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公開番号
2025054174
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-07
出願番号
2024106498
出願日
2024-07-01
発明の名称
光学フィルム、偏光板、および表示装置
出願人
深セン市華星光電半導体顕示技術有限公司
代理人
弁理士法人IPX
主分類
G02B
5/30 20060101AFI20250328BHJP(光学)
要約
【課題】光学フィルムに起因する虹模様が表示装置の表示品質を低下させるという従来の技術的問題を緩和することができる光学フィルム、偏光板及び表示装置を提供する。
【解決手段】光学フィルム101、偏光板及び表示装置を開示する。該光学フィルム101は、基材1011と、基材1011内に分散している調整粒子1012とを含み、光学フィルム101が面内位相差値を有し、光学フィルム101の面内位相差値が3000ナノメートル未満である。調整粒子を光学フィルムの基材に入れることにより、光学フィルムの面内位相差値を3000ナノメートル未満に低減し、光学フィルムの面内位相差値と厚み方向位相差値との差を小さくし、光学フィルムによる虹模様の問題を改善する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
光学フィルムであって、
基材と、前記基材内に分散している調整粒子とを含み、
前記光学フィルムが面内位相差値を有し、前記光学フィルムの面内位相差値が3000ナノメートル未満である、
光学フィルム。
続きを表示(約 3,400 文字)
【請求項2】
前記光学フィルムの面内位相差値が1000ナノメートル以下である、
ことを特徴とする請求項1に記載の光学フィルム。
【請求項3】
前記光学フィルムの面内位相差値が500ナノメートル以下である、
ことを特徴とする請求項2に記載の光学フィルム。
【請求項4】
前記光学フィルムの面内位相差値が200ナノメートル以下である、
ことを特徴とする請求項1に記載の光学フィルム。
【請求項5】
前記光学フィルムが厚さ方向位相差値を有し、
前記光学フィルムの面内位相差値と前記光学フィルムの厚さ方向位相差値との比が0.1より大きく、
前記光学フィルムの面内位相差値と前記光学フィルムの厚さ方向位相差値との比が2未満である、
ことを特徴とする請求項1ないし4のうちのいずれか1項に記載の光学フィルム。
【請求項6】
前記調整粒子が、第1タイプ調整粒子及び/又は第2タイプ調整粒子を含み、
前記第1タイプ調整粒子が、複数の第1断面を有し、各前記第1断面が、1つの第1外接円を有し、
前記第1タイプ調整粒子の長軸長さと、複数の前記第1外接円のうちの直径が最大である前記第1外接円の直径との比が、1以上であり、
前記第1タイプ調整粒子の長軸長さと、複数の前記第1外接円のうちの直径が最大である前記第1外接円の直径との比が、5未満であり、
前記第2タイプ調整粒子が、複数の第2断面を有し、各前記第2断面が、1つの第2外接円を有し、
前記第2タイプ調整粒子の長軸の長さと、複数の前記第2外接円のうちの直径が最も大きい前記第2外接円の直径との比が、5以上であり、
前記第2タイプ調整粒子の長軸の長さと、複数の前記第2外接円のうちの直径が最大である前記第2外接円の直径との比が、50以下である、
ことを特徴とする請求項1に記載の光学フィルム。
【請求項7】
前記第1タイプ調整粒子が、互いに形状が異なる、第1サブタイプ調整粒子、第2サブタイプ調整粒子、第3サブタイプ調整粒子、第4サブタイプ調整粒子、第5サブタイプ調整粒子のうちから選択される少なくとも1つであり、
前記第2タイプ調整粒子が、互いに形状が異なる、第6サブタイプ調整粒子、第7サブタイプ調整粒子、第8サブタイプ調整粒子、第9サブタイプ調整粒子、第10サブタイプ調整粒子のうちから選択される少なくとも1つであり、
