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公開番号2025037658
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-18
出願番号2023144724
出願日2023-09-06
発明の名称半導体装置
出願人住友電工デバイス・イノベーション株式会社
代理人弁理士法人片山特許事務所
主分類H10D 30/87 20250101AFI20250311BHJP()
要約【課題】特性の劣化を抑制する半導体装置を提供する。
【解決手段】半導体装置100は、基板10と、複数の第1ゲート電極14aを備え、第1方向に配列する複数の第1FET35aと、複数の第2ゲート電極14bを備え、第1方向に配列する複数の第2FET35bと、複数の第3ゲート電極14cを備え、第1方向に配列し、第1方向に交差する第2方向Yにおいて複数の第1FETとで複数の第2FETを挟む複数の第3FET35cと、を備え、複数の第1FET、複数の第2FET及び複数の第3FETの第1方向Xにおいて中央部における複数の第2ゲート電極の1個おきの第2中央部距離は、複数の第1FET、複数の第2FET及び複数の第3FETの第1方向における第1端に近い第1端部における複数の第2ゲート電極の1個おきの第2端部距離より大きく、第2端部距離は、第1端部における複数の第1ゲート電極の1個おきの第1端部距離より小さい。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
基板と、
複数の第1ゲート電極をそれぞれ備え、前記基板上において、第1方向に配列する複数の第1FETと、
複数の第2ゲート電極をそれぞれ備え、前記第1方向に配列する複数の第2FETと、
複数の第3ゲート電極をそれぞれ備え、前記第1方向に配列し、前記第1方向に交差する第2方向において前記複数の第1FETとで前記複数の第2FETを挟む複数の第3FETと、
を備え、
前記複数の第1FET、前記複数の第2FETおよび前記複数の第3FETの前記第1方向における中央部における前記複数の第2ゲート電極の1個おきの第2中央部距離は、前記複数の第1FET、前記複数の第2FETおよび前記複数の第3FETの前記第1方向における第1端に近い第1端部における前記複数の第2ゲート電極の1個おきの第2端部距離より大きく、
前記第2端部距離は、前記第1端部における前記複数の第1ゲート電極の1個おきの第1端部距離より小さい半導体装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記第2中央部距離は、前記中央部における前記複数の第1ゲート電極の1個おきの第1中央部距離より大きい請求項1に記載の半導体装置。
【請求項3】
前記第2端部距離は、前記第1端部における前記複数の第3ゲート電極の1個おきの第3端部距離より小さい請求項1に記載の半導体装置。
【請求項4】
前記第2中央部距離は、前記中央部における前記複数の第1ゲート電極の1個おきの第1中央部距離より大きく、
前記第2中央部距離は、前記中央部における前記複数の第3ゲート電極の1個おきの第3中央部距離より大きい請求項3に記載の半導体装置。
【請求項5】
前記第1方向における前記中央部と前記第1端部との間の中間部における前記複数の第2ゲート電極の1個おきの第2中間部距離は、前記第2端部距離より大きく前記第2中央部距離より小さい請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の半導体装置。
【請求項6】
前記第2中央部距離は、前記中央部より前記複数の第1FET、前記複数の第2FETおよび前記複数の第3FETの前記第1端の反対の第2端に近い第2端部における前記複数の第2ゲート電極の1個おきの第5端部距離より大きい請求項1に記載の半導体装置。
【請求項7】
前記第2中央部距離は、前記中央部より前記複数の第1FET、前記複数の第2FETおよび前記複数の第3FETの前記第1端の反対の第2端に近い第2端部における前記複数の第2ゲート電極の1個おきの第5端部距離より大きく、
前記第5端部距離は、前記第2端部における前記複数の第1ゲート電極の1個おきの第4端部距離より小さく、
前記第2端部距離は、前記第2端部における前記複数の第3ゲート電極の1個おきの第6端部距離より小さい請求項4に記載の半導体装置。
【請求項8】
前記複数の第1FETにおいて互いに2番目に近い第1ゲート電極間の距離は互いに等しい請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の半導体装置。
【請求項9】
前記複数の第1FETの個数、前記複数の第2FETの個数および前記複数の第3FETの個数は互いに同じである請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の半導体装置。
【請求項10】
前記複数の第1FETは、複数の第1ソース電極および複数の第1ドレイン電極を備え、前記複数の第1ゲート電極のそれぞれは、前記複数の第1ソース電極のうち1つと前記第1ドレイン電極のうち1つに前記第1方向において挟まれ、
前記複数の第2FETは、複数の第2ソース電極および複数の第2ドレイン電極を備え、前記複数の第2ゲート電極のそれぞれは、前記複数の第2ソース電極のうち1つと前記複数の第2ドレイン電極のうち1つに前記第1方向において挟まれ、
