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公開番号
2025039505
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-21
出願番号
2024039121
出願日
2024-03-13
発明の名称
記録装置、記録装置の制御方法及びプログラム
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人谷・阿部特許事務所
主分類
B41J
2/01 20060101AFI20250313BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】ノズルの吐出状態を高精度に検出する。
【解決手段】本発明の一実施形態は、液滴が吐出されるノズルを有する記録ヘッドと、前記記録ヘッドが搭載されるキャリッジと、前記ノズルからの前記液滴の吐出を制御する制御手段と、前記ノズルから吐出された前記液滴を検出する検出手段と、前記検出手段により取得される検出結果に基づき、前記ノズルの吐出状態を判定する判定手段と、モードを選択するユーザ入力を受け付ける受付手段と、前記ユーザ入力に基づく前記モードを設定する設定手段と、を有し、前記制御手段は、前記キャリッジを前記検出手段に対して相対的に移動させながら、前記ノズルから前記液滴を吐出させ、前記判定手段は、前記キャリッジを前記検出手段に対して相対的に移動させながら吐出された前記液滴の前記検出結果に基づいて前記ノズルの吐出状態を判定する、ことを特徴とする記録装置である。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
液滴が吐出されるノズルを有する記録ヘッドと、
前記記録ヘッドが搭載されるキャリッジと、
前記ノズルからの前記液滴の吐出を制御する制御手段と、
前記ノズルから吐出された前記液滴を検出する第1検出手段と、
前記第1検出手段により取得される検出結果に基づき、前記ノズルの吐出状態を判定する第1判定手段と、
モードを選択するユーザ入力を受け付ける受付手段と、
前記ユーザ入力に基づく前記モードを設定する設定手段と、
を有し、
前記制御手段は、前記キャリッジを前記第1検出手段に対して相対的に移動させながら、前記ノズルから前記液滴を吐出させ、
前記第1判定手段は、前記キャリッジを前記第1検出手段に対して相対的に移動させながら吐出された前記液滴の前記検出結果に基づいて前記ノズルの吐出状態を判定し、
前記第1判定手段により前記吐出状態が変化したと判定された場合に、前記設定手段により設定された前記モードに応じた処理を実行する、
ことを特徴とする記録装置。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記キャリッジを記録媒体に対して相対的に移動させながら、前記ノズルから前記記録媒体に前記液滴を吐出する、
ことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
【請求項3】
前記液滴は、主滴とサテライトとを含み、
前記キャリッジが移動している間に前記ノズルから吐出された前記主滴は、前記サテライトと異なる軌跡で吐出される、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の記録装置。
【請求項4】
前記第1検出手段は、
光を照射する発光手段と、
前記発光手段から照射される光を受光手段と、
前記受光手段の受光光量に応じて検出信号を出力する出力手段と、
を有し、
前記記録ヘッドから吐出された前記液滴が、前記発光手段から前記受光手段への光を遮る、
ことを特徴とする請求項3に記載の記録装置。
【請求項5】
前記第1判定手段は、前記主滴に対応する第1吐出速度及び第1吐出量、並びに、前記サテライトに対応する第2吐出速度及び第2吐出量を用いて、前記ノズルの吐出状態が正常か否かを判定する、
ことを特徴とする請求項4に記載の記録装置。
【請求項6】
前記主滴に対応する前記第1吐出速度及び前記第1吐出量、並びに、前記サテライトに対応する前記第2吐出速度及び前記第2吐出量を導出する導出手段を更に有する、
ことを特徴とする請求項5に記載の記録装置。
【請求項7】
前記導出手段は、
前記検出信号を分離した第1信号に基づき取得される前記主滴の吐出開始から検出までの時間と、前記キャリッジと前記第1検出手段との距離とに基づき、前記第1吐出速度を導出し、
前記第1信号の変化量に基づき、前記第1吐出量を導出する、
ことを特徴とする請求項6に記載の記録装置。
【請求項8】
前記導出手段は、
前記検出信号を分離した第2信号に基づき取得される前記サテライトの吐出開始から検出までの時間と、前記キャリッジと前記第1検出手段との距離とに基づき、前記第2吐出速度を導出し、
前記第2信号の変化量に基づき、前記第2吐出量を導出する、
ことを特徴とする請求項7に記載の記録装置。
【請求項9】
前記第1判定手段は、前記主滴と前記サテライトとのそれぞれについて、前記導出手段によって導出された吐出量が、吐出量に関連付けされた第1閾値以上、かつ前記導出手段によって導出された吐出速度が、吐出速度に関連付けされた第2閾値以上かを判定し、前記判定の結果が真の場合に前記ノズルの吐出状態に変化が無いと判定される一方、前記判定の結果が偽の場合に前記ノズルの吐出状態に変化があると判定される、
ことを特徴とする請求項8に記載の記録装置。
【請求項10】
前記第1閾値と、前記第2閾値とが記憶される記憶手段を更に有し、
前記記憶手段に記憶された前記第1閾値および前記第2閾値は、前記第1検出手段の前記検出結果に基づき更新される、
