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公開番号
2025040073
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-24
出願番号
2023146748
出願日
2023-09-11
発明の名称
傾斜計プローブ回収キット
出願人
地盤計測株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
G01C
9/00 20060101AFI20250314BHJP(測定;試験)
要約
【課題】ガイド管が古くなると腐食が進んで、傾斜計プローブの車輪がガイド溝に食い込んだりして引き揚げは困難となる。
【解決手段】傾斜計プローブ回収キット1は各構成部品が軸状に一体化される。回収口5を下側に向けて傾斜計プローブ回収キット1をガイド管Bに挿入すると、一対のリーフスプリング29、29がガイド溝b2に挿入され、その他はガイド管Bの円筒状本体b1に挿入されて、一対のリーフスプリング29、29により回収口5の向きが指定される。この姿勢で、傾斜計プローブ回収キット1は下降させていくと、円筒パイプ3の回収口5の端縁5aに、車輪組のうち下側の車輪a3が当たり、端縁5aに押されて食い込み状態が解除され、更にアームa2が回動して軸状本体a1側に重なるように畳まれていき、円筒パイプ3内に収容されていく。収容後は、傾斜計プローブ回収キット1を引き揚げてガイド管Bから引き出す。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
地盤内に設置したガイド溝付きガイド管に挿入され、前記ガイド溝に転動可能に嵌合してガイドされる車輪を有する傾斜計プローブの回収に用いるものであり、
円筒パイプと、前記円筒パイプの軸方向一端が軸方向に対して斜めに切断されたような口縁で構成された回収口と、前記円筒パイプの軸方向他端側に設けられ、前記ガイド管に挿入されたときの前記回収口の向きを指定する回収口向き指定手段を備えることを特徴とする傾斜計プローブ回収キット。
続きを表示(約 860 文字)
【請求項2】
請求項1に記載した傾斜計プローブ回収キットにおいて、
回収口向き指定手段はガイド管のガイド溝に遊嵌されてガイドされる被ガイド部で構成されることを特徴とする傾斜計プローブ回収キット。
【請求項3】
請求項2に記載した傾斜計プローブ回収キットにおいて、
被ガイド部は長さ方向両端側が固定されて中間が径方向外方に向かって膨らんでその他の部位より突出する板バネで構成されることを特徴とする傾斜計プローブ回収キット。
【請求項4】
請求項3に記載した傾斜計プローブ回収キットにおいて、
板バネの径方向外方への膨みは調整可能になっていることを特徴とする傾斜計プローブ回収キット。
【請求項5】
請求項4に記載した傾斜計プローブ回収キットにおいて、
ボルトの軸方向両側にそれぞれ形成された一対のねじと、前記一対のねじにそれぞれ螺合する一対のナットを逆ねじ関係で構成し、前記一対のナット側にそれぞれ板バネの長さ方向両側を固定することで、ねじの螺進退により膨らみが調整可能になっていることを特徴とする傾斜計プローブ回収キット。
【請求項6】
請求項2に記載した傾斜計プローブ回収キットにおいて、
回収口向き指定手段により、傾斜計プローブの一対の車輪のうち挿入方向先側に位置する車輪が後側に位置する車輪よりも先に回収口の口縁に当たるように回収口の向きが指定されていることを特徴とする傾斜計プローブ回収キット。
【請求項7】
請求項1に記載した傾斜計プローブ回収キットにおいて、
挿入方向後側には、外周面にねじが形成され傾斜計プローブ用ケーブルのソケットに螺合するジョイントが設けられており、
前記ジョイントのねじに別体のソケットが螺合することで、前記傾斜計プローブ用ケーブルに代えて、ロープ用ボルトまたはロッドを連結させることも可能になっていることを特徴とする傾斜計プローブ回収キット。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、観測作業中に引き揚げ困難に陥った挿入式孔内傾斜計の傾斜計プローブの回収に使用する傾斜計プローブ回収キットに関するものである。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
挿入式孔内傾斜計は、特許文献1に記載のように、地中の水平方向の経時的移動量を高精度で測定する装置として従来から知られており、ガイド管を地盤内に設置し、その中に傾斜計プローブを挿入して、所定深度毎に傾斜計プローブの傾き(=ガイド管の傾斜)を測定し、これによって孔底を不動点としたときの地盤の水平方向の変位を求めている。
