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公開番号
2025041856
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-26
出願番号
2024228342,2023550796
出願日
2024-12-25,2021-09-28
発明の名称
光コネクタ接続構造
出願人
日本電信電話株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G02B
6/40 20060101AFI20250318BHJP(光学)
要約
【課題】光コネクタの着脱の作業性を向上させる。
【解決手段】第1の光ファイバの先端に取り付けられた第1の光コネクタのフェルールと一体化した第1の磁性構造体は、軟磁性材料からなる。第2の磁性構造体40,41は、2つ以上の硬磁性材料からなり、これら硬磁性材料を組み合わせた筒状の第2の磁性構造体40,41が、第2の光ファイバ1bの先端に取り付けられた第2の光コネクタのフェルール20bの周囲に装着される。
【選択図】 図9B
特許請求の範囲
【請求項1】
第1の光ファイバの先端に取り付けられた第1の光コネクタと、
第2の光ファイバの先端に取り付けられ、前記第1の光コネクタと接続可能な第2の光コネクタとから構成され、
前記第1の光コネクタは、
前記第1の光ファイバを固定するように構成された第1の整列部品と、
前記第1の整列部品と一体化した第1の磁性構造体とを備え、
前記第2の光コネクタは、
前記第2の光ファイバを固定するように構成された第2の整列部品を備え、
前記第1の磁性構造体は、軟磁性材料からなり、
前記第2の整列部品の周囲に第2の磁性構造体が配置され、
前記第2の磁性構造体は、2つ以上の硬磁性材料からなり、これら硬磁性材料を組み合わせた筒状の前記第2の磁性構造体が前記第2の整列部品の周囲に装着され、
前記第2の整列部品と前記第2の磁性構造体の少なくとも一方は、前記第2の整列部品と前記第2の磁性構造体の位置関係を定めるための位置決め構造を有することを特徴とする光コネクタ接続構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、光コネクタ同士を接続する技術に係り、特に磁力を用いながらも着脱性に優れる光コネクタ接続構造に関するものである。
続きを表示(約 3,100 文字)
【背景技術】
【0002】
データセンタ内光インタコネクトにおけるニーズの高まりを受けて、MTコネクタやMPOコネクタに代表される多心形光コネクタのニーズが高まっている。MTコネクタ、MPOコネクタのいずれにおいても、対向するフェルールの接続端面同士を嵌合ピンにより位置決めする。また、MTコネクタを使用したシングルモードファイバの接続時には、フェルールの接続端面間に整合材が使用される。MPOコネクタを使用したシングルモードファイバの接続時には、フェルールの接続端面を斜め端面にして、10-20N程度の押圧力を加えて接続端面同士を押しつけるPC(Physical Contact)接続が行われる。
【0003】
MTコネクタ、MPOコネクタのいずれにおいても、フェルールの接続端面同士の押圧と接続状態の保持に、バネやクリップなどの機械要素を用いた押圧機構が用いられる。しかしながら、機械要素の把持や機械要素の着脱のためのスペース制限により、コネクタの小型化に限界があった。
【0004】
小型化を実現する手段として、バネやクリップなどの機械要素を無くし、フェルールの周囲に磁石を取り付けて、磁石から発する磁力によりフェルール同士を押しつけるようにした光コネクタが提案されている(非特許文献1参照)。
【0005】
しかしながら、磁石を用いる構成は、フェルールの接続端面同士の接続と、フェルールに取り付けた磁石同士の接続とが同時に生じるため、光コネクタの着脱作業がし難いという課題があった。つまり、光コネクタ間に磁気引力を例えば10N程度働かせる場合、接続している2つの光コネクタを分離する際に、磁気引力よりも大きな力を磁気引力と逆方向に加える必要があり、接続の解除がし難い。また、光コネクタを分離する際に、ガイドピンなどを変形させる可能性もあった。加えて、2つの光コネクタを接続する際も、光コネクタ間の磁気引力が大きいために、磁石同士が勢いよくぶつかることで磁石が欠ける可能性があった。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0006】
Kota Shikama,Norio Sato,Atsushi Aratake,Satoshi Shigematsu,and Takeshi Sakamoto,“Miniature Optical Connector with Magnetic Physical Contact”,Proc. Optical Fiber Communication Conference 2020,W2A
