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公開番号2025035877
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-14
出願番号2023143194
出願日2023-09-04
発明の名称車両用パワープラント
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類B60K 1/00 20060101AFI20250307BHJP(車両一般)
要約【課題】補強部材が剛体としての機能と振動減衰としての機能とを両立することができる車両用パワープラントを提供すること。
【解決手段】本発明の車両用パワープラントは、エンジンと、エンジンの側部に取り付けられ、動力伝達装置及び回転電機を備えたトランスアクスルと、トランスアクスルのケース上面に設けられ、回転電機を制御するパワーコントロールユニットと、エンジンとパワーコントロールユニットとの間で架け渡された補強部材と、を備えた車両用パワープラントであって、補強部材は、円筒状のパイプの中に複数の鉄線を詰めて構成した。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
エンジンと、
前記エンジンの側部に取り付けられ、動力伝達装置及び回転電機を備えたトランスアクスルと、
前記トランスアクスルのケース上面に設けられ、前記回転電機を制御するパワーコントロールユニットと、
前記エンジンと前記パワーコントロールユニットとの間で架け渡された補強部材と、
を備えた車両用パワープラントであって、
前記補強部材は、円筒状のパイプの中に複数の鉄線を詰めて構成したことを特徴とする車両用パワープラント。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用パワープラントに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、振動伝達する際に高周波成分を抑制するため、粒子状物体を詰めて支持する構造が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平07-208543号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に開示された粒子状物体を詰めて支持する構造では、剛体としての機能はなく、他部品による剛体の確保が必要となり、搭載が制限されるおそれがある。例えば、エンジンとトランスアクスルとパワーコントロールユニットとを備えた車両用パワープラントに設けられ、エンジンとパワーコントロールユニットとの間で架け渡される補強部材には、剛体としての機能と振動減衰としての機能とを両立することが求められる。
【0005】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、補強部材が剛体としての機能と振動減衰としての機能とを両立することができる車両用パワープラントを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る車両用パワープラントは、エンジンと、前記エンジンの側部に取り付けられ、動力伝達装置及び回転電機を備えたトランスアクスルと、前記トランスアクスルのケース上面に設けられ、前記回転電機を制御するパワーコントロールユニットと、前記エンジンと前記パワーコントロールユニットとの間で架け渡された補強部材と、を備えた車両用パワープラントであって、前記補強部材は、円筒状のパイプの中に複数の鉄線を詰めて構成したことを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係る車両用パワープラントは、エンジンとパワーコントロールユニットとの間で架け渡された補強部材が、剛体としての機能と振動減衰としての機能とを両立することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1(a)は、実施形態に係る車両用パワープラントの構成を模式的に示す側面図である。図1(b)は、実施形態に係る車両用パワープラントの構成を模式的に示す上面図である。
図2(a)は、実施形態に係るスティフナの斜視断面図である。図2(b)は、実施形態に係るスティフナを軸線方向から見た断面図である。
図3は、スティフナ加振点応答について示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本発明に係る車両用パワープラントの実施形態について説明する。なお、本実施形態により本発明が限定されるものではない。
【0010】
図1(a)は、実施形態に係る車両用パワープラントの構成を模式的に示す側面図である。図1(b)は、実施形態に係る車両用パワープラントの構成を模式的に示す上面図である。図1(a)及び図1(b)に示すように、実施形態に係る車両用パワープラントは、エンジン1、PCU(パワーコントロールユニット)2、トランスアクスル3、及び、スティフナ4などによって構成される。エンジン1から出力された動力はトランスアクスル3に伝達し、トランスアクスル3から車輪(図示せず)に伝達される。トランスアクスル3は、変速機やデファレンシャル機構などの動力伝達機構を含んで構成される。また、この車両はハイブリッド車両であり、トランスアクスル3のケース内には、動力源として機能する回転電機である第1回転電機と第2回転電機とが収容されている。トランスアクスル3のケース上面には、PCU2が固定して搭載されている。PCU2のケース内には、インバータや制御装置などが収容されている。PCU2のインバータは、第1回転電機及び第2回転電機と電気的に接続されている。また、PCU2の制御装置は、第1回転電機及び第2回転電機を制御する。パワーコントロールユニットと、スティフナ4は、車両用パワープラントにおいて曲げ振動の振幅が大きい箇所に設けられるパイプ構造の補強部材であって、一端側がエンジン1のケース上面に固定部51で固定され、他端側がPCU2のケース上面に固定部52で固定されて、エンジン1とPCU2との間で架け渡されている。
(【0011】以降は省略されています)

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