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公開番号2025040877
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-25
出願番号2023147948
出願日2023-09-12
発明の名称情報処理装置、情報処理方法及びコンピュータプログラム
出願人株式会社東芝,東芝インフラシステムズ株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B61L 27/12 20220101AFI20250317BHJP(鉄道)
要約【課題】ある路線の運行スケジュールを他の路線との間の乗り継ぎの効率性を考慮して作成する。
【解決手段】本開示の情報処理装置は、複数の第1停車位置を含み、前記第1停車位置のうちの1つは第1乗継位置である第1路線における、第1移動体の前記第1停車位置と停車時刻及び出発時刻の少なくとも一方とを含む1つ以上の第1スジ情報と、複数の第2停車位置を含み、前記第2停車位置のうちの1つは前記第1乗継位置からの乗り継ぎ又は前記第1乗継位置への乗り継ぎが可能である第2乗継位置である第2路線に関する路線情報と、前記第1乗継位置から前記第2乗継位置へ又は前記第2乗継位置から前記第1乗継位置へ乗り継ぎを行う乗客数に関する乗客数情報と、に基づき、前記第2路線における第2移動体の前記第2停車位置と停車時刻及び出発時刻とを含む1つ以上の第2スジ情報を作成する、処理部を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数の第1停車位置を含み、前記第1停車位置のうちの1つは第1乗継位置である第1路線における、第1移動体の前記第1停車位置と停車時刻及び出発時刻の少なくとも一方とを含む1つ以上の第1スジ情報と、
複数の第2停車位置を含み、前記第2停車位置のうちの1つは前記第1乗継位置からの乗り継ぎ又は前記第1乗継位置への乗り継ぎが可能である第2乗継位置である第2路線に関する路線情報と、
前記第1乗継位置から前記第2乗継位置へ又は前記第2乗継位置から前記第1乗継位置へ乗り継ぎを行う乗客数に関する乗客数情報と、に基づき、
前記第2路線における第2移動体の前記第2停車位置と停車時刻及び出発時刻とを含む1つ以上の第2スジ情報を作成する、
処理部
を備えた情報処理装置。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記乗客数情報は、前記乗り継ぎを行う乗客数を時間ごと又は前記第1スジ情報ごとに含み、
前記処理部は、前記第2スジ情報の候補である候補スジを複数作成し、前記第2路線で使用可能な前記第2移動体の台数に関する制約条件の元、前記第1乗継位置から前記第2乗継位置又は前記第2乗継位置から前記第1乗継位置への乗り継ぎの際の、前記第2乗継位置又は前記第1乗継位置での乗客の待ち時間の合計に関する評価指標を最適化又は準最適化することにより、複数の前記候補スジから前記1つ以上の第2スジ情報を選択する
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記処理部は、前記候補スジが選択された場合の前記第1乗継位置から前記第2乗継位置又は前記第2乗継位置から前記第1乗継位置への乗り継ぎ客の人数を表す係数と、前記候補スジが選択された場合の前記第1乗継位置から前記第2乗継位置又は前記第2乗継位置から前記第1乗継位置への乗り継ぎの際の前記待ち時間を表す第1変数とを設定し、
前記係数と前記第1変数とを用いて前記乗客の待ち時間の合計に関する評価指標の関数を生成し、
複数の前記候補スジを選択するか否かの2値を表す複数の第2変数を用いた前記乗客の待ち時間に関する第1制約条件の元、前記関数を最適化又は準最適化することにより、複数の前記第2変数の値を算出し、複数の前記第2変数の値に基づき、前記候補スジから前記1つ以上の第2スジ情報を選択する
請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記処理部は、ある第2スジ情報で運行される前記第2移動体が前記第2乗継位置に到着してから別の第2スジ情報に従って前記第2乗継位置を出発するまでに開ける必要がある折り返し時間に関する第2制約条件の元、前記乗客の待ち時間の総和に関する評価指標を最適化又は準最適化することにより、複数の前記候補スジから前記1つ以上の第2スジ情報を選択する
請求項2又は3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記処理部は、前記第2乗継位置に同時停車可能な前記第2移動体の台数の制約条件に基づき、複数の前記候補スジから前記1つ以上の第2スジ情報を選択する
請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記処理部は、前記第2路線における乗務員の情報に基づき、前記第2移動体に搭乗する乗務員の乗務コストの合計と、前記待ち時間の合計との総和に関する評価指標を最適化又は準最適化することにより、複数の前記候補スジから前記1つ以上の第2スジ情報を選択する
請求項2又は3に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記乗務コストは、乗務時間である
請求項6に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記処理部は、前記第2路線で使用可能な第2移動体の台数の上限値の候補を複数設定し、複数の前記上限値の候補ごとに前記評価指標を最適化又は準最適化し、最適化又は準最適化された前記評価指標のうちに基づき、前記上限値の候補から1つの候補を、前記第2路線で使用可能な第2移動体の台数の上限値として決定する