前記複数の第3FETは、複数の第3ソース電極および複数の第3ドレイン電極を備え、前記複数の第3ゲート電極のそれぞれは、前記複数の第3ソース電極のうち1つと前記複数の第3ドレイン電極のうち1つに前記第1方向において挟まれる請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の半導体装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、半導体装置に関する。
続きを表示(約 4,500 文字)【背景技術】
【0002】
フィンガ状のソース電極、ゲート電極およびドレイン電極を有する電界効果トランジスタ(FET:Field Effect Transistor)において、ソース電極、ゲート電極およびドレイン電極を有する単位FETを電極の延伸方向に複数配置することが知られている(例えば特許文献1から3)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2002-299351号公報
米国特許出願公開第2017/0271329号明細書
特開2022-135899号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
複数の単位FETを配列した半導体装置では、中央部に位置する単位FETは端部に位置する単位FETより放熱性が悪い。このため、中央部と端部とで単位FETの温度差が大きくなることで、単位FETの特性が不均一になる。これにより、半導体装置としての特性が劣化してしまう。
【0005】
本開示は、上記課題に鑑みなされたものであり、特性の劣化を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一実施形態は、基板と、複数の第1ゲート電極をそれぞれ備え、前記基板上において、第1方向に配列する複数の第1FETと、複数の第2ゲート電極をそれぞれ備え、前記第1方向に配列する複数の第2FETと、複数の第3ゲート電極をそれぞれ備え、前記第1方向に配列し、前記第1方向に交差する第2方向において前記複数の第1FETとで前記複数の第2FETを挟む複数の第3FETと、を備え、前記複数の第1FET、前記複数の第2FETおよび前記複数の第3FETの前記第1方向における中央部における前記複数の第2ゲート電極の1個おきの第2中央部距離は、前記複数の第1FET、前記複数の第2FETおよび前記複数の第3FETの前記第1方向における第1端に近い第1端部における前記複数の第2ゲート電極の1個おきの第2端部距離より大きく、前記第2端部距離は、前記第1端部における前記複数の第1ゲート電極の1個おきの第1端部距離より小さい半導体装置である。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、特性の劣化を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施例1における半導体装置の平面図である。
図2は、図1におけるA-A断面図である。
図3は、図1におけるB-B断面図である。
図4は、比較例1に係る半導体装置におけるゲート電極の配置を示す図である。
図5は、比較例2に係る半導体装置におけるゲート電極の配置を示す図である。
図6は、実施例1に係る半導体装置におけるゲート電極の配置を示す図である。
図7は、実施例2に係る半導体装置におけるゲート電極の配置を示す図である。
図8は、比較例3に係る半導体装置におけるゲート電極の配置を示す図である。
図9は、実施例3に係る半導体装置の平面図である。
図10は、実施例3の変形例1に係る半導体装置の平面図である。
図11は、実施例4に係る半導体装置における位置Xに対する距離Dを示す図である。
図12は、実施例4の変形例1に係る半導体装置における位置Xに対する距離Dを示す図である。
図12は、実施例4の変形例2に係る半導体装置における位置Xに対する距離Dを示す図である。
図14は、実施例4の変形例3に係る半導体装置における位置Xに対する距離Dを示す図である。
図15は、実施例4の変形例4に係る半導体装置におけるゲート電極の配置を示す図である。
図16は、実施例4の変形例5に係る半導体装置におけるゲート電極の配置を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施形態の内容を列記して説明する。
(1)本開示の一実施形態は、基板と、複数の第1ゲート電極をそれぞれ備え、前記基板上において、第1方向に配列する複数の第1FETと、複数の第2ゲート電極をそれぞれ備え、前記第1方向に配列する複数の第2FETと、複数の第3ゲート電極をそれぞれ備え、前記第1方向に配列し、前記第1方向に交差する第2方向において前記複数の第1FETとで前記複数の第2FETを挟む複数の第3FETと、を備え、前記複数の第1FET、前記複数の第2FETおよび前記複数の第3FETの前記第1方向における中央部における前記複数の第2ゲート電極の1個おきの第2中央部距離は、前記複数の第1FET、前記複数の第2FETおよび前記複数の第3FETの前記第1方向における第1端に近い第1端部における前記複数の第2ゲート電極の1個おきの第2端部距離より大きく、前記第2端部距離は、前記第1端部における前記複数の第1ゲート電極の1個おきの第1端部距離より小さい半導体装置である。これにより、第1端部における第2FETから放熱できる。よって、半導体装置の温度分布を均一にできるため、FETの特性を均一化できる。よって、半導体装置の特性の劣化を抑制できる。
