TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025037706
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-18
出願番号
2023144801
出願日
2023-09-06
発明の名称
情報処理プログラム、情報処理装置、および情報処理方法
出願人
富士通株式会社
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
G06Q
50/10 20120101AFI20250311BHJP(計算;計数)
要約
【課題】複雑な社会課題に対し、単一観点ではなく広い観点で複数の評価指標を考慮し、バランスの取れた施策を考えることが要求される。複数の評価指標が相互に影響する中で、重要視しているものは、施策に対するステークホルダーによって異なり、また、ステークホルダーにとって重要視している視点を事前に明確化できない場合もある。
【解決手段】情報処理プログラムは、施策に対する複数のパラメータを取得し、取得した複数のパラメータに基づいて、仮想空間上にて施策に対する複数のシミュレーションを実行し、実施した複数のシミュレーションの結果に基づく相対評価を実行し、相対評価の結果に基づいて、施策に対するステークホルダーが重要視する複数の視点の指標の組み合わせを出力し、出力した組み合わせから、ステークホルダーの間で共通する部分を特定する処理をコンピュータに実行させる。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
施策に対する複数のパラメータを取得し、
取得した前記複数のパラメータに基づいて、仮想空間上にて前記施策に対する複数のシミュレーションを実行し、
実施した前記複数のシミュレーションの結果に基づく相対評価を実行し、
前記相対評価の結果に基づいて、前記施策に対するステークホルダーが重要視する複数の視点の指標の組み合わせを出力し、
出力した前記組み合わせから、前記ステークホルダーの間で共通する部分を特定する
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする情報処理プログラム。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
前記相対評価を実行する処理は、
前記複数のシミュレーションの結果に基づいて、パレートフロンティアを生成し、
前記パレートフロンティア上の前記複数のシミュレーションの結果に基づく前記相対評価を前記ステークホルダーごとに実行する
処理を含むことを特徴とする請求項1に記載の情報処理プログラム。
【請求項3】
前記パレートフロンティア上の前記複数のシミュレーションの結果に基づく前記相対評価を実行する処理は、
前記パレートフロンティアにおける前記指標の各々の頂点に基づいて、前記パレートフロンティア上の点のペアを選定し、
前記ペアに対して前記相対評価を実行する
処理を含むことを特徴とする請求項2に記載の情報処理プログラム。
【請求項4】
前記ペアを選定する処理は、
前記頂点の各組み合わせ、および前記頂点の重心と前記重心から最も遠い前記頂点との組み合わせを前記ペアとして選定する
処理を含むことを特徴とする請求項3に記載の情報処理プログラム。
【請求項5】
前記ペアを選定する処理は、
前記頂点の各々と、前記重心とでできる複数の三角形で前記パレートフロンティアを分割し、
前記三角形の第2の頂点の各々と、前記三角形の第2の重心とでできる複数の第2の三角形で前記三角形を分割し、
前記第2の三角形の第3の重心の中から、属する前記第2の三角形が異なり、かつ所定の距離以上離れた前記第3の重心の組み合わせを前記ペアとして選定する
処理を含むことを特徴とする請求項4に記載の情報処理プログラム。
【請求項6】
前記ペアを選定する処理は、
前記パレートフロンティアの原点からの距離に基づいて、前記第2の三角形内の第2の点の組み合わせから、前記ペアを選定する
処理を含むことを特徴とする請求項5に記載の情報処理プログラム。
【請求項7】
前記組み合わせを出力する処理は、
前記指標の各々を軸として前記パレートフロンティア上の点をプロットした平行座標プロットを用いて前記組み合わせを出力する
処理を含むことを特徴とする請求項2乃至6のいずれか一項に記載の情報処理プログラム。
【請求項8】
前記共通する部分を特定する処理は、
前記ステークホルダーの全ての前記平行座標プロットにおいて前記指標の各々がそれぞれの所定の閾値以上ある部分から、前記共通する部分を選んで特定する
処理を含むことを特徴とする請求項7に記載の情報処理プログラム。
【請求項9】
施策に対する複数のパラメータを取得し、
取得した前記複数のパラメータに基づいて、仮想空間上にて前記施策に対する複数のシミュレーションを実行し、
実施した前記複数のシミュレーションの結果に基づく相対評価を実行し、
前記相対評価の結果に基づいて、前記施策に対するステークホルダーが重要視する複数の視点の指標の組み合わせを出力し、
出力した前記組み合わせから、前記ステークホルダーの間で共通する部分を特定する
処理を実行する制御部を備えた情報処理装置。
【請求項10】
施策に対する複数のパラメータを取得し、
取得した前記複数のパラメータに基づいて、仮想空間上にて前記施策に対する複数のシミュレーションを実行し、
実施した前記複数のシミュレーションの結果に基づく相対評価を実行し、
前記相対評価の結果に基づいて、前記施策に対するステークホルダーが重要視する複数の視点の指標の組み合わせを出力し、
出力した前記組み合わせから、前記ステークホルダーの間で共通する部分を特定する
処理をコンピュータが実行する情報処理方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、施策探索技術に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
