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公開番号2025042059
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-27
出願番号2023148862
出願日2023-09-14
発明の名称液体処理装置及び液体処理方法
出願人株式会社オーク製作所
代理人個人,個人
主分類C02F 1/72 20230101AFI20250319BHJP(水,廃水,下水または汚泥の処理)
要約【課題】本発明の目的は、効率的な促進酸化処理の手段を提供することである。
【解決手段】前記課題は、本発明のOHラジカルによる液体処理装置であって、エキシマランプ、酸素を含む原料ガスにエキシマランプを照射しオゾンガスを発生させるオゾンガス発生槽、及び発生したオゾンガスを含む液体にエキシマランプの紫外線を照射する液体処理槽、を備える液体処理装置によって解決することができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
OHラジカルによる液体処理装置であって、
エキシマランプ、
酸素を含む原料ガスにエキシマランプを照射しオゾンガスを発生させるオゾンガス発生槽、及び
発生したオゾンガスを含む液体にエキシマランプの紫外線を照射する液体処理槽、
を備える液体処理装置。
続きを表示(約 860 文字)【請求項2】
前記液体にオゾンガスを混合する気液混合部を有する、請求項1に記載の液体処理装置。
【請求項3】
オゾンガスを含む液体における窒素酸化物濃度が、オゾンガス濃度に対して3.0vol%以下である、請求項1又は2に記載の液体処理装置。
【請求項4】
オゾンガスと前記エキシマランプの紫外線照射とによるOHラジカルの生成効率が8μM/hW以上であって、そして前記エキシマランプの紫外線照射によるOHラジカルの生成効率が5μM/hW以上である、請求項1又は2に記載の液体処理装置。
【請求項5】
前記エキシマランプによって、水分子からHラジカルとOHラジカルが生成され、生成されたOHラジカルの自己分解によって生成される過酸化水素濃度が0.5mg/L未満である、請求項1又は2に記載の液体処理装置。
【請求項6】
酸素を含む原料ガスにエキシマランプを照射しオゾンガスを発生させる工程、
発生させたオゾンガスを液体に混合させる工程、及び
オゾンガスを含む液体にエキシマランプから紫外線を照射し、OHラジカルを発生させることによって、液体を処理する工程、
を含む、液体処理方法。
【請求項7】
前記オゾンガスを含む液体が、オゾンガス濃度に対して、3.0vol%以下の窒素酸化物濃度である、請求項6に記載の液体処理方法。
【請求項8】
オゾンガスと前記エキシマランプの紫外線照射とによるOHラジカルの生成効率が8μM/hW以上であって、そして前記エキシマランプの紫外線照射によるOHラジカルの生成効率が5μM/hW以上である、請求項6又は7に記載の液体処理方法。
【請求項9】
前記エキシマランプによって、水分子からHラジカルとOHラジカルが生成され、生成されたOHラジカルの自己分解によって生成される過酸化水素濃度が0.5mg/L未満である、請求項6又は7に記載の液体処理方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、液体処理装置及び液体処理方法に関する。本発明によれば、効率的に液体中の有機物を分解することができる。
続きを表示(約 3,800 文字)【背景技術】
【0002】
廃液又は排水などの液体中の有機物を分解する方法として、促進酸化処理(advanced oxidation process)が知られている。促進酸化処理は、オゾン/UV、過酸化水素/UV、又はオゾン/過酸化水素などの複数の酸化剤と水との反応によりヒドロキシラジカル(OHラジカル)を発生させる方法である。
オゾン/UVを用いた促進酸化処理装置(特許文献1)、オゾン/過酸化水素を用いた促進酸化処理装置(特許文献2)などが報告されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-262122号公報
特開2020-124655号公報
特開昭52-11643号公報
特開平01-275404号公報
特許第6423642号明細書
特許第6537418号明細書
特許第6573513号明細書
特開2020-198146号公報
特開2021-103622号公報
特願2022-133038号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本出願人は、紫外線照射によりオゾンガスを発生させる技術を開発し(特許文献3~5)、特にエキシマランプを用いて、オゾンを発生させ、そしてオゾン水を生成する技術を開発してきた(特許文献6~9)。更に、オゾンガスを効率的に水と混合するオゾン水生成装置を開発してきた(特許文献10)。本発明者らは、従来の促進酸化処理に関して検討したところ、低圧水銀灯を用いた紫外線照射によるオゾンの分解、過酸化水素水の添加による費用の増加及び過酸化水素水を含む排水の悪影響、及び放電によるオゾン生成時の窒素酸化物の発生、などの様々な問題があることに気づいた。
従って、本発明の目的は、効率的な促進酸化処理の手段を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明者は、効率的な促進酸化処理の手段について、鋭意研究した結果、驚くべきことに、エキシマランプを用いてオゾンを発生し、得られたオゾン水にエキシマランプで真空紫外線を照射することによって、効率的に促進酸化処理ができることを見出した。そして、発生したヒドロキシラジカル(OHラジカル)によって、難分解性の有機物(例えば、界面活性剤、有機酸、環境ホルモン、及び農薬)を容易に分解できることを見出した。
本発明は、こうした知見に基づくものである。
従って、本発明は、
[1]OHラジカルによる液体処理装置であって、エキシマランプ、酸素を含む原料ガスにエキシマランプを照射しオゾンガスを発生させるオゾンガス発生槽、及び発生したオゾンガスを含む液体にエキシマランプの紫外線を照射する液体処理槽、を備える液体処理装置、
[2]前記液体にオゾンガスを混合する気液混合部を有する、[1]に記載の液体処理装置、
[3]オゾンガスを含む液体における窒素酸化物濃度が、オゾンガス濃度に対して3.0vol%以下である、[1]又は[2]に記載の液体処理装置、
[4]オゾンガスと前記エキシマランプの紫外線照射とによるOHラジカルの生成効率が8μM/hW以上であって、そして前記エキシマランプの紫外線照射によるOHラジカルの生成効率が5μM/hW以上である、[1]又は[2]に記載の液体処理装置、
[5]前記エキシマランプによって、水分子からHラジカルとOHラジカルが生成され、生成されたOHラジカルの自己分解によって生成される過酸化水素濃度が0.5mg/L未満である、[1]又は[2]に記載の液体処理装置、
[6]酸素を含む原料ガスにエキシマランプを照射しオゾンガスを発生させる工程、発生させたオゾンガスを液体に混合させる工程、及びオゾンガスを含む液体にエキシマランプから紫外線を照射し、OHラジカルを発生させることによって、液体を処理する工程、を含む、液体処理方法、
[7]前記オゾンガスを含む液体が、オゾンガス濃度に対して、3.0vol%以下の窒素酸化物濃度である、[6]に記載の液体処理方法、
[8]オゾンガスと前記エキシマランプの紫外線照射とによるOHラジカルの生成効率が8μM/hW以上であって、そして前記エキシマランプの紫外線照射によるOHラジカルの生成効率が5μM/hW以上である、[6]又は[7]に記載の液体処理方法、及び
[9]前記エキシマランプによって、水分子からHラジカルとOHラジカルが生成され、生成されたOHラジカルの自己分解によって生成される過酸化水素濃度が0.5mg/L未満である、[6]又は[7]に記載の液体処理方法、
に関する。
【発明の効果】
【0006】
本発明の液体処理装置及び液体処理方法によれば、1つのエキシマランプによってオゾンガスを産生し、そしてオゾン水からヒドロキシラジカルを生成することができる。また、難分解性の有機物(例えば、界面活性剤、有機酸、環境ホルモン、及び農薬)を容易に分解できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
液体処理装置の第1の実施態様を示した断面図である。
気液混合部の1つの実施態様を示した断面図である。
液体処理装置の第2の実施態様を示した断面図である。
気液分離部の1つの実施態様を示した断面図である。
液体処理装置のブロック図(接続図)である。
液体処理装置の内部構造の模式図である。
オゾンガスを含む液体にエキシマランプで紫外線を照射した場合(VUV+O

