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公開番号
2025042188
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-27
出願番号
2023149048
出願日
2023-09-14
発明の名称
用紙検知装置、画像形成装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
主分類
B65H
7/02 20060101AFI20250319BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】用紙の検知精度の低下を抑制し、用紙の搬送不良の発生も抑制することができる用紙検知装置を提供する。
【解決手段】用紙検知装置は、搬送ローラ対280により搬送される用紙の特徴量を測定するためのメディアセンサ100と、メディアセンサ100から離隔した第1位置と第1位置よりもメディアセンサ100に近接した第2位置との間を移動可能なメディアセンサ対向コロ260と、メディアセンサ対向コロ260を移動させる移動機構(700)と、を備える。メディアセンサ100により、メディアセンサ100の測定位置まで用紙が搬送されていないことを検知した場合、メディアセンサ対向コロ260は第1位置に配置され、メディアセンサ100の測定位置まで用紙が搬送されたことを検知した場合、メディアセンサ対向コロ260は第1位置から第2位置へ移動される。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
搬送手段により搬送される用紙の特徴量を測定するための測定手段と、
前記測定手段から離隔した第1位置と前記第1位置よりも前記測定手段に近接した第2位置との間を移動可能な押圧部材と、
前記押圧部材を移動させる移動手段と、を備え、
前記測定手段により、前記測定手段の測定位置まで用紙が搬送されていないことを検知した場合、前記移動手段により前記押圧部材は前記第1位置に配置され、前記測定手段により、前記測定手段の測定位置まで用紙が搬送されたことを検知した場合、前記移動手段により前記押圧部材は前記第1位置から前記第2位置へ移動され、前記測定手段は、前記押圧部材が前記第2位置に配置されている状態で用紙の特徴量を測定することを特徴とする、
用紙検知装置。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
前記測定手段により、前記用紙が前記測定手段の測定位置を通過したことを検知すると、前記移動手段により前記押圧部材は前記第2位置から前記第1位置へ移動させることを特徴とする、
請求項1記載の用紙検知装置。
【請求項3】
搬送手段により搬送される用紙の特徴量を測定するための測定手段と、
前記測定手段から離隔した第1位置と前記第1位置よりも前記測定手段に近接した第2位置との間を移動可能な押圧部材と、
前記押圧部材を移動させる移動手段と、を備え、
前記搬送手段により前記測定手段の測定位置まで用紙が搬送されていない場合、前記移動手段により前記押圧部材は前記第1位置に配置され、前記搬送手段により前記測定手段の測定位置まで用紙が搬送された場合、前記移動手段により前記押圧部材は前記第1位置から前記第2位置へ移動し、前記押圧部材は用紙が前記測定手段の測定位置を通過する前に、前記移動手段により前記第2位置から前記第1位置へ移動されることを特徴とする、
用紙検知装置。
【請求項4】
前記測定手段の初期調整の際に、前記移動手段により前記押圧部材は前記第1位置から第2位置へ移動されて前記測定手段に当接し、前記初期調整が終了すると、前記移動手段により前記押圧部材は前記第2位置から第1位置へ移動されることを特徴とする
請求項1又は3記載の用紙検知装置。
【請求項5】
搬送手段により搬送される用紙の特徴量を測定するための測定手段と、
前記測定手段から離隔した第1位置と前記第1位置よりも前記測定手段に近接した第2位置との間を移動可能な押圧部材と、
前記押圧部材を移動させる移動手段と、を備え、
前記測定手段に測定位置に用紙が搬送されていない状態で前記測定手段の初期調整を実行する場合、前記移動手段により前記押圧部材は前記第1位置に配置され、前記測定手段は、前記押圧部材が前記第1位置に配置されている状態で前記初期調整を実行することを特徴とする、
用紙検知装置。
【請求項6】
前記初期調整を実行したのち、前記搬送手段により前記測定手段の測定位置まで用紙が搬送された場合、前記移動手段により前記押圧部材は前記第1位置から前記第2位置へ移動され、前記測定手段は、前記押圧部材が前記第2位置に配置されている状態で用紙の特徴量を測定することを特徴とする、
請求項5に記載の用紙検知装置。
【請求項7】
前記測定手段は、前記測定手段による前記用紙の検知結果を表す出力電圧と所定の閾値電圧との比較結果に基づいて、前記用紙の有無を判断することを特徴とする、
請求項1、3、又は5記載の用紙検知装置。
【請求項8】
前記測定手段は、超音波センサを備え、
前記超音波センサは、前記用紙の搬送経路を介して超音波を送受信することで、前記用紙の有無を判断することを特徴とする、
請求項1、3、又は5記載の用紙検知装置。
【請求項9】
前記超音波センサは、超音波を前記搬送経路の方へ送信する超音波送信子と、前記超音波送信子から送信された前記超音波を受信する超音波受信子と、を有し、
前記超音波受信子は、受信した超音波の振幅に応じた出力電圧を出力し、
前記測定手段は、前記超音波受信子から出力される前記出力電圧と所定の閾値電圧との比較結果に基づいて、前記用紙の有無を判断することを特徴とする、
請求項8記載の用紙検知装置。
【請求項10】
前記測定手段は、光学センサを備え、
前記光学センサは、前記用紙の搬送経路に向けて発した光の反射光に基づいて、前記用紙の有無を判断することを特徴とする、