ことを特徴とする請求項9に記載の記録装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、記録ヘッドから液滴を吐出して記録する記録装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
インクジェット方式の記録装置は、CAD(Computer Aided Design)線画、ポスター、アート作品など多様な出力物が想定されており、インクの種類を含め、様々な使用環境が想定されている。記録ヘッドの往復移動(走査)中にインクの吐出を行う、いわゆる往復記録を行うインクジェット方式の記録装置では、記録ヘッドが同じ位置で吐出した場合であっても、記録ヘッドの移動方向によっては吐出したインク滴の付着位置に差が生じ得る。また、記録ヘッドの状態やインクの種類によっても吐出したインク滴の付着位置が変動し得る。そのため、記録媒体上に形成した画像の精細さや細線の再現性が劣化し、全体的な画質が劣化する問題があった。
【0003】
特許文献1は、インクの吐出速度を導出する導出手段を有する記録装置が開示されている。この記録装置は、インクの吐出速度と、往復記録の移動速度とに基づき、吐出タイミングを適切に設定するためのレジストレーション調整方法を行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2007-152853号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
インクジェット方式の記録装置では、記録ヘッドからインク液滴が吐出されるところ、異なるサイズの複数の液滴が、異なる吐出速度で吐出されること等が原因で、インク液滴の飛翔状態が異なる場合がある。この場合、特許文献1の方法では、飛翔状態が異なる複数の液滴を区別して検出することができず、ノズルの吐出状態の検出精度が低くなってしまう。
【0006】
そこで本開示は、上記課題に鑑み、ノズルの吐出状態を高精度に検出することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一実施形態は、液滴が吐出されるノズルを有する記録ヘッドと、前記記録ヘッドが搭載されるキャリッジと、前記ノズルからの前記液滴の吐出を制御する制御手段と、前記ノズルから吐出された前記液滴を検出する第1検出手段と、前記第1検出手段により取得される検出結果に基づき、前記ノズルの吐出状態を判定する第1判定手段と、モードを選択するユーザ入力を受け付ける受付手段と、前記ユーザ入力に基づく前記モードを設定する設定手段と、を有し、前記制御手段は、前記キャリッジを前記第1検出手段に対して相対的に移動させながら、前記ノズルから前記液滴を吐出させ、前記第1判定手段は、前記キャリッジを前記第1検出手段に対して相対的に移動させながら吐出された前記液滴の前記検出結果に基づいて前記ノズルの吐出状態を判定し、前記第1判定手段により前記吐出状態が変化したと判定された場合に、前記設定手段により設定された前記モードに応じた処理を実行する、ことを特徴とする記録装置である。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、ノズルの吐出状態を高精度に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1実施形態に係る記録装置の外観を示す斜視図
第1実施形態に係る記録装置の内部構成を示す斜視図
第1実施形態に係る記録装置の制御に関わる構成を示すブロック図
インク吐出を示す図
記録ヘッドの高さによって変化する検出信号を示す図
ノズルの吐出状態を検出する処理のフローチャート
CRを駆動しながら行われる、液滴検出の概念図
液滴(主滴、サテライト)の検出を示す図
受光光量に基づく吐出速度及び吐出量の算出の模式図
第2実施形態に係るモード設定処理のフローチャート
制御処理モードの変更に関するGUI画面
自動修復モードに関するGUI画面
警告表示モードに関するGUI画面
機能OFFモードに関するGUI画面
第2実施形態に係る、吐出状態判定シーケンスの結果に基づいて実行される各モードの処理のフローチャート
第3実施形態に係る、基準として用いるための検出信号
第3実施形態に係る検査吐出パラメータ調整処理のフローチャート
記録ヘッド201が記録用紙203に接触してしまう状態を示す図
第4実施形態に係る、吐出状態判定シーケンスの種類を切り替えて実施する処理のフローチャート
第5実施形態に係る吐出速度算出を説明するための図
第5実施形態に係る吐出速度算出処理のフローチャート
第5実施形態に係る吐出状態の変化を検出する処理のフローチャート
第6実施形態に係る吐出監視制限モード移行処理のフローチャート
第6実施形態に係る吐出監視制限モード解除処理のフローチャート
第6実施形態に係るGUI画面
第6実施形態に係るGUI画面
第6実施形態に係るレジストレーション調整値更新制限処理のフローチャート
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を必要以上に限定する趣旨ではない。また、以下の実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが、本開示の課題解決に必須のものとは限らず、複数の特徴は任意に組み合わせられても良い。さらに、添付図面において、同一または同様の構成に同一の参照番号を付し、それに合わせて、本明細書において、重複した説明を適宜省略する。
(【0011】以降は省略されています)
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