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、光コネクタの着脱の作業性を向上させることができる光コネクタ接続構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の光コネクタ接続構造は、第1の光ファイバの先端に取り付けられた第1の光コネクタと、第2の光ファイバの先端に取り付けられ、前記第1の光コネクタと接続可能な第2の光コネクタとから構成され、前記第1の光コネクタは、前記第1の光ファイバを固定するように構成された第1の整列部品と、前記第1の整列部品と一体化した第1の磁性構造体とを備え、前記第2の光コネクタは、前記第2の光ファイバを固定するように構成された第2の整列部品を備え、前記第1の磁性構造体は、軟磁性材料からなり、前記第2の整列部品の周囲に第2の磁性構造体が配置され、前記第2の磁性構造体は、2つ以上の硬磁性材料からなり、これら硬磁性材料を組み合わせた筒状の前記第2の磁性構造体が前記第2の整列部品の周囲に装着され、前記第2の整列部品と前記第2の磁性構造体の少なくとも一方は、前記第2の整列部品と前記第2の磁性構造体の位置関係を定めるための位置決め構造を有することを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、第1の磁性構造体を軟磁性材料とし、第2の磁性構造体を2つ以上の硬磁性材料とし、これら硬磁性材料を組み合わせた筒状の第2の磁性構造体を第2の整列部品の周囲に装着できるようにしたことにより、第1、第2の整列部品の接続端面同士の接続と第2の磁性構造体の装着とを別の工程で行うことができるので、光コネクタの着脱の作業性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1Aは、本発明の第1の実施例に係る多心形光コネクタ接続構造のフェルール接続前の斜視図である。
図1Bは、本発明の第1の実施例に係る多心形光コネクタ接続構造のフェルール接続後の斜視図である。
図2は、本発明の第1の実施例に係る多心形光コネクタ接続構造のフェルール接続後に磁石を装着した状態の斜視図である。
図3Aは、本発明の第1の実施例に係る多心形光コネクタ接続構造のフェルール接続後の断面図である。
図3Bは、本発明の第1の実施例に係る多心形光コネクタ接続構造のフェルール接続後に磁石を装着した状態の断面図である。
図4A-図4Bは、本発明の第1の実施例に係る第3の磁性構造体の装着方法を説明する斜視図である。
図5A-図5Bは、本発明の第1の実施例に係る第3の磁性構造体の取り外し方法を説明する斜視図である。
図6A-図6Bは、本発明の第1の実施例に係る多心形光コネクタ接続構造の別の例を示す断面図である。
図7A-図7Cは、本発明の第1の実施例に係る第1の磁性構造体とフェルールの接合方法を説明する断面図である。
図8A-図8Cは、本発明の第1の実施例に係る第2の磁性構造体とフェルールの接合方法を説明する断面図である。
図9A-図9Dは、本発明の第1の実施例に係る第3の磁性構造体とフェルールの位置決め方法を説明する図である。
図10Aは、本発明の第2の実施例に係る多心形光コネクタ接続構造のフェルール接続前の斜視図である。
図10Bは、本発明の第2の実施例に係る多心形光コネクタ接続構造のフェルール接続後の斜視図である。
図11は、本発明の第2の実施例に係る多心形光コネクタ接続構造のフェルール接続後に磁石を装着した状態の斜視図である。
図12Aは、多心形光コネクタ接続構造の第2の磁性構造体にギャップが無い場合の磁束密度ベクトルを示す断面図である。
図12Bは、本発明の第2の実施例に係る多心形光コネクタ接続構造における磁束密度ベクトルを示す断面図である。
図13Aは、本発明の第3の実施例に係る多心形光コネクタ接続構造のフェルール接続前の斜視図である。
図13Bは、本発明の第3の実施例に係る多心形光コネクタ接続構造のフェルール接続後の斜視図である。
図14は、本発明の第3の実施例に係る多心形光コネクタ接続構造のフェルール接続後に磁石を装着した状態の斜視図である。
図15Aは、本発明の第4の実施例に係る多心形光コネクタ接続構造のフェルール接続前の斜視図である。
図15Bは、本発明の第4の実施例に係る多心形光コネクタ接続構造のフェルール接続後の斜視図である。
図16は、本発明の第4の実施例に係る多心形光コネクタ接続構造のフェルール接続後に磁石を装着した状態の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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