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公開番号2025038814
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-19
出願番号2023145648
出願日2023-09-07
発明の名称情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
出願人中国電力株式会社
代理人弁理士法人一色国際特許事務所
主分類G01M 99/00 20110101AFI20250312BHJP(測定;試験)
要約【課題】第2断路器が操作予定時期に動作不良となる確率を予測する。
【解決手段】プロセッサ及び記憶装置を有する情報処理装置であって、過去において、第1断路器が設置されてから所定期間ごとに撮影された前記第1断路器の第1画像を示すデータを含む特徴量と、前記第1断路器が設置されてから動作不良となるまでの動作可能期間を示すデータを含むラベルと、を対応付けた学習データに基づいて学習を行う学習モデルを記憶し、現在において、前記第2断路器が設置されてから撮影された前記第2断路器の第2画像と、前記第2断路器が設置されてからの経過期間と、前記第2断路器の操作予定時期と、を示すデータを前記学習モデルに入力することにより、前記第2断路器が前記操作予定時期に動作不良となる確率を予測する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
プロセッサ及び記憶装置を有し、
過去において、第1断路器が設置されてから所定期間ごとに撮影された前記第1断路器の第1画像を示すデータを含む特徴量と、前記第1断路器が設置されてから動作不良となるまでの動作可能期間を示すデータを含むラベルと、を対応付けた学習データに基づいて学習を行う学習モデルを記憶し、
現在において、第2断路器が設置されてから撮影された前記第2断路器の第2画像と、前記第2断路器が設置されてからの経過期間と、前記第2断路器の操作予定時期と、を示すデータを前記学習モデルに入力することにより、前記第2断路器が前記操作予定時期に動作不良となる確率を予測する
情報処理装置。
続きを表示(約 2,000 文字)【請求項2】
請求項1に記載の情報処理装置であって、
前記特徴量は、前記第1断路器の設置場所を示すデータを含み、
現在において、前記第2断路器の第2画像と、前記第2断路器が設置されてからの経過期間と、前記第2断路器の操作予定時期と、前記第2断路器の設置場所と、を示すデータを前記学習モデルに入力することにより、前記第2断路器が前記操作予定時期に動作不良となる確率を予測する
情報処理装置。
【請求項3】
請求項1に記載の情報処理装置であって、
前記特徴量は、前記第1断路器の前記所定期間ごとの動作回数を示すデータを含み、
現在において、前記第2断路器の第2画像と、前記第2断路器が設置されてからの経過期間と、前記第2断路器の操作予定時期と、前記第2断路器の現在までの動作回数と、を示すデータを前記学習モデルに入力することにより、前記第2断路器が前記操作予定時期に動作不良となる確率を予測する
情報処理装置。
【請求項4】
請求項1に記載の情報処理装置であって、
前記第1断路器及び前記第2断路器は、同一種類の断路器であり、
前記第1画像及び前記第2画像は、夫々、前記第1断路器及び前記第2断路器を同一の方向から撮影した画像である
情報処理装置。
【請求項5】
プロセッサ及び記憶装置を有する情報処理装置の情報処理方法であって、
過去において、第1断路器が設置されてから所定期間ごとに撮影された前記第1断路器の第1画像を示すデータを含む特徴量と、前記第1断路器が設置されてから動作不良となるまでの動作可能期間を示すデータを含むラベルと、を対応付けた学習データに基づいて学習を行う学習モデルを記憶し、
現在において、第2断路器が設置されてから撮影された前記第2断路器の第2画像と、前記第2断路器が設置されてからの経過期間と、前記第2断路器の操作予定時期と、のを示すデータを前記学習モデルに入力することにより、前記第2断路器が前記操作予定時期に動作不良となる確率を予測する
情報処理方法。
【請求項6】
請求項5に記載の情報処理方法であって、
前記特徴量は、前記第1断路器の設置場所を示すデータを含み、
現在において、前記第2断路器の第2画像と、前記第2断路器が設置されてからの経過期間と、前記第2断路器の操作予定時期と、前記第2断路器の設置場所と、を示すデータを前記学習モデルに入力することにより、前記第2断路器が前記操作予定時期に動作不良となる確率を予測する
情報処理方法。
【請求項7】
請求項5に記載の情報処理方法であって、
前記特徴量は、前記第1断路器の前記所定期間ごとの動作回数を示すデータを含み、
現在において、前記第2断路器の第2画像と、前記第2断路器が設置されてからの経過期間と、前記第2断路器の操作予定時期と、前記第2断路器の現在までの動作回数と、を示すデータを前記学習モデルに入力することにより、前記第2断路器が前記操作予定時期に動作不良となる確率を予測する
情報処理方法。
【請求項8】
請求項5に記載の情報処理方法であって、
前記第1断路器及び前記第2断路器は、同一種類の断路器であり、
前記第1画像及び前記第2画像は、夫々、前記第1断路器及び前記第2断路器を同一の方向から撮影した画像である
情報処理方法。
【請求項9】
プロセッサ及び記憶装置を有するコンピュータに、
過去において、第1断路器が設置されてから所定期間ごとに撮影された前記第1断路器の第1画像を示すデータを含む特徴量と、前記第1断路器が設置されてから動作不良となるまでの動作可能期間を示すデータを含むラベルと、を対応付けた学習データに基づいて学習を行う学習モデルを記憶する第1処理と、
現在において、第2断路器が設置されてから撮影された前記第2断路器の第2画像と、前記第2断路器が設置されてからの経過期間と、前記第2断路器の操作予定時期と、を示すデータを前記学習モデルに入力することにより、前記第2断路器が前記操作予定時期に動作不良となる確率を予測する第2処理と、
