デバイスと、を有する分析装置であって、
前記プロセッサは、
ノード群と前記ノード群内の2つのノード間を接続する1以上のエッジとにより構成される第1グラフを取得する取得処理と、
所定の変換条件に従って、前記取得処理によって取得された第1グラフのうち、前記エッジから前記ノードへの変換、または、前記ノードから前記エッジへの変換の少なくとも一方を実行して、第2グラフを生成する変換処理と、
を実行することを特徴とする分析装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
請求項1に記載の分析装置であって、
前記変換処理では、前記プロセッサは、第1変換条件に従って、前記第1グラフのうち、複数の第1ノードからそれぞれ第1操作を示す第1エッジを介して前記第1操作の結果を示す第2ノードに接続されている部分を、前記複数の第1ノードに接続され前記複数の第1ノードを集約した第3ノードと、前記第3ノードに接続され前記第1操作を示す第4ノードと、に変換することにより、前記第2グラフを生成する、
ことを特徴とする分析装置。
【請求項3】
請求項2に記載の分析装置であって、
前記第1操作は、前記複数の第1ノードで特定される物質の混合を示す、
ことを特徴とする分析装置。
【請求項4】
請求項2に記載の分析装置であって、
前記変換処理では、前記プロセッサは、第2変換条件に従って、前記第1グラフのうち、前記第2ノードから第2操作を示す第2エッジを介して前記第2操作の結果を示す第5ノードに接続されている部分を、前記第4ノードに接続され前記第2操作を示す第6ノードに変換することにより、前記第2グラフを生成する、
ことを特徴とする分析装置。
【請求項5】
請求項4に記載の分析装置であって、
前記第2操作は、前記第2ノードで特定される物質の加熱を示す、
ことを特徴とする分析装置。
【請求項6】
請求項4に記載の分析装置であって、
前記変換処理では、前記プロセッサは、第3変換条件に従って、前記第1グラフのうち、前記第5ノードから第3操作を示す複数の第3エッジを介してそれぞれ前記第3操作の結果を示す複数の第7ノードに接続されている部分を、前記第6ノードと前記複数の第7ノードとに接続され前記第3操作を示す第8ノードに変換することにより、前記第2グラフを生成する、
ことを特徴とする分析装置。
【請求項7】
請求項6に記載の分析装置であって、
前記第3操作は、前記複数の第7ノードで特定される物質への分離を示す、
ことを特徴とする分析装置。
【請求項8】
請求項1に記載の分析装置であって、
前記変換処理では、前記プロセッサは、第4変換条件に従って、前記取得処理によって取得された第1グラフのうち、第9ノードと第10ノードとを接続する第4エッジ、前記第10ノード、および第10ノードと第11ノードとを接続する第5エッジからなる部分を、前記第9ノードと前記第11ノードとを接続する第6エッジに変換することにより、第2グラフを生成する、
ことを特徴とする分析装置。
【請求項9】
請求項8に記載の分析装置であって、
前記部分は、前記第1グラフ内の第10ノードを含む第1構造と、前記第11ノードを含む第2構造と、が前記第4エッジで接続された境界を示す部分である、
ことを特徴とする分析装置。
【請求項10】
請求項1に記載の分析装置であって、
前記プロセッサは、
訓練データに対応する正解データと、前記訓練データを入力した結果得られる出力結果と、に基づいて学習可能な分析モデルに、前記第1グラフおよび前記第2グラフを前記訓練データとして用いて畳み込み演算を実行することにより前記分析モデルを学習する学習処理と、
を実行することを特徴とする分析装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、データを分析する分析装置、分析方法、および分析プログラムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
グラフは、現実世界の事象に関して事物の相互関係等を主として表現するデータ形式のひとつとして利用されている。グラフデータは、画像データ(たとえば、格子構造のデータ)や、テキストデータ(たとえば、配列データ)のほか、様々なアプリケーションドメインにおいて構造化されたデータの形態を含む。たとえば、科学的ドメイン(分子構造、タンパク質相互作用、遺伝子配列、有機化合物合成経路)、ソーシャルメディアおよびeコマースドメイン(交友関係、バリューチェーン)が含まれ得るが、これらに限定されない。
【0003】
グラフはノード(頂点)とエッジ(辺)により構成される。ノードおよびエッジは、それぞれ属性情報をもつ。属性情報は、1以上のテキストまたは数値、またはそれらの組によって構成されることが多いが、それらに限定されない。たとえば、ノードに関する属性情報およびエッジに関する属性情報がそれぞれ多変量データの形態をとるとき、ノード特徴量およびエッジ特徴量と呼ばれる。
【0004】
グラフ分析モデルは、グラフデータをもとにして所定の分析目的に基づくデータ分析に利用されるグラフベースの機械学習モデルまたはグラフベースのニューラルネットワークモデルである。たとえば、グラフ畳み込みニューラルネットワーク(Graph Convolutional Neural Network、GCNN)は、ノード、エッジまたはその両方に関する多変量データについて、ノードおよびエッジの接続関係に基づいて対象を変える畳み込み処理を実行し、分類または回帰などのタスクに応じた学習を実行し、所定の入力に対する分類または回帰タスクに関する予測値を出力する。ユーザは、このようにして計算された予測値をもとにして意思決定をおこなう。
【0005】
GCNNにおけるグラフ畳み込み処理は、ニューラルネットワークの1形態であるグラフ畳み込みレイヤーにより実現され得る。非特許文献1は、グラフ畳み込みニューラルネットワークにおけるグラフ畳み込み処理の1形態を開示する。
【0006】
一般に、あるノードに対し、前記ノードとの接続関係が存在するk個のノードを順にたどったときのk近傍ノードまでのノード特徴量を畳み込むために、k層のグラフ畳み込みレイヤーが実行され得る。前記畳み込み処理はすべてのノードに対して実行され得る。このとき、予測精度を高めるために遠方のノードの特徴量まで考慮するためにグラフ畳み込みレイヤーの層数を増やす場合、畳み込みの対象となるノードが相互に包含しあうようになり得る。そのため、畳み込み処理後の複数のノード特徴量が平均的な値に漸近し得る。
【0007】
たとえば、すべてのノード特徴量が非常に近い数値の組によって構成される場合、GCNNの予測精度が著しく劣化し得る。このような問題はオーバースムージング問題と呼ばれる。したがって、オーバースムージング問題を回避し得るグラフ分析手法が必要とされる。
【0008】
非特許文献2は、オーバースムージング問題を回避するために、ノード、エッジまたはその両方について、それらの総数を削減したグラフを構築するプーリング処理の1形態を開示する。プーリング処理が施されたグラフに対してグラフ畳み込み処理を行う場合、グラフ畳み込みレイヤーの層数の増加を抑制することができ得る。
【0009】
特許文献1は、ネットワークモチーフ解析を使用したグラフベース予測の説明のため方法を開示する。この方法は、ネットワークモチーフ解析を使用したグラフベース予測において、第1グラフからサブグラフの第1セットを取り出すステップ、第1セットに関連した第1統計情報に基づきネットワークモチーフのセットを取り出すステップ、ネットワークモチーフインスタンスのセットを位置決めするステップ、ネットワークモチーフのセットの第2統計情報を決定するステップ、グラフ解説モデルを第2統計情報に基づき第1グラフに対して適用するステップ、第1クラスについての第1解説サブグラフをグラフ解説モデルの適用及び正則化制約のセットに基づき第1グラフから取り出すステップ及び第1解説サブグラフを示す出力表現を表示するステップを備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
特開2022-117452号公報
【非特許文献】
(【0011】以降は省略されています)

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