複雑な社会課題に対し、単一観点ではなく広い観点で複数の評価指標を考慮し、バランスの取れた施策を考えることが要求される。ここで、例えば、社会課題とは、都市交通などに対する課題であり、複数の評価指標とは、当該課題に対する施策によるCO2(二酸化炭素)削減、経済活性化、および利便性向上などである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-170187号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、複数の評価指標が相互に影響する中で、重要視しているものは、施策に対するステークホルダーによって異なり、また、ステークホルダーにとって重要視している視点を事前に明確化できない場合もある。このような状況下で、適用する施策を複数のステークホルダーの間で合意することが要求される。
【0005】
1つの側面では、複数の評価指標が相互に影響する課題に対する施策を、当該施策に対するステークホルダーの間で、より合意し易くさせることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
1つの態様において、情報処理プログラムは、施策に対する複数のパラメータを取得し、取得した複数のパラメータに基づいて、仮想空間上にて施策に対する複数のシミュレーションを実行し、実施した複数のシミュレーションの結果に基づく相対評価を実行し、相対評価の結果に基づいて、施策に対するステークホルダーが重要視する複数の視点の指標の組み合わせを出力し、出力した組み合わせから、ステークホルダーの間で共通する部分を特定する処理をコンピュータに実行させる。
【発明の効果】
【0007】
1つの側面では、複数の評価指標が相互に影響する課題に対する施策を、当該施策に対するステークホルダーの間で、より合意し易くできる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本実施形態にかかる情報処理システム1の構成例を示す図である。
図2は、本実施形態にかかる情報処理装置10の構成例を示す図である。
図3は、本実施形態にかかる施策パラメータの例を示す図である。
図4は、本実施形態にかかるシミュレーション結果の例を示す図である。
図5は、本実施形態にかかる相対評価の一例を示す図である。
図6は、本実施形態にかかる施策探索処理の一例を示す図である。
図7は、本実施形態にかかるパレートフロンティアの一例を示す図である。
図8は、本実施形態にかかる平行座標プロットの一例を示す図である。
図9は、合意形成の問題点の一例を示す図である。
図10は、本実施形態にかかるGoodness分布の一例を示す図である。
図11は、本実施形態にかかる合意形成の一例を示す図である。
図12は、相対評価ペア選定の問題点の例を示す図である。
図13は、本実施形態にかかる相対評価ペア選定の一例を示す図である。
図14は、本実施形態にかかる大域的ペア選定の一例を示す図である。
図15は、本実施形態にかかる中域的ペア選定の一例を示す図である。
図16は、本実施形態にかかる局所的ペア選定の一例を示す図である。
図17は、本実施形態にかかる施策探索処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図18は、本実施形態にかかる情報処理装置10のハードウェア構成例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本実施形態にかかる情報処理プログラム、情報処理装置、および情報処理方法の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例により本実施形態が限定されるものではない。また、各実施例は、矛盾のない範囲内で適宜組み合わせることができる。
【0010】
まず、本実施形態を実施するための情報処理システムについて説明する。図1は、本実施形態にかかる情報処理システム1の構成例を示す図である。図1に示すように、情報処理システム1は、例えば、情報処理装置10と、情報処理端末100-1~100-n(nは任意の自然数。以下、まとめて「情報処理端末100」という)とが、ネットワーク50を介して相互に通信可能に接続されるシステムである。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
富士通株式会社
キャッシュメモリ搭載演算装置
今日
富士通株式会社
機械学習アプローチを用いたラマンポンプ設計
1日前
個人
非正規コート
25日前
個人
RFタグ読取装置
7日前
個人
人物再現システム
22日前
個人
在宅介護システム
7日前
個人
AI飲食最適化プラグイン
15日前
個人
電話管理システム及び管理方法
16日前
有限会社ノア
データ読取装置
23日前
株式会社ザメディア
出席管理システム
1か月前
個人
広告提供システムおよびその方法
25日前
個人
日誌作成支援システム
22日前
株式会社CROSLAN
支援装置
7日前
トヨタ自動車株式会社
作業判定方法
1か月前
トヨタ自動車株式会社
工程計画装置
1か月前
個人
ポイント還元付き配送システム
23日前
株式会社タクテック
商品取出集品システム
29日前
ひびきの電子株式会社
認証システム
9日前
長屋印刷株式会社
画像形成システム
7日前
ミサワホーム株式会社
情報処理装置
29日前
オムロン株式会社
回転装置及びマウス
11日前
オベック実業株式会社
接続構造
22日前
株式会社村田製作所
動き検知装置
29日前
トヨタ自動車株式会社
情報処理システム
1か月前
個人
アルバム作成システム及びアルバム作成方法
9日前
株式会社実身美
ワーキングシェアリングシステム
23日前
トヨタ自動車株式会社
情報処理方法
1か月前
株式会社ドクター中松創研
生成AIの適切使用法
22日前
個人
コンテンツ配信システム
29日前
株式会社半導体エネルギー研究所
情報処理システム
7日前
株式会社エスシーシー
置き配システム
23日前
株式会社デンソー
電子制御装置
1日前
個人
プラットフォームシステム
29日前
ブラザー工業株式会社
ラベルプリンタ
1か月前
アスエネ株式会社
温室効果ガス排出量管理方法
8日前
株式会社 137
登校状況通知システム
7日前
続きを見る
他の特許を見る