前記第1サブタイプ調整粒子の長軸の延在方向に沿って、前記第1サブタイプ調整粒子の前記第1断面の第1外接円の直径の変化値が、0.3マイクロメートル以下であり、
前記第2サブタイプ調整粒子の第1端部が、前記第2サブタイプ調整粒子の第2端部に接続され、前記第2サブタイプ調整粒子の第2端部から離れる方向に沿って、前記第2サブタイプ調整粒子の前記第1端部に位置する前記第1断面の第1外接円の直径が、徐々に小さくなり、
前記第2サブタイプ調整粒子の第1端部から離れる方向に沿って、前記第2サブタイプ調整粒子の前記第2端部に位置する前記第1断面の第1外接円の直径が、徐々に小さくなり、
前記第3サブタイプ調整粒子の長軸の延在方向に沿って、前記第3サブタイプ調整粒子の中間部に位置する前記第1断面の第1外接円の直径の変化値が、1マイクロメートル以下であり、
前記第3サブタイプ調整粒子の中間部から離れる方向に沿って、前記第3サブタイプ調整粒子の第1端部に位置する前記第1断面の第1外接円の直径が、徐々に小さくなり、
前記第3サブタイプ調整粒子の第2端部に位置する前記第1断面の第1外接円の直径変化値が、1マイクロメートル以下であり、
前記第4サブタイプ調整粒子の長軸の延在方向に沿って、前記第4サブタイプ調整粒子の中間部に位置する前記第1断面の第1外接円の直径の変化値が1マイクロメートル以下であり、
前記第4サブタイプ調整粒子の中間部から離れる方向に沿って、前記第4サブタイプ調整粒子の第1端部に位置する前記第1断面の第1外接円の直径が、徐々に小さくなり、
前記第4サブタイプ調整粒子の第2端部に位置する前記第1断面の第1外接円の直径が、徐々に小さくなり、
前記第5サブタイプ調整粒子の第1端部が、前記第5サブタイプ調整粒子の第2端部に接続され、前記第5サブタイプ調整粒子の第1端部から前記第5サブタイプ調整粒子の第2端部への方向に沿って、前記第5サブタイプ調整粒子の前記第1断面の第1外接円の直径が、徐々に小さくなり、
第6サブタイプ調整粒子の長軸の延在方向に沿って、第6サブタイプ調整粒子の第2断面の第2外接円の直径の変化値が、0.3マイクロメートル以下であり、
前記第7サブタイプ調整粒子の長軸の延在方向に沿って、前記第7サブタイプ調整粒子の中間部に位置する前記第2断面の第2外接円の直径の変化値が、1マイクロメートル以下であり、
前記第7サブタイプ調整粒子の中間部から離れる方向に沿って、前記第7サブタイプ調整粒子の第1端部に位置する前記第2断面の第2外接円の直径が、徐々に小さくなり、
前記第7サブタイプ調整粒子の第2端部に位置する前記第2断面の第2外接円の直径変化値が、1マイクロメートル以下であり、
前記第8サブタイプ調整粒子の長軸の延在方向に沿って、前記第8サブタイプ調整粒子の中間部に位置する前記第2断面の第2外接円の直径の変化値が、1マイクロメートル以下であり、
前記第8サブタイプ調整粒子の中間部から離れる方向に沿って、前記第8サブタイプ調整粒子の第1端部に位置する前記第2断面の第2外接円の直径が、徐々に小さくなり、
前記第8サブタイプ調整粒子の第2端部に位置する前記第2断面の第2外接円の直径が、徐々に小さくなり、
前記第9サブタイプ調整粒子の第1端部が、前記第9サブタイプ調整粒子の第2端部に接続され、前記第9サブタイプ調整粒子の第1端部から前記第9サブタイプ調整粒子の第2端部への方向に沿って、前記第9サブタイプ調整粒子の前記第2断面に位置する第2外接円の直径が、徐々に小さくなり、
前記第10サブタイプ調整粒子の第1端部が、前記第10サブタイプ調整粒子の第2端部に接続され、前記第10サブタイプ調整粒子の第2端部から離れる方向に沿って、前記第10サブタイプ調整粒子の前記第1端部に位置する前記第2断面の第2外接円の直径が、徐々に小さくなり、
前記第10サブタイプ調整粒子の第1端部から離れる方向に沿って、前記第10サブタイプ調整粒子の前記第2端部に位置する前記第2断面の第2外接円の直径が徐々に小さくなる、
ことを特徴とする請求項6に記載の光学フィルム。
【請求項8】
前記調整粒子が前記第1タイプ調整粒子及び前記第2タイプ調整粒子を含み、