(2)上記(1)において、前記第2中央部距離は、前記中央部における前記複数の第1ゲート電極の1個おきの第1中央部距離より大きくてもよい。これにより、FETの温度分布をより均一化できる。よって、半導体装置の特性の劣化をより抑制できる。
(3)上記(1)において、前記第2端部距離は、前記第1端部における前記複数の第3ゲート電極の1個おきの第3端部距離より小さくてもよい。これにより、FETの温度分布をより均一化できる。よって、半導体装置の特性の劣化をより抑制できる。
(4)上記(3)において、前記第2中央部距離は、前記中央部における前記複数の第1ゲート電極の1個おきの第1中央部距離より大きく、前記第2中央部距離は、前記中央部における前記複数の第3ゲート電極の1個おきの第3中央部距離より大きくてもよい。これにより、FETの温度分布をより均一化できる。よって、半導体装置の特性の劣化をより抑制できる。
(5)上記(1)から(4)のいずれかにおいて、前記第1方向における前記中央部と前記第1端部との間の中間部における前記複数の第2ゲート電極の1個おきの第2中間部距離は、前記第2端部距離より大きく前記第2中央部距離より小さくてもよい。これにより、FETの温度分布をより均一化できる。よって、半導体装置の特性の劣化をより抑制できる。
(6)上記(1)において、前記第2中央部距離は、前記中央部より前記複数の第1FET、前記複数の第2FETおよび前記複数の第3FETの前記第1端の反対の第2端に近い第2端部における前記複数の第2ゲート電極の1個おきの第5端部距離より大きくてもよい。これにより、FETの温度分布をより均一化できる。よって、半導体装置の特性の劣化をより抑制できる。
(7)上記(4)において、前記第2中央部距離は、前記中央部より前記複数の第1FET、前記複数の第2FETおよび前記複数の第3FETの前記第1端の反対の第2端に近い第2端部における前記複数の第2ゲート電極の1個おきの第5端部距離より大きく、前記第5端部距離は、前記第2端部における前記複数の第1ゲート電極の1個おきの第4端部距離より小さく、前記第2端部距離は、前記第2端部における前記複数の第3ゲート電極の1個おきの第6端部距離より小さくてもよい。これにより、FETの温度分布をより均一化できる。よって、半導体装置の特性の劣化をより抑制できる。
(8)上記(1)から(7)のいずれかにおいて、前記複数の第1FETにおいて互いに2番目に近い第1ゲート電極間の距離は互いに等しくてもよい。これにより、FETの設計が容易となる。
(9)上記(1)から(8)のいずれかにおいて、前記複数の第1FETの個数、前記複数の第2FETの個数および前記複数の第3FETの個数は互いに同じであってもよい。これにより、第1ソース電極から第3ソース電極を互いに電気的に接続し、第1ドレイン電極から第3ドレイン電極を互いに電気的に接続することができる。
(10)上記(1)から(9)のいずれかにおいて、前記複数の第1FETは、複数の第1ソース電極および複数の第1ドレイン電極を備え、前記複数の第1ゲート電極のそれぞれは、前記複数の第1ソース電極のうち1つと前記第1ドレイン電極のうち1つに前記第1方向において挟まれ、前記複数の第2FETは、複数の第2ソース電極および複数の第2ドレイン電極を備え、前記複数の第2ゲート電極のそれぞれは、前記複数の第2ソース電極のうち1つと前記複数の第2ドレイン電極のうち1つに前記第1方向において挟まれ、前記複数の第3FETは、複数の第3ソース電極および複数の第3ドレイン電極を備え、前記複数の第3ゲート電極のそれぞれは、前記複数の第3ソース電極のうち1つと前記複数の第3ドレイン電極のうち1つに前記第1方向において挟まれていてもよい。これにより、複数のFETを構成できる。
(11)上記(10)において、前記基板は、第1活性領域、第2活性領域および第3活性領域と、前記第1活性領域と前記第2活性領域との間に設けられた第1不活性領域と、前記第2活性領域と前記第3活性領域との間に設けられた第2不活性領域と、を有し、前記複数の第1FETは前記第1活性領域に設けられ、前記複数の第2FETは前記第2活性領域に設けられ、前記複数の第3FETは前記第3活性領域に設けられ、前記複数の第1ソース電極のそれぞれは対応する第2ソース電極と前記第1不活性領域において接続され、前記複数の第1ドレイン電極のそれぞれは対応する第2ドレイン電極と前記第1不活性領域において接続され、前記複数の第2ソース電極のそれぞれは対応する第3ソース電極と前記第2不活性領域において接続され、前記複数の第2ドレイン電極のそれぞれは対応する第3ドレイン電極と前記第2不活性領域において接続されていてもよい。これにより、第1ソース電極から第3ソース電極を互いに電気的に接続し、第1ドレイン電極から第3ドレイン電極を互いに電気的に接続することができる。
【0010】
[本開示の実施形態の詳細]
本開示の実施形態にかかる半導体装置の具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本開示はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
(【0011】以降は省略されています)

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