)、オゾンガスを含まない液体にエキシマランプで紫外線を照射した場合(VUV)、又は液体にオゾンガスを添加した場合(O

)のヒドロキシラジカルの生成効率を示したグラフである。
放電方式によるオゾンガス生成、又はエキシマランプによるオゾンガス生成における窒素酸化物の産生量を示したグラフである。
オゾンガスを含む液体に、エキシマランプ(波長172nm)又は低圧水銀ランプ(波長254nm)で紫外線を照射した場合の、溶存オゾンガス濃度、及び過酸化水素濃度を示したグラフである。
オゾンガスを含む液体にエキシマランプで紫外線を照射した場合(VUV+O

)、オゾンガスを含まない液体にエキシマランプで紫外線を照射した場合(VUV)、又は液体にオゾンガスを添加した場合(O

)における、難分解性有機物の分解を示したグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
[1]液体処理装置
本発明の液体処理装置は、OHラジカルによる液体処理装置であって、エキシマランプ、酸素を含む原料ガスにエキシマランプを照射しオゾンガスを発生させるオゾンガス発生槽、及び発生したオゾンガスを含む液体にエキシマランプの紫外線を照射する液体処理槽、を備える。
【0009】
《促進酸化処理》
促進酸化処理とは、オゾン/UV、過酸化水素/UV、又はオゾン/過酸化水素などの複数の酸化剤と水との反応によりオゾンの分解を促進させてヒドロキシラジカル(OHラジカル)を発生させる方法である。これらの促進酸化処理のうち、オゾン/UVは、紫外線として低圧水銀ランプを用いていた。低圧水銀ランプからは、185nm及び254nmの波長の紫外線が発生する。185nmの波長の紫外線によって、空気などに含まれる酸素からオゾンが発生し、254nmの波長の紫外線によって、オゾンが分解される。前記254nmによる溶存オゾンの分解によって、ヒドロキシラジカルが生成されると考えられている。しかしながら、254nmによるオゾンの分解は、オゾンガスの生成量も減少させてしまうため、十分な濃度のオゾンガスを供給することができず、効率的にヒドロキシラジカルを生成できなかった。
【0010】
本発明のエキシマランプによる、促進酸化処理によれば、エキシマランプの紫外線照射により、十分なオゾンガスが生成され、また紫外線照射により、オゾンガスの分解が起こらないため、効率的にヒドロキシラジカルを生成することができる。
本発明のエキシマランプによるヒドロキシラジカルの生成は、酸素を含む原料ガスにエキシマランプを照射し産生したオゾンガスを液体に混合し、そしてオゾンガスを含む液体にエキシマランプからの真空紫外線(VUV)の照射することにより、生成されると考えられる。オゾンを含まない液体への真空紫外線の照射のみによっても、ヒドロキシラジカルの生成は可能である。また、オゾンガスを液体に混合することのみによってもヒドロキシラジカルの生成は可能である。しかしながら、オゾンガスを含む液体への真空紫外線(VUV)の照射が、効率的なヒドロキシラジカルの生成を起こすものと考えられる。
(【0011】以降は省略されています)

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