このガイド管の内面には、軸方向に沿って延びる複数本のガイド溝が形成され、傾斜計プローブには車輪が設けられており、車輪がガイド溝に転動可能に嵌合してガイドされることで、ガイド管と傾斜計プローブの向きが常に一致するようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平8-233745号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ガイド管が古くなると腐食が進んで膨張したり変形したりするため、傾斜計プローブの車輪がガイド溝に食い込んだり、ガイド管を突き破ったりする場合がある。傾斜計プローブは通常はケーブルでつながれており、当該ケーブルを引っ張ることで、当該傾斜計プローブを引き揚げているが、上記のような状況になると、当該傾斜計プローブの引き揚げは困難となる。
而して、このような状況を放置すれば、傾斜計プローブだけでなく、当該傾斜計プローブが挿入されたガイド管自体も廃棄することになり、経済的損失は大きい。
【0005】
本発明は上記従来の問題点に着目してなされたものであり、観測作業中に引き揚げ困難に陥った傾斜計プローブであっても、現場での単純な作業で確実に引き揚げて回収することができる傾斜計プローブ回収キットを提供することを、その目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、地盤内に設置したガイド溝付きガイド管に挿入され、前記ガイド溝に転動可能に嵌合してガイドされる車輪を有する傾斜計プローブの回収に用いるものであり、円筒パイプと、前記円筒パイプの軸方向一端が軸方向に対して斜めに切断されたような口縁で構成された回収口と、前記円筒パイプの軸方向他端側に設けられ、前記ガイド管に挿入されたときの前記回収口の向きを指定する回収口向き指定手段を備えることを特徴とする傾斜計プローブ回収キットである。
【0007】
好ましくは、回収口向き指定手段はガイド管のガイド溝に遊嵌されてガイドされる被ガイド部で構成される。
好ましくは、被ガイド部は長さ方向両端側が固定されて中間が径方向外方に向かって膨らんでその他の部位より突出する板バネで構成される。
好ましくは、板バネの径方向外方への膨みは調整可能になっている。
好ましくは、ボルトの軸方向両側にそれぞれ形成された一対のねじと、前記一対のねじにそれぞれ螺合する一対のナットを逆ねじ関係で構成し、前記一対のナット側にそれぞれ板バネの長さ方向両側を固定することで、ねじの螺進退により膨らみが調整可能になっている。
【0008】
好ましくは、回収口向き指定手段により、傾斜計プローブの一対の車輪のうち挿入方向先側に位置する車輪が後側に位置する車輪よりも先に回収口の口縁に当たるように回収口の向きが指定されている。
好ましくは、挿入方向後側には、外周面にねじが形成され傾斜計プローブ用ケーブルのソケットに螺合するジョイントが設けられており、前記ジョイントのねじに別体のソケットが螺合することで、前記傾斜計プローブ用ケーブルに代えて、ロープ用ボルトまたはロッドを連結させることも可能になっている。
【発明の効果】
【0009】
本発明の傾斜計プローブ回収キットを使用すれば、現場での単純な作業で、観測作業中に引き揚げ困難に陥った傾斜計プローブを、確実に引き揚げて回収することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の実施の形態に係る傾斜計プローブ回収キットの構成部品の斜視図である。
図1の傾斜計プローブ回収キットの円筒パイプを軸方向に直交する2方向から見た図、及び軸方向に直交する方向の断面図である。
図1の傾斜計プローブ回収キットのヘッド側を軸方向に直交する方向から見た一部破断図である。
図3のヘッドを軸方向に直交する2方向から見た一部破断図、及び軸方向に直交する方向の断面図である。
図3のボルト側を軸方向に直交する別の方向から見た図、及び軸方向に直交する方向の断面図である。
図3のリーフスプリングの平面図及び側面図である。
図3のリーフスプリングが最大限に膨らんだ状態を示す。
図5のジョイントを軸方向に直交する方向から見た図、並びに軸方向及び軸方向に直交する方向の断面図である。
図3のジョイントに連結する3種類の引揚げ用具の説明図である。
図1の傾斜計プローブ回収キットによる傾斜計プローブの回収方法の説明図である。
図10の傾斜計プローブ回収キットと傾斜計プローブのガイド管内における挿入状態を示すイメージ図である。
図10、図11の回収方法における回収動作の説明図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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