請求項2又は3に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記処理部は、複数の前記候補スジの一部として、前記第2路線の既存の運行スケジュールを構成する複数のスジ情報を用いる
請求項2又は3に記載の情報処理装置。
【請求項10】
前記待ち時間は、前記第1乗継位置から前記第2乗継位置又は前記第2乗継位置から前記第1乗継位置への乗り継ぎのために乗客に必要とされる乗継時間以上、前記第2スジ情報における前記第2乗継位置の停車又は出発時刻と、前記第1スジ情報における前記第1乗継位置の出発又は停車時刻間で開けることを制約条件として、前記評価指標を最適化又は準最適化する
請求項2又は3に記載の情報処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本実施形態は、情報処理装置、情報処理方法及びコンピュータプログラムに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
近年、日本や先進国において自家用車により成立している地域モビリティの持続可能性が問題となってきており、公共交通の利便性を高めるためのMaaS(MobilityasaService)やCASEの活用などの開発が活発になってきている。CASEは、Connected(つながる)、Autonomous(自動運転)、Shared&Service(シェアリング&サービス)、Electric(電動化)それぞれの頭文字をとった造語である。公共交通を乗継いで利用する場合にも目的地までの所要時間をできる限り短くする運行計画を作成することにより、地域公共モビリティネットワークの利便性を高めることが期待できる。
【0003】
また高齢化・過疎化が進む地方都市においては公共交通需要の増加が予想される反面、低密度な地域では人口減少により公共交通の輸送効率は大きく低下していくものと考えられる。高齢化と人口減少が同時に進行する局面では、低頻度な公共交通の維持がますます困難になることが予想される。
【0004】
並走する複数路線の運行スケジュール(ダイヤ)を同時作成する技術が知られている。この技術では、所与の運行間隔条件の下で並走する複数路線の鉄道ダイヤを同時に作成する。しかしながら、複数路線間の乗り継ぎを考慮してダイヤを作成する方法は開示されていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2015-140122号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本実施形態は、ある路線の運行スケジュールを他の路線との間の乗り継ぎの効率性を考慮して作成することを可能とする情報処理装置、情報処理方法及びコンピュータプログラムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の情報処理装置は、複数の第1停車位置を含み、前記第1停車位置のうちの1つは第1乗継位置である第1路線における、第1移動体の前記第1停車位置と停車時刻及び出発時刻の少なくとも一方とを含む1つ以上の第1スジ情報と、複数の第2停車位置を含み、前記第2停車位置のうちの1つは前記第1乗継位置からの乗り継ぎ又は前記第1乗継位置への乗り継ぎが可能である第2乗継位置である第2路線に関する路線情報と、前記第1乗継位置から前記第2乗継位置へ又は前記第2乗継位置から前記第1乗継位置へ乗り継ぎを行う乗客数に関する乗客数情報と、に基づき、前記第2路線における第2移動体の前記第2停車位置と停車時刻及び出発時刻とを含む1つ以上の第2スジ情報を作成する、処理部を備える。
【図面の簡単な説明】
【0008】
幹線路線と支線路線の関係を示す図。
下方を支線乗継駅、上方を支線終着駅、横を時間軸とするダイヤグラムを示す図。
第1実施形態に係るダイヤ作成装置の構成を示す図。
支線路線情報の一例を示す図。
幹線ダイヤの例として列車時刻表を示す図。
乗継乗降客数情報の例を示す図。
支線ダイヤ作成パラメータの例を示す図。
本装置の出力データの例を示す図。
支線ダイヤの作成処理の手順の一例を示すフローチャート。
Step1における候補スジを作成する例の説明図。
候補スジを作成する他の例の説明図。
幹線列車毎に乗降客数を決定する例を示す図。
上り支線の待ち時間の考え方の例を示す図。
下り支線の待ち時間の考え方の例を示す図。
支線乗継駅における折返し制約条件を説明するための図。
支線終着駅における折返し制約条件を説明するための図。
不適切な折返しを禁止する制約条件の例を示す図。
車両割当の例を示す図。
Step1の処理で作成された下り及び上りの候補スジの例を示す図。
最適化問題を解いて作成された支線ダイヤの例を示す図。
各車両が走行するスジを順に矢印付の線でつなげた例を示す図。
出力部GUIにより表示される出力画面の例を示す図。
車両運行システムの一例を示すブロック図。
各実施形態に係る情報処理装置であるダイヤ作成装置のハードウェア構成を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照しつつ、本実施形態について説明する。
【0010】
(第1実施形態)
[本実施形態の概要]
まず、本実施形態の概要について説明する。
図1は、幹線路線101(幹線とも呼ぶ)と支線路線102(幹線とも呼ぶ)の関係を示す図である。ここでは幹線101は鉄道、支線102はバス等の車両(以下、車両と記載)であると想定する。ただし幹線及び支線は、鉄道とバスに限定されるわけではなく、任意の移動体でよい。たとえば、両方とも鉄道又はバスであっても良いし、一方又は両方が、飛行機、船舶、タクシー、路面電車、モノレール、新交通システム、ケーブルカー、ロープウェイなどの交通機関であっても構わない。
(【0011】以降は省略されています)

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