前記第1タイプ調整粒子の前記調整粒子での質量分率が50%より大きく、
前記第2タイプ調整粒子の前記調整粒子での質量分率が50%より小さい、
ことを特徴とする請求項6に記載の光学フィルム。
【請求項9】
前記基材が、第1サブ基材及び/又は第2サブ基材を含み、
前記第1サブ基材が、未変性ポリエステル、未変性アセテート繊維のうちから選ばれる少なくとも1つであり、
前記第2サブ基材が、変性ポリエステル、変性アセテートセルロースのうちから選ばれる少なくとも1つであり、
前記第1サブ基材の前記基材での質量分率が65%以上であり、前記第1サブ基材の前記基材での質量分率が100%以下であり、
前記第2サブ基材の前記基材での質量分率が0%以上であり、前記第2サブ基材の前記基材での質量分率が35%以下である、
ことを特徴とする請求項1に記載の光学フィルム。
【請求項10】
偏光板であって、
請求項1ないし9のうちのいずれか一項に記載の光学フィルムを含む、
ことを特徴とする偏光板。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、表示分野に関し、具体的に、光学フィルム、偏光板及び表示装置に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
現在では、一般的に偏光板が偏光層を含み、偏光層の保護層として光学フィルムが用いられており、偏光層の保護として機能している。しかしながら、保護層に用いる光学フィルムが複屈折性などの性質を有するため、偏光板を表示装置に適用した場合、斜め方向から見たときに虹模様が発生し、表示装置の表示品質が低下するという問題がある。
【0003】
したがって、上記課題を解決するために、光学フィルム、偏光板及び表示装置が求められている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
光学フィルムに起因する虹模様が表示装置の表示品質を低下させるという従来の技術的問題を緩和することができる光学フィルム、偏光板及び表示装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明に提供される光学フィルムは、基材と、前記基材内に分散している調整粒子とを含み、前記光学フィルムが面内位相差値を有し、前記光学フィルムの面内位相差値が3000ナノメートル未満である。
【0006】
好ましくは、前記光学フィルムの面内位相差値が1000ナノメートル以下である。
【0007】
好ましくは、前記光学フィルムの面内位相差値が500ナノメートル以下である。
【0008】
好ましくは、前記光学フィルムの面内位相差値が200ナノメートル以下である。
【0009】
好ましくは、前記光学フィルムが厚さ方向位相差値を有し、前記光学フィルムの面内位相差値と前記光学フィルムの厚さ方向位相差値との比が0.1より大きく、前記光学フィルムの面内位相差値と前記光学フィルムの厚さ方向位相差値との比が2未満である。
【0010】
好ましくは、前記調整粒子が、第1タイプ調整粒子及び/又は第2タイプ調整粒子を含み、前記第1タイプ調整粒子が、複数の第1断面を有し、各前記第1断面が、1つの第1外接円を有し、前記第1タイプ調整粒子の長軸長さと、複数の前記第1外接円のうちの直径が最大である前記第1外接円との比が、1以上であり、前記第1タイプ調整粒子の長軸長さと、複数の前記第1外接円のうちの直径が最大である前記第1外接円の直径との比が、5未満であり、前記第2タイプ調整粒子が、複数の第2断面を有し、各前記第2断面が、1つの第2外接円を有し、前記第2タイプ調整粒子の長軸の長さと、複数の前記第2外接円のうちの直径が最も大きい前記第2外接円の直径との比が、5以上であり、前記第2タイプ調整粒子の長軸の長さと、複数の前記第2外接円のうちの直径が最大である前記第2外接円との比が、50以下である。
(【0011】以降は省略されています)
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