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公開番号2025035762
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-14
出願番号2023143008
出願日2023-09-04
発明の名称解析結果共有システム、送信側装置、受信側装置及び解析結果共有方法
出願人鹿島建設株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G06F 9/52 20060101AFI20250307BHJP(計算;計数)
要約【課題】複数の装置間における解析結果の出力にタイムラグが生じることを防止する、又は当該タイムラグを低減する。
【解決手段】解析結果共有システム1は、送信側装置4及び受信側装置5を備え、送信側装置4は、建設業に関する構造体、流体又は人流に係る第1解析結果を予め記憶している第1記憶部41と、受信側装置5に予め記憶された第2解析結果を受信側装置5に出力させると共に第2解析結果の出力のタイミングを制御するための出力指令を受信側装置5に送信する送信部42と、送信部42により送信される出力指令に応じたタイミングで第1解析結果を仮想現実空間において出力する第1出力部43と、を有し、受信側装置5は、第2解析結果を予め記憶している第2記憶部51と、出力指令に応じたタイミングで第2解析結果を仮想現実空間において出力する第2出力部53と、を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
送信側装置及び受信側装置を備え、
前記送信側装置は、
建設業に関する構造体、流体又は人流に係る第1解析結果を予め記憶している第1記憶部と、
前記受信側装置に予め記憶され、前記第1解析結果に対応する第2解析結果を前記受信側装置に出力させると共に前記受信側装置における前記第2解析結果の出力のタイミングを制御するための出力指令を前記受信側装置に送信する送信部と、
前記送信部により送信される前記出力指令に応じたタイミングで前記第1解析結果を、前記受信側装置と共通の仮想現実空間において出力する第1出力部と、を有し、
前記受信側装置は、
前記第2解析結果を予め記憶している第2記憶部と、
前記送信側装置から送信される前記出力指令を受信する受信部と、
前記受信部により受信される前記出力指令に応じた前記タイミングで前記第2解析結果を前記仮想現実空間において出力する第2出力部と、を有する、解析結果共有システム。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記送信部が前記出力指令を送信したタイミングにおいて、前記第1出力部は、前記第1解析結果を出力し、
前記受信部が前記出力指令を受信したタイミングにおいて、前記第2出力部は、前記第2解析結果を出力する、請求項1に記載の解析結果共有システム。
【請求項3】
前記第1記憶部は、複数の第1解析結果を予め記憶しており、
前記第2記憶部は、複数の第2解析結果を予め記憶しており、
前記送信部は、前記第2出力部により出力される前記第2解析結果を特定する特定情報を前記出力指令に含めて送信し、
前記第2出力部は、前記特定情報に基づいて、前記第2解析結果を出力する、請求項1又は2に記載の解析結果共有システム。
【請求項4】
前記第1出力部及び前記第2出力部は、前記仮想現実空間における出力として表示を行う、請求項1又は2に記載の解析結果共有システム。
【請求項5】
前記第1出力部及び前記第2出力部は、出力プログラムを実行することで、解析結果を出力し、
前記送信部は、RPCにより前記第2出力部に前記出力プログラムを実行させる指令を前記出力指令として送信する、請求項1又は2に記載の解析結果共有システム。
【請求項6】
請求項1又は2に記載の前記送信側装置。
【請求項7】
請求項1又は2に記載の前記受信側装置。
【請求項8】
送信側装置及び受信側装置を備える解析結果共有システムの動作方法である解析結果共有方法であって、
前記送信側装置は、建設業に関する構造体、流体又は人流に係る第1解析結果を予め記憶している第1記憶部を備え、
前記受信側装置は、前記第1解析結果に対応する第2解析結果を予め記憶している第2記憶部を備え、
前記送信側装置が、前記受信側装置に前記第2解析結果を出力させると共に前記受信側装置における前記第2解析結果の出力のタイミングを制御するための出力指令を前記受信側装置に送信する送信ステップと、
前記送信側装置が、前記送信ステップにおいて送信される前記出力指令に応じたタイミングで前記第1解析結果を、前記受信側装置と共通の仮想現実空間において出力する第1出力ステップと、
前記受信側装置が、前記送信側装置から送信される前記出力指令を受信する受信ステップと、
前記受信側装置が、前記受信ステップにおいて受信される前記出力指令に応じた前記タイミングで前記第2解析結果を前記仮想現実空間において出力する第2出力ステップと、を含む、解析結果共有方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、建設業に関する構造体、流体又は人流に係る解析結果を共有する解析結果共有システム、送信側装置、受信側装置及び解析結果共有方法に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