を実行させるプログラム。
【請求項10】
請求項9に記載のプログラムであって、
前記特徴量は、前記第1断路器の設置場所を示すデータを含み、
前記第2処理では、
現在において、前記第2断路器の第2画像と、前記第2断路器が設置されてからの経過期間と、前記第2断路器の操作予定時期と、前記第2断路器の設置場所と、を示すデータを前記学習モデルに入力することにより、前記第2断路器が前記操作予定時期に動作不良となる確率を予測する
プログラム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、断路器が操作予定時期に動作不良となる確率を予測する情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
断路器は、遮断器により事故電流等が遮断され、電流が流れなくなった電力線の電路を開閉する開閉器である。断路器は、例えば、遮断器の上流側に設けられた電力線の電路に接続される固定接触子、固定接触子と接触する可動接触子、可動接触子が固定接触子に対して接触又は非接触の何れかの状態となるように、可動接触子を移動させるブレード等を含む構造物である。断路器は、電力系統に設置された後は、設置場所の周囲の環境の影響を受けることとなる。そのため、断路器の設置後の経年とともに、固定接触子、可動接触子、ブレード等に対して、塵埃の付着、発錆、経年劣化等が生じることとなる。例えば、断路器の設置後の経年に伴って、ブレードの少なくとも一部に錆が発生したり、ブレードの動作が円滑となるように塗布されたグリスが乾燥、硬化、又は固化したりして、ブレードが動作しにくくなる動作不良が発生すると、可動接触子が固定接触子に接触しにくくなる接触不良を生じる虞がある。また、可動接触子及び固定接触子の少なくとも一方に塵埃の付着等が生じると、可動接触子と固定接触子の接触部分が過熱して火災事故を引き起こす虞もある。そこで、このような課題を未然に防止するために、電力系統に設置された断路器の夫々について、例えば断路器が設置されてから一定の周期(例えば6年)ごとに、断路器の点検作業が行われている。(例えば特許文献1を参照)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-54593号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上記のように一定の周期ごとに断路器の点検作業を行う方法では、断路器における過去の動作回数や設置場所の周囲の環境によっては、断路器の次回の点検作業前に、断路器が既に動作不良となっている場合があり、電路を開閉したいときに開閉できなくなる虞があった。
【0005】
本発明は上記課題を鑑みてなされたものであり、断路器の操作予定時期(例えば6か月後、1年後等)に断路器が動作不良となる確率を予測する情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムを提供することを1つの目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するための本発明のうちの1つは、プロセッサ及び記憶装置を有する情報処理装置であって、過去において、第1断路器が設置されてから所定期間ごとに撮影された前記第1断路器の第1画像を示すデータを含む特徴量と、前記第1断路器が設置されてから動作不良となるまでの動作可能期間を示すデータを含むラベルと、を対応付けた学習データに基づいて学習を行う学習モデルを記憶し、現在において、第2断路器が設置されてから撮影された前記第2断路器の第2画像と、前記第2断路器が設置されてからの経過期間と、前記第2断路器の操作予定時期と、を示すデータを前記学習モデルに入力することにより、前記第2断路器が前記操作予定時期に動作不良となる確率を予測する。
【0007】
本発明の情報処理装置によれば、第2断路器が操作予定時期に動作不良となる確率の予測結果を、第2断路器の操作予定時期前に確認できるので、第2断路器に対して第2断路器が動作不良となる確率に応じた点検作業を行うことが可能となる。
【0008】
また、上記目的を達成するための本発明のうちの他の1つは、情報処理装置において、前記特徴量は、前記第1断路器の設置場所を示すデータを含み、現在において、前記第2断路器の第2画像と、前記第2断路器が設置されてからの経過期間と、前記第2断路器の操作予定時期と、前記第2断路器の設置場所と、を示すデータを前記学習モデルに入力することにより、前記第2断路器が前記操作予定時期に動作不良となる確率を予測する。
【0009】
第2断路器が動作不良となる原因は、第2断路器の設置場所における環境によって様々であり、第2断路器が設置されてから動作不良となるまでの経年年数も、第2断路器の設置場所における環境によって様々である。本発明の情報処理装置によれば、学習モデルは第1断路器の設置場所を示すデータを含む特徴量とラベルとの組み合わせにより学習を行い、学習モデルには第2断路器の設置場所を示すデータも入力されることから、第2断路器が操作予定時期に動作不良となる確率を予測する際の予測精度を向上させることが可能となる。
【0010】
また、上記目的を達成するための本発明のうちの他の1つは、情報処理装置において、前記特徴量は、前記第1断路器の前記所定期間ごとの動作回数を示すデータを含み、現在において、前記第2断路器の第2画像と、前記第2断路器が設置されてからの経過期間と、前記第2断路器の操作予定時期と、前記第2断路器の現在までの動作回数と、を示すデータを前記学習モデルに入力することにより、前記第2断路器が前記操作予定時期に動作不良となる確率を予測する。
(【0011】以降は省略されています)

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