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公開番号2025037399
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-18
出願番号2023144309
出願日2023-09-06
発明の名称マグネットホルダおよびマグネット吸着機構
出願人株式会社不二越
代理人個人,個人
主分類H01F 7/02 20060101AFI20250311BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】吸着体と被吸着体との吸着時には高い吸着力を得つつ、吸着体からの被吸着体の取り外しを容易とすることが可能なマグネットホルダおよびマグネット吸着機構を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明にかかるマグネットホルダの構成は、磁性体からなる吸着ベース102に被吸着物(パネル104)を取り付けるマグネットホルダ110であって、マグネットホルダ110の吸着ベース102側を背面側、吸着ベース102と反対側を前面側とするとき、複数の薄板状の磁石120と複数の薄板状のヨーク130を交互に配列してなり、背面側においては、複数のヨーク130のうち一部のヨークと吸着ベース102との間にギャップG1、G2が形成されていて、前面側においては、すべてのヨーク130とすべての磁石120の端面が同一面をなしていることを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
磁性体からなる吸着ベースに被吸着物を取り付けるマグネットホルダであって、
前記マグネットホルダの前記吸着ベース側を背面側、該吸着ベースと反対側を前面側とするとき、
複数の薄板状の磁石と複数の薄板状のヨークを交互に配列してなり、
背面側においては、前記複数のヨークのうち一部のヨークと前記吸着ベースとの間にギャップが形成されていて、
前面側においては、すべての前記ヨークとすべての前記磁石の端面が同一面をなしていることを特徴とするマグネットホルダ。
続きを表示(約 160 文字)【請求項2】
請求項1に記載のマグネットホルダと、
前記マグネットホルダを前記吸着ベースから取り外す脱着ツールとを備え、
前記脱着ツールは、前記マグネットホルダの前面側において、すべての前記ヨークとすべての前記磁石の端面に接するツール側ヨークを有することを特徴とするマグネット吸着機構。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、磁性体からなる吸着ベースに被吸着物を取り付けるマグネットホルダおよびそれを用いたマグネット吸着機構に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、壁面を磁性体によって構成し、その壁面に物品を取り付ける手段として磁石(マグネット)が用いられている。例えば特許文献1には、「対象物と、前記対象物を壁面に取り付けるための取り付け用ユニットと、を備える壁面取り付けシステム」が開示されている。
【0003】
特許文献1の壁面取り付けシステムは、「前記対象物は、その背面に取り付けられる金属(または磁石)を含み、前記取り付け用ユニットは、その正面に取り付けられる磁石(または金属)を含み、前記対象物を前記取り付け用ユニットに取り付ける位置に合わせた際に、前記金属と前記磁石とが接触するように構成されている」ことを特徴としている。特許文献1の壁面取り付けシステムによれば、脱臭装置などの対象物を壁面に容易に取り付けることができるとしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-94052号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の壁面取り付けシステムにおける脱臭装置のような対象物は、重量が重いと考えられる。すると、金属と磁石との間には非常に高い吸着力が必要とされる。しかしながら、対象物をメンテナンスや交換する際にはそれを壁面から取り外す必要がある。このとき、金属と磁石との吸着力が高いと対象物を容易に取り外すことができず、また特許文献1にもその取り外し方法については言及されていない。このため、壁面に取り付けた対象物の取り外しの観点において特許文献1には更なる改良の余地がある。
【0006】
本発明は、このような課題に鑑み、吸着体と被吸着体との吸着時には高い吸着力を得つつ、吸着体からの被吸着体の取り外しを容易とすることが可能なマグネットホルダおよびマグネット吸着機構を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明にかかるマグネットホルダの代表的な構成は、磁性体からなる吸着ベースに被吸着物を取り付けるマグネットホルダであって、マグネットホルダの吸着ベース側を背面側、吸着ベースと反対側を前面側とするとき、複数の薄板状の磁石と複数の薄板状のヨークを交互に配列してなり、背面側においては、複数のヨークのうち一部のヨークと吸着ベースとの間にギャップが形成されていて、前面側においては、すべてのヨークとすべての磁石の端面が同一面をなしていることを特徴とする。
【0008】
上記課題を解決するために、本発明にかかるマグネット吸着機構の代表的な構成は、上記記載のマグネットホルダと、マグネットホルダを吸着ベースから取り外す脱着ツールとを備え、脱着ツールは、マグネットホルダの前面側において、すべてのヨークとすべての磁石の端面に接するツール側ヨークを有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、吸着体と被吸着体との吸着時には高い吸着力を得つつ、吸着体からの被吸着体の取り外しを容易とすることが可能なマグネットホルダおよびマグネット吸着機構を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本実施形態のマグネットホルダの構成を説明する図である。
本実施形態のマグネット吸着機構の外観斜視図である。
実施例である本実施形態のマグネットホルダの磁路について説明する図である。
比較例のマグネットホルダの磁路について説明する図である。
実施例のマグネットホルダおよび比較例のマグネットホルダの吸着力について説明する図である。
マグネットホルダの吸着力およびそのキャンセル率とギャップの高さとの関係を説明する図である。
本実施形態の吸着機構の使用態様図である。
脱着ツールの他の例を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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