所定の解析結果を仮想現実空間において出力するための技術として、特許文献1に記載された情報処理システムが提案されている。この情報処理システムでは、第1情報処理装置は、所定の解析を行い、解析が行われた結果に基づいて仮想現実空間で描画を行うための描画処理情報を生成する。第2情報処理装置は、第1情報処理装置により生成された描画処理情報に基づいて、仮想現実空間上で描画を行い、描画装置により仮想現実空間に解析結果を表示するための描画情報を描画装置に送信する。描画装置は、第2情報処理装置から取得した描画情報に基づいて解析結果を表示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-87917号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
建築設計において、例えば、構造体、流体又は人流に係るシミュレーション等の解析を通して設計案を検討することが求められている。また、設計案と解析結果とを同時に、特に発注者のような非専門家にもわかりやすい形で提示し、適切な意思決定を促す必要がある。そのため、解析結果を、特許文献1に示されるような仮想現実空間上、例えば、VR(仮想現実)又はMR(複合現実)での表示等の出力を行うことが考えられる。また、設計に関わる複数の者に用いられる複数の装置で、上記の出力を行うことが考えられる。このような解析結果の出力は、直感的なデザインへの理解を促進し、合意形成において有効であると考えられる。
【0005】
上記のように複数の装置における共通の仮想現実空間において解析結果を共有する場合、複数の装置間で解析結果の出力のタイムラグを低減することが求められる。即ち、複数の装置間で解析結果の出力を同期して行うことが求められる。
【0006】
複数の装置で、上記の出力を行う場合、出力を行う際に解析結果を装置間で送受信することが考えられる。しかしながら、一般的に、建設業に関する構造体、流体又は人流に係る解析結果は大きなデータ容量を有するため、解析結果の送受信に時間がかかる。したがって、複数の装置間で解析結果の出力に大きなタイムラグが生じ得る。
【0007】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、複数の装置間における解析結果の出力にタイムラグが生じることを防止する、又は当該タイムラグを低減できる解析結果共有システム、送信側装置、受信側装置及び解析結果共有方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、本発明に係る解析結果共有システムは、送信側装置及び受信側装置を備え、送信側装置は、建設業に関する構造体、流体又は人流に係る第1解析結果を予め記憶している第1記憶部と、受信側装置に予め記憶され、第1解析結果に対応する第2解析結果を受信側装置に出力させると共に受信側装置における第2解析結果の出力のタイミングを制御するための出力指令を受信側装置に送信する送信部と、送信部により送信される出力指令に応じたタイミングで第1解析結果を、受信側装置と共通の仮想現実空間において出力する第1出力部と、を有し、受信側装置は、第2解析結果を予め記憶している第2記憶部と、送信側装置から送信される出力指令を受信する受信部と、受信部により受信される出力指令に応じたタイミングで第2解析結果を仮想現実空間において出力する第2出力部と、を有する。
【0009】
本発明に係る解析結果共有システムでは、送信側装置は、受信側装置における第1解析結果に対応する第2解析結果の出力のタイミングを制御するための出力指令を受信側装置に送信し、当該出力指令に応じたタイミングで、予め記憶している第1解析結果を出力する。受信側装置は、送信側装置から受信した出力指令に応じたタイミングで予め記憶している第2解析結果を出力する。ここで、出力指令は、第2解析結果を受信側装置に出力させるための指令であればよいため、出力指令のデータ容量を第1解析結果又は第2解析結果のデータ容量よりも小さくすることができる。これにより、例えば送信側装置が第2解析結果を受信側装置に送信し、受信側装置が送信側装置から受信した第2解析結果を出力する場合と比較して、送信側装置が第1解析結果を出力すると同時に、又は第1解析結果を出力してから短時間で、受信側装置に第2解析結果を出力させることができる。以上より、複数の装置(送信側装置及び受信側装置)間における解析結果の出力にタイムラグが生じることを防止する、又は当該タイムラグを低減することができる。
【0010】
送信部が出力指令を送信したタイミングにおいて、第1出力部は、第1解析結果を出力し、受信部が出力指令を受信したタイミングにおいて、第2出力部は、第2解析結果を出力してもよい。この場合、送信側装置が出力指令を送信したタイミングで送信側装置が第1解析結果を出力し、受信側装置が出力指令を受信したタイミングで受信側装置が第2解析結果を出力する。例えば、送信側装置がユーザによる操作を受け付けたタイミングで出力指令を受信側装置に送信する場合、ユーザによる操作が実行されたタイミングで解析結果を出力できる。
(【0011】以降は省略されています)

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