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公開番号2025060220
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-10
出願番号2023170812
出願日2023-09-29
発明の名称アタッチメントとしての破砕機
出願人株式会社坂戸工作所
代理人個人
主分類B02C 1/02 20060101AFI20250403BHJP(破砕,または粉砕;製粉のための穀粒の前処理)
要約【目的】本発明は、鉄筋コンクリートを破砕し、鉄筋コンクリート塊となった後でも、さらに小割するときに、前記鉄筋コンクリート塊となっている切断された鉄筋にて油圧シリンダを傷つけにくくすると共に、収納するときには、外側油圧ホースの損傷を防止すること。
【構成】本体外筐1に下顎部2及び上顎部3が形成されて、上顎部3の揺動にてコンクリート塊を破砕可能とし、油圧駆動の油圧シリンダ5のシリンダ部51は上顎部3の先端側に、ピストンロッド52は本体外筐1の奥側にそれぞれ配置され、この状態下でピストンロッド52の先端から2本内装する内部油圧ホース6,6は湾曲垂直状をなして本体外筐1内に収納され、本体外筐1内の分岐盤18を介して2本の外部油圧ホース7,7のそれぞれが接続され、両外部油圧ホース7,7の他端は本体外筐1の上面隅部に設けられた孔部から本体外筐1内部に挿入できるようにされている。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
箱状を成した本体外筐に対して下側一側から前側に飛び出した下顎部が形成されると共に、前記本体外筐の上側一側から前側に飛び出し且つ前記下顎部とで揺動運動をなす上顎部とから成り、該上顎部駆動の油圧シリンダのシリンダ部は前記上顎部の先端側に、ピストンロッドは前記本体外筐の奥側にそれぞれ位置するようにして軸支され、
前記油圧シリンダの前記ピストンロッド先端から2本内装する内部油圧ホースは湾曲垂直状をなして前記本体外筐内に収納されると共に、該本体外筐内の分岐盤に接続され、前記油圧シリンダの前記ピストンロッド端に接続される両前記内部油圧ホースの基部の両前記ホルダ部の間隔は前記油圧シリンダのロッド部の直径より僅かに小さくなるように形成されて成り、
前記分岐盤箇所からの2本の外部油圧ホースのそれぞれの一端が接続され、該外部油圧ホースの全体は前記本体部の外側に配置され且つ前記外部油圧ホースの他端は前記本体外筐の前側隅部に設けた孔部に挿入できるように構成されてなることを特徴としたアタッチメントとしての破砕機。
続きを表示(約 84 文字)【請求項2】
請求項1記載のアタッチメントとしての破砕機において、前記本体外筐の下端に磁石盤を設けてなることを特徴とするアタッチメントとしての破砕機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、鉄筋コンクリートを破砕し、鉄筋コンクリート塊となった後でも、さらに破砕する(小割)ときにおいて、前記鉄筋