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公開番号2025037154
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-17
出願番号2023143944
出願日2023-09-05
発明の名称電力開閉器、電力開閉システム、電力開閉モジュール及び電力開閉器の保護方法
出願人オムロン株式会社
代理人弁理士法人秀和特許事務所
主分類H02H 6/00 20060101AFI20250310BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】リレーの駆動コイルの温度を精度よく算出し、正確な温度に基づいて適切な保護を行う。
【解決手段】負荷に対する電力供給を遮断するリレーの温度を監視して、電力供給を遮断するか否かを判定する電力開閉器であって、駆動コイルを含む前記リレーと、リレーに含まれる駆動コイルを抵抗とみなした場合において、温度変化によって変化する抵抗の抵抗値と温度の関係式に基づいて、駆動コイルの温度を算出する温度算出部と、所定時点の駆動コイルの周囲温度である基準温度を測定する基準温度取得部と、所定時点の抵抗の抵抗値である基準抵抗値を算出する基準抵抗値取得部と、温度算出部において算出された駆動コイルの温度に基づいて、電力供給を遮断するか否かを判定する判定部と、を備え、温度算出部は、基準温度及び前記基準抵抗値に基づいて校正された関係式に基づいて、駆動コイルの温度を算出する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
負荷に対する電力供給を遮断するリレーの温度を監視して、前記電力供給を遮断するか否かを判定する電力開閉器であって、
駆動コイルを含む前記リレーと、
前記リレーに含まれる前記駆動コイルを抵抗とみなした場合において、温度変化によって変化する前記抵抗の抵抗値と温度の関係式に基づいて、前記駆動コイルの温度を算出する温度算出部と、
所定時点の前記駆動コイルの周囲温度である基準温度を測定する基準温度取得部と、
前記所定時点の前記抵抗の抵抗値である基準抵抗値を算出する基準抵抗値取得部と、
前記温度算出部において算出された前記駆動コイルの温度に基づいて、前記電力供給を遮断するか否かを判定する判定部と、
を備え、
前記温度算出部は、前記基準温度及び前記基準抵抗値に基づいて校正された前記関係式に基づいて、前記駆動コイルの温度を算出することを特徴とする電力開閉器。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記所定時点は前記リレーがオンされた直後の所定期間であることを特徴とする請求項1に記載の電力開閉器。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の電力開閉器と、
前記判定部における判定結果に関する情報を、ネットワークを介して接続された外部装置へ送信する通信部と、
を備えた電力開閉システム。
【請求項4】
負荷に対する電力供給を遮断するリレーの温度を監視して、前記電力供給を遮断するか否かを判定する電力開閉器の保護方法であって、
所定時点における前記リレーに含まれる駆動コイルの周囲温度である基準温度を測定するステップと、
前記駆動コイルを抵抗とみなした場合に、前記所定時点における前記抵抗の抵抗値である基準抵抗値を算出するステップと、
温度変化によって変化する前記抵抗の抵抗値と温度との関係式を、前記基準温度及び前記基準抵抗値に基づいて校正し、校正された前記関係式によって前記駆動コイルの温度を算出する温度算出ステップと、
前記温度算出ステップにおいて算出された前記駆動コイルの温度に基づいて、前記電力供給を遮断するか否かを判定するステップと、
を含む電力開閉器の保護方法。
【請求項5】
前記所定期間は、前記リレーがオンされた直後の所定期間であることを特徴とする請求項4記載の電力開閉器の保護方法。
【請求項6】
交流電源と電気自動車とを接続する電路を開閉する電力開閉モジュールであって、
前記電路を開閉するリレーと、
前記電路を通じて前記電気自動車に供給される電力量を測定する電力測定部と、
前記リレーによる前記電路の開閉を指示する開閉指示信号を受信するとともに、前記電力測定部によって測定される前記電力量を送信する通信部と、
制御部と、
を備え、
前記リレーは、駆動コイルを含み、
前記リレーに含まれる前記駆動コイルを抵抗とみなした場合において、温度変化によって変化する前記抵抗の抵抗値と温度の関係式に基づいて、前記駆動コイルの温度を算出す
る温度算出部と、
所定時点の前記駆動コイルの周囲温度である基準温度を測定する基準温度取得部と、
前記所定時点の前記抵抗の抵抗値である基準抵抗値を算出する基準抵抗値取得部と、
前記温度算出部において算出された前記駆動コイルの温度に基づいて、前記電路を開くか否かを判定する判定部と、
を備え、
前記温度算出部は、前記基準温度及び前記基準抵抗値に基づいて校正された前記関係式に基づいて、前記駆動コイルの温度を算出することを特徴とする電力開閉モジュール。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電力開閉器、電力開閉システム、電力開閉モジュール及び電力開閉器の保護方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、リレー等の電気器具の温度上昇を監視して、異常の発生の有無に応じて、その動作を停止させるか否かを判定する装置が提案されている。
例えば、特許文献1には、電気器具の温度を測定する温度測定モジュールを設け、温度測定結果と、電流測定結果に基づいて電気器具の異常の発生の有無を判定している。
【0003】
しかしながら、異常な上昇を検知して動作を停止する際には、リレー等の電気器具のスイッチ部品の温度を正確に知ることが難しいため、他のセンサ等を用いて周囲の温度を測定し、ある程度安全よりに許容範囲を設定して動作停止の判定をする必要があった。また、周囲温度の異常な上昇によって電気器具の動作を停止させた後、温度上昇の異常が解消されて動作復帰が可能な状態であるか否かを遠隔で判断することが難しいため、直接、現場において作業する必要があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-68855号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、上記のような問題に鑑みてなされたものであり、リレーの駆動コイルの温度を精度よく算出し、正確な温度に基づいて適切な保護を行う技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するための本発明は、
負荷に対する電力供給を遮断するリレーの温度を監視して、前記電力供給を遮断するか否かを判定する電力開閉器であって、
駆動コイルを含む前記リレーと、
前記リレーに含まれる前記駆動コイルを抵抗とみなした場合において、温度変化によって変化する前記抵抗の抵抗値と温度の関係式に基づいて、前記駆動コイルの温度を算出する温度算出部と、
所定時点の前記駆動コイルの周囲温度である基準温度を測定する基準温度取得部と、
前記所定時点の前記抵抗の抵抗値である基準抵抗値を算出する基準抵抗値取得部と、
前記温度算出部において算出された前記駆動コイルの温度に基づいて、前記電力供給を遮断するか否かを判定する判定部と、
を備え、
前記温度算出部は、前記基準温度及び前記基準抵抗値に基づいて校正された前記関係式に基づいて、前記駆動コイルの温度を算出することを特徴とする。
【0007】
これによれば、特定の温度に対する駆動コイルの抵抗値にばらつきがある場合にも、温度変化によって変化する駆動コイルの抵抗値と温度の関係式を、基準温度及び基準抵抗値に基づいて校正し、校正された関係式に基づいて、駆動コイルの温度が精度よく算出され
るので、正確な温度に基づいて適切な保護を行うことができる。
【0008】
また、本発明において、
前記所定時点は前記リレーがオンされた直後の所定期間であるようにしてもよい。
【0009】
これによれば、リレーのオンが繰り返されるたびに、関係式の校正が行われるので温度算出の精度も高くなる。
【0010】
また、本発明は、
前記電力開閉器と、
前記判定部における判定結果に関する情報を、ネットワークを介して接続された外部装置へ送信する通信部と、
を備えた電力開閉システムである。
(【0011】以降は省略されています)

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