TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025035444
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-13
出願番号2023142488
出願日2023-09-01
発明の名称精米設備
出願人井関農機株式会社
代理人弁理士法人藤本パートナーズ
主分類B02B 7/00 20060101AFI20250306BHJP(破砕,または粉砕;製粉のための穀粒の前処理)
要約【課題】 精米処理時における胚芽の削取を防止しつつ、ユーザ所望の精白度による精米処理が可能な精米機を提供する。
【解決手段】
玄米を貯留する玄米タンク4と、玄米を精白する精白室9と、前記玄米タンク4から前記精白室9へと玄米brを繰り出して供給するロータリバルブ5と、前記精白室9の流出口に設けられた圧力板15とを備え、
前記精白室9内に、回転により玄米brを攪拌して精白する精白ロール部13と、前記精白ロール部13を囲うようにして配設され、攪拌された玄米brと干渉して除糠しつつ精米を行う精米スクリーン14とを備えた精米機であって、
前記玄米タンク4の側部の内壁及び前記玄米タンクから前記精白室9に至る供給路10の内壁に、蛇腹状の凹凸が設けられたことを特徴とする精米機6によって、上記課題が解決される。
【選択図】 図1

特許請求の範囲【請求項1】
玄米を貯留する玄米タンクと、玄米を精白する精白室と、前記玄米タンクから前記精白室へと玄米を繰り出して供給するロータリバルブと、前記精白室の流出口に設けられた圧力板とを備え、
前記精白室内に、回転により玄米を攪拌して精白する精白ロール部と、前記精白ロール部を囲うようにして配設され、攪拌された玄米と干渉して除糠しつつ精米を行う精米スクリーンとを備えた精米機であって、
前記玄米タンクの側部の内壁及び前記玄米タンクから前記精白室に至る供給路の内壁に、蛇腹状の凹凸が設けられたことを特徴とする精米機。
続きを表示(約 530 文字)【請求項2】
前記精米スクリーンは、断面円形の円筒状に形成され、その周面内側に沿って、所定間隔で、玄米の姿勢を整えるための整列用凹部が設けられたことを特徴とする請求項1に記載の精米機。
【請求項3】
前記精白ロール部は、略円筒形状をなすロール本体と、前記ロール本体の周面上に、玄米を攪拌するための一対の攪拌羽根と、攪拌中の玄米を整列するための複数の整列爪とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の精米機。
【請求項4】
精米後の白米と砕米とを分離する砕米分離機構を備え、
前記砕米分離機構は、精米後の白米と砕米を分離する分離網と、前記分離網によって分離された砕米を貯留する砕米ホッパと、前記砕米ホッパの満量を検知する満量検知センサと、前記砕米ホッパ下部に設けられた砕米排出シャッタと、前記砕米排出シャッタの開閉を制御する制御部とを備えており、
前記制御部は、前記満量検知センサが満量を検知すると、前記砕米排出シャッタを開制御して、前記砕米ホッパから砕米を排出させるとともに、前記精米機による精米処理を一時停止させるよう構成されたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の精米機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、精米設備内に配設される精米機に関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、この種の精米機として、例えば、特許文献1に記載のものが知られている。この従来の精米機は、屋根及び四方の側壁を備えた簡易的な建屋として構成された精米設備内に配設され、玄米を精白する精白室を備えており、この精白室内において、精白ロール部を回転させて玄米を攪拌し、精白室内側に配設された網に干渉させて除糠しつつ、穀粒同士の粒々摩擦作用によって精米する仕組みとなっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平11-104504号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで近年、感染症の流行等を背景とする消費者の健康意識の高まりを受け、玄米の栄養素が再び着目を浴びている。とりわけ、玄米に含まれる胚芽は、微量栄養素(無機質、ビタミン)や食物繊維を多く含んでおり、多くの健康効果が期待されているところである。
【0005】