請求項1、3、又は5記載の用紙検知装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、用紙の種類を判別するためのメディアセンサを備えた用紙検知装置、及びこのような用紙検知装置を備えた画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、画像形成装置は、記録媒体である用紙の種類を判別するためのメディアセンサを備えている。メディアセンサは、光学センサや超音波センサ等により用紙の特徴量を測定する。画像形成装置は、メディアセンサによる用紙の特徴量の測定結果に基づいて、予め登録されている用紙情報から該当する用紙情報を抽出し、用紙の種類を判別する。用紙情報は、用紙の種類毎の特徴量(坪量、表面性等)を含む情報である。
【0003】
メディアセンサは、搬送されている用紙から特徴量を測定する。この場合、メディアセンサの測定位置における用紙の位置変動(ばたつき)により、メディアセンサと用紙との距離にばらつきが生じることがある。用紙のばたつきは、メディアセンサによる特徴量の検知精度を低下させる虞がある。特にメディアセンサが光学センサの場合、光学センサの焦点から用紙がずれてしまい、測定結果の精度が低下する。これは、用紙の種類の判別精度の低下につながる虞がある。
【0004】
これに対して特許文献1は、用紙の搬送経路を挟んでメディアセンサに対向する位置に押圧部材としてのローラを配置し、用紙を該ローラでメディアセンサの表面上に押さえつけることで、用紙のばたつきを抑制する構成を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2018-200478号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、メディアセンサに用紙を押さえつける押圧部材は、用紙の検知鮮度の低下を抑制するものの、用紙を押圧することで紙詰まり等の用紙の搬送不良を起こす虞があった。本発明は、上述の課題に鑑み、用紙の検知精度の低下を抑制し、用紙の搬送不良の発生も抑制することができる用紙検知装置を提供することを主たる目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の用紙検知装置は、搬送手段により搬送される用紙の特徴量を測定するための測定手段と、前記測定手段から離隔した第1位置と前記第1位置よりも前記測定手段に近接した第2位置との間を移動可能な押圧部材と、前記押圧部材を移動させる移動手段と、を備え、前記測定手段により、前記測定手段の測定位置まで用紙が搬送されていないことを検知した場合、前記移動手段により前記押圧部材は前記第1位置に配置され、前記測定手段により、前記測定手段の測定位置まで用紙が搬送されたことを検知した場合、前記移動手段により前記押圧部材は前記第1位置から前記第2位置へ移動され、前記測定手段は、前記押圧部材が前記第2位置に配置されている状態で用紙の特徴量を測定することを特徴とする。
他の態様によると本発明の用紙検知装置は、搬送手段により搬送される用紙の特徴量を測定するための測定手段と、前記測定手段から離隔した第1位置と前記第1位置よりも前記測定手段に近接した第2位置との間を移動可能な押圧部材と、前記押圧部材を移動させる移動手段と、を備え、前記搬送手段により前記測定手段の測定位置まで用紙が搬送されていない場合、前記移動手段により前記押圧部材は前記第1位置に配置され、前記搬送手段により前記測定手段の測定位置まで用紙が搬送された場合、前記移動手段により前記押圧部材は前記第1位置から前記第2位置へ移動し、前記押圧部材は用紙が前記測定手段の測定位置を通過する前に、前記移動手段により前記第2位置から前記第1位置へ移動されることを特徴とする。
他の態様によると本発明の用紙検知装置は、搬送手段により搬送される用紙の特徴量を測定するための測定手段と、前記測定手段から離隔した第1位置と前記第1位置よりも前記測定手段に近接した第2位置との間を移動可能な押圧部材と、前記押圧部材を移動させる移動手段と、を備え、前記測定手段に測定位置に用紙が搬送されていない状態で前記測定手段の初期調整を実行する場合、前記移動手段により前記押圧部材は前記第1位置に配置され、前記測定手段は、前記押圧部材が前記第1位置に配置されている状態で前記初期調整を実行することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、用紙の検知精度の低下を抑制し、用紙の搬送不良の発生も抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
画像形成装置の構成図。
(a)、(b)は、定着器の拡大図。
コントローラの説明図。
メディアセンサの構成説明図。
メディアセンサの構成説明図。
(a)、(b)は、光学センサによる読取結果の説明図。
移動機構の構成図。
(a)、(b)は、移動機構の動作の説明図。
メディアセンサ対向コロの構成図。
(a)、(b)は、メディアセンサ対向コロの役割の説明図。
メディアセンサ対向コロの移動処理を表す処理流れ図。
(a)~(c)は、メディアセンサ対向コロの移動処理時の動作説明図。
S114の用紙検知処理を表す処理流れ図。
S117の用紙通過検知処理を表す処理流れ図。
変形例1のメディアセンサ対向コロの移動処理を表す処理流れ図。
メディアセンサ対向コロを第1位置へ移動させた状態を示す図。
変形例2のメディアセンサ対向コロの移動処理を表す処理流れ図。
変形例3のメディアセンサ対向コロの移動処理を表す処理流れ図。
メディアセンサの構成説明図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施形態について説明する。なお、以下の説明において、「坪量」とは用紙の単位面積当たりの質量であり、[g/m^2]の単位で表されるものとする。
(【0011】以降は省略されています)
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