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公開番号
2025037013
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-17
出願番号
2023143719
出願日
2023-09-05
発明の名称
誤給油防止システム
出願人
株式会社FTS
代理人
弁理士法人グランダム特許事務所
主分類
B67D
7/32 20100101AFI20250310BHJP(びん,広口びんまたは類似の容器の開封または密封;液体の取扱い)
要約
【課題】既存の給油装置を改造することなく、e-fuel対応車に対してe-fuel以外の燃料の給油を防止する。
【解決手段】誤給油防止システムは、e-fuel用給油装置14に付帯させた状態で配置され、e-fuel用給油ブース11内に向けて電磁波Wを発信する送信機22と、e-fuel対応車Vがe-fuel用給油ブース11内に停車したときにのみ電磁波Wを受信する受信機25と、e-fuel対応車Vの給油口28を閉塞する状態にロックされた閉塞モードと、給油口28を開放させることが可能な開放可能モードとの間で切り替わる開閉装置30と、受信機25が電磁波Wを受信したときにのみ、開閉装置30を閉塞モードから開放可能モードに切り換える制御装置50とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
e-fuelを給油するe-fuel用給油装置に付帯させた状態で配置され、前記e-fuel給油装置による給油を行うためのe-fuel用給油ブース内に向けて電磁波を発信する送信機と、
前記e-fuelを燃料とするe-fuel対応車に設けられ、前記e-fuel対応車が前記e-fuel用給油ブース内に停車したときにのみ前記電磁波を受信する受信機と、
前記e-fuel対応車に設けられ、前記e-fuel対応車の給油口を閉塞する状態にロックされた閉塞モードと、前記給油口を開放させることが可能な開放可能モードとの間で切り替わる開閉装置と、
前記e-fuel対応車に設けられ、前記受信機が前記電磁波を受信したときにのみ、前記開閉装置を前記前記閉塞モードから前記開放可能モードに切り換える制御装置とを備えている誤給油防止システム。
続きを表示(約 600 文字)
【請求項2】
前記開閉装置は、
前記給油口に対する装着と前記給油口からの離脱が可能な給油キャップと、
前記給油口に装着されている給油キャップに嵌合することによって前記給油キャップを装着状態にロックするロック装置とを含む請求項1に記載の誤給油防止システム。
【請求項3】
前記e-fuel対応車は、前記給油キャップが前記給油口に装着されたことを検知する給油キャップ検出装置を有し、
前記ロック装置は、前記給油キャップに嵌合するロック位置と、前記給油キャップから外れるロック解除位置との間で変位可能なロックアームを有し、
前記制御装置は、前記ロックアームが前記ロック解除位置に位置している状態において、前記給油キャップ検出装置によって前記給油キャップが前記給油口に装着されたと検知されたときに、前記ロックアームを前記ロック位置へ変位させる請求項2に記載の誤給油防止システム。
【請求項4】
前記e-fuel対応車は、前記開閉装置が前記閉塞モードと前記開放可能モードのいずれのモードであるかを検出するモード検出装置を有し、
前記制御装置は、前記モード検出装置によって前記開閉部材が前記閉塞モードであると検出されたときのみ、前記e-fuel対応車を始動可能にする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の誤給油防止システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、誤給油防止システムに関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、再生可能資源由来の電気エネルギーを用いて製造されたe-fuelと称される燃料が着目されている。このe-fuelは、既存の自動車エンジンの燃料として使用することが可能であり、既存の給油設備を用いて給油を行うことも可能である。そのため、欧州では、将来的にエンジン搭載車の新車販売が禁止される方針だが、e-fuelのみを使用する車両に関しては例外的に新車販売が容認されるとされている。この場合、e-fuel対応車両にはガソリンや軽油を給油できないようにする必要がある。
【0003】
そのための手段の一例として、特許文献1には、給油ノズルの外径を油種毎に異なるものとし、所定の油種の給油ノズルのみを給油口に挿入できるようにする技術が開示されている。この技術を用いれば、e-fuel対応車両にはe-fuelだけが給油されるようにすることが可能である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2015-074409号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載された技術では、油種毎に外径の異なる給油ノズルを新たに用意する必要があるため、既存の給油装置の改造が必要である。
【0006】
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、既存の給油装置を改造することなく、e-fuel対応車に対してe-fuel以外の燃料の給油を防止できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の誤給油防止システムは、
e-fuelを給油するe-fuel用給油装置に付帯させた状態で配置され、前記e-fuel給油装置による給油を行うためのe-fuel用給油ブース内に向けて電磁波を発信する送信機と、
前記e-fuelを燃料とするe-fuel対応車に設けられ、前記e-fuel対応車が前記e-fuel用給油ブース内に停車したときにのみ前記電磁波を受信する受信機と、
前記e-fuel対応車に設けられ、前記e-fuel対応車の給油口を閉塞する状態にロックされた閉塞モードと、前記給油口を開放させることが可能な開放可能モードとの間で切り替わる開閉装置と、
前記e-fuel対応車に設けられ、前記受信機が前記電磁波を受信したときにのみ、前記開閉装置を前記前記閉塞モードから前記開放可能モードに切り換える制御装置とを備えている。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、既存の給油装置を改造することなく、e-fuel対応車に対してe-fuel以外の燃料の給油を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施例1の誤給油防止システムを適用した給油取扱所の背面図である。
給油取扱所の平面図である。
開閉装置が開放可能モードである状態をあらわす側面図である。
開閉装置が閉塞モードである状態をあらわす側面図である。
給油口が開放された状態をあらわす側面図である。
誤給油防止システムの構成をあらわすブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施形態を列記して説明する。下記の複数の形態例を、矛盾を生じない範囲で任意に組み合わせたものも、発明を実施するための形態に含まれる。
本開示の誤給油防止システムは、
(1)e-fuelを給油するe-fuel用給油装置に付帯させた状態で配置され、前記e-fuel給油装置による給油を行うためのe-fuel用給油ブース内に向けて電磁波を発信する送信機と、前記e-fuelを燃料とするe-fuel対応車に設けられ、前記e-fuel対応車が前記e-fuel用給油ブース内に停車したときにのみ前記電磁波を受信する受信機と、前記e-fuel対応車に設けられ、前記e-fuel対応車の給油口を閉塞する状態にロックされた閉塞モードと、前記給油口を開放させることが可能な開放可能モードとの間で切り替わる開閉装置と、前記e-fuel対応車に設けられ、前記受信機が前記電磁波を受信したときにのみ、前記開閉装置を前記前記閉塞モードから前記開放可能モードに切り換える制御装置とを備えている。
(【0011】以降は省略されています)
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