しかしながら、従来の精米機によれば、精米処理の過程で、胚芽が削り取られてしまい、胚芽に含まれる栄養素が失われてしまう問題があった。また、胚芽を残そうと精米処理における精白度(単に、白度ともいう。)を下げると、精米が不十分となるおそれがあった。
【0006】
そこで、本発明は、このような問題に鑑み、精米処理時における胚芽の削取を防止しつつ、ユーザ所望の精白度による精米処理が可能な精米機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の目的を達成するために、第1の発明は、
玄米を貯留する玄米タンクと、玄米を精白する精白室と、前記玄米タンクから前記精白室へと玄米を繰り出して供給するロータリバルブと、前記精白室の流出口に設けられた圧力板とを備え、
前記精白室内に、回転により玄米を攪拌して精白する精白ロール部と、前記精白ロール部を囲うようにして配設され、攪拌された玄米と干渉して除糠しつつ精米を行う精米スクリーンとを備えた精米機であって、
前記玄米タンクの側部の内壁及び前記玄米タンクから前記精白室に至る供給路の内壁に、蛇腹状の凹凸が設けられたことを特徴とする精米機を提供する。
【0008】
上記第1の発明によれば、玄米タンクの内壁と供給路の内壁に蛇腹状の凹凸が設けられていることにより、玄米タンク及び供給路の内に存在する玄米が、凹凸に当接することで、玄米の進行方向(略下方向)に対して、玄米の穀粒の長手方向が平行となるように姿勢を整えることができる。これにより、精白室に送り込む玄米の穀粒の姿勢を一定に整列させることで、精白室内においても、玄米の姿勢を整列させやすくすることができる。その結果、精米スクリーン内の粒々摩擦においても、玄米の穀粒が整列された状態となる。これにより、精米時に胚芽へのダメージを抑制して、胚芽の残存率を向上できる。加えて、玄米表面の面同士での摩擦を促進することで、表面の除糠割合を均一として、食味を向上することができる。これにより、精米処理時における胚芽の削取を防止しつつ、ユーザ所望の精白度による精米処理が可能な精米機を提供できる。
【0009】
第2の発明は、上記第1の発明の構成に加え、
前記精米スクリーンは、断面円形の円筒状に形成され、その周面内側に沿って、所定間隔で、玄米の姿勢を整えるための整列用凹部が設けられたことを特徴とする。
【0010】
上記第2の発明によれば、上記第1の発明の効果に加え、精米スクリーンが、断面円形の円筒状に形成されたため、穀粒に均等に力が加わり、精米スクリーン内における穀粒の偏りを防止して、穀粒を整列させやすくすることができる。また、穀粒本体の一部が整列用凹部に入り込むことで、その姿勢が、回転軸及び精米スクリーンの長手方向に沿うように、すなわち、長手方向と平行となるように一定に整えられる。これらの相乗効果により、玄米の先端部分に存在する胚芽が、さらに精米スクリーンに接触し難くなるため、さらに良好に、精米処理時における胚芽の削取を防止できる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

井関農機株式会社
移植機
20日前
井関農機株式会社
収穫機
今日
井関農機株式会社
田植機
6日前
井関農機株式会社
作業車両
6日前
井関農機株式会社
作業車両
20日前
井関農機株式会社
作業車両
27日前
井関農機株式会社
作業車両
28日前
井関農機株式会社
作業車両
28日前
井関農機株式会社
精米設備
今日
井関農機株式会社
作業車両
7日前
井関農機株式会社
作業車両
6日前
井関農機株式会社
作業車両
6日前
井関農機株式会社
精米設備
27日前
井関農機株式会社
作業車両
7日前
井関農機株式会社
作業車両
1か月前
井関農機株式会社
作業車両
6日前
井関農機株式会社
作業車両
1日前
井関農機株式会社
作業車両
6日前
井関農機株式会社
作業車両
6日前
井関農機株式会社
コンバイン
今日
井関農機株式会社
収穫作業機
28日前
井関農機株式会社
コンバイン
1か月前
井関農機株式会社
コンバイン
1か月前
井関農機株式会社
コンバイン
1か月前
井関農機株式会社
コンバイン
6日前
井関農機株式会社
苗補給装置
6日前
井関農機株式会社
コンバイン
6日前
井関農機株式会社
防除作業車
6日前
井関農機株式会社
コンバイン
6日前
井関農機株式会社
乗用型苗植機
1か月前
井関農機株式会社
洗米炊飯装置
今日
井関農機株式会社
乗用型苗移植機
1か月前
井関農機株式会社
乗用型苗移植機
今日
井関農機株式会社
水田除草システム
今日
井関農機株式会社
コンバインの操縦装置
7日前
井関農機株式会社
多条植付用の苗移植機
28日前
続きを見る