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公開番号2025042376
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-27
出願番号2023149347
出願日2023-09-14
発明の名称充電制御装置
出願人ダイハツ工業株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類H02J 7/00 20060101AFI20250319BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】補機バッテリの電力上がりを未然に防止する。
【解決手段】外部充電装置と接続する接続部に接続し、補機バッテリの電力により起動状態となる電動車両に搭載される充電制御装置は、外部充電装置が接続部に接続された接続状態が第1所定時間以上継続した場合、電動車両を駆動する駆動用バッテリから補機バッテリに対して、駆動用バッテリの電力を供給する充電モードを開始する充電制御部を備え、第1充電モードは、第1所定時間で充電制御装置を含む車両制御装置が消費したと推定される電力の容量を、第2所定時間継続して、駆動用バッテリの電力を補機バッテリに対して、駆動用バッテリの電力を供給するモードであり、充電制御部は、第1充電モードの回数が第1所定回数以上になる場合、又は、駆動用バッテリの容量が第1所定容量を下回る場合、充電モードを禁止する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
外部充電装置と接続する接続部に接続し、補機バッテリの電力により起動状態となる電動車両に搭載される充電制御装置であって、
前記外部充電装置が前記接続部に接続された接続状態が第1所定時間以上継続した場合、前記電動車両を駆動する駆動用バッテリから前記補機バッテリに対して、前記駆動用バッテリの電力を供給する第1充電モードを開始する充電制御部を備え、
前記第1充電モードは、前記第1所定時間で前記充電制御装置を含む車両制御装置が消費したと推定される電力の容量を、第2所定時間継続して、前記駆動用バッテリの電力を前記補機バッテリに対して、前記駆動用バッテリの電力を供給するモードであり、
前記充電制御部は、前記第1充電モードの回数が第1所定回数以上になる場合、又は、前記駆動用バッテリの容量が第1所定容量を下回る場合、前記第1充電モードを禁止する、
充電制御装置。
続きを表示(約 330 文字)【請求項2】
前記充電制御部は、前記外部充電装置から前記駆動用バッテリに対して、予め定められた時刻において充電を行う充電予約情報がある場合、前記第1所定容量を引き下げる、
請求項1に記載の充電制御装置。
【請求項3】
前記充電制御部は、前記駆動用バッテリの劣化状態を示す劣化情報と、前記駆動用バッテリの温度状態を示す温度情報と、から予測される前記電動車両の動力性能に対応する前記駆動用バッテリの容量が第2所定容量を上回る場合、前記第1所定容量を引き上げる、
請求項1又は2に記載の充電制御装置。
【請求項4】
前記充電制御部は、前記第1充電モードを繰り返し実施する、
請求項1に記載の充電制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、充電制御装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
近年、電動機及び内燃機関の二種の動力源を備えるハイブリッド自動車(以下、HEV車両ともいう)や電気自動車等の比較的大容量の蓄電池を搭載する車両が一般に広く普及するようになってきている。従来、このような蓄電池を搭載する車両は、外部電源装置から蓄電装置に対して電力を充電する技術が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-148243号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
例えば、車両は、外部電源装置から蓄電池に電力を充電する場合、当該電力によって蓄電池と電力線で繋がる補機バッテリに対しても電力が充電される。また、例えば、ユーザが行う充電方法として、ユーザが設定した所定の時刻に充電を開始する機能や、ユーザが所有する通信端末(一例として、スマートフォン等)からの指示により充電を開始する方法がある。
【0005】
これらの方法を車両で実現するために、外部電源装置が車両に接続された状態で充電を制御する充電制御装置を起動状態にしておくことが必要となるが、充電制御装置は消費電力が大きい状態となり、充電制御装置に電力を供給する補機バッテリが電力を消費し、早期に上がる場合がある。また、蓄電池を介して補機バッテリを充電するため、蓄電池の充電も考慮する必要がある。
【0006】
本発明は、上記した課題を鑑みてなされたものであり、補機バッテリの電力上がりを未然に防止することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る充電制御装置は、外部充電装置と接続する接続部に接続し、補機バッテリの電力により起動状態となる、電動車両に搭載される充電制御装置であって、外部充電装置が接続部に接続された接続状態が第1所定時間以上継続した場合、電動車両を駆動する駆動用バッテリから補機バッテリに対して、駆動用バッテリの電力を供給する第1充電モードを開始する充電制御部を備え、第1充電モードは、第1所定時間で充電制御装置を含む車両制御装置が消費したと推定される電力の容量を、第2所定時間継続して、駆動用バッテリの電力を補機バッテリに対して供給するモードであり、充電制御部は、第1充電モードの回数が第1所定回数以上になる場合、又は、駆動用バッテリの容量が第1所定容量を下回る場合、第1充電モードを禁止する。
【0008】
この構成によれば、例えば、外部充電装置と接続されることで補機バッテリの電力により起動状態となる充電制御装置を搭載した電動車両の場合、車両制御装置が消費した電力相当分を駆動用バッテリから補機バッテリに対して供給する(充電する)ため、補機バッテリの電力上がりを未然に防止することができる。また、補機バッテリへの充電開始及び充電終了するタイミングを、充電制御装置の起動時間のみから決定するため、例えば、補機バッテリに対して専用のセンサを設ける必要がない。つまり、充電制御装置に係る機能の構成を複雑にすることなく、補機バッテリの電力上がりを未然に防止することができる。
【0009】
また、充電制御部は、外部充電装置から駆動用バッテリに対して、予め定められた時刻において充電を行う充電予約情報がある場合、第1所定容量を引き下げても良い。これにより、例えば、充電制御装置は、第1充電モードの回数を増やすことができる。
【0010】
さらに、充電制御部は、駆動用バッテリの劣化状態を示す劣化情報と、駆動用バッテリの温度状態を示す温度情報と、から予測される電動車両の動力性能に対応する駆動用バッテリの容量が第2所定容量を上回る場合、第1所定容量を引き上げても良い。これにより、例えば、充電制御装置は、駆動用バッテリの電力不足により、電動車両が走行できなくなる走行不能状態を防ぐことができる。
(【0011】以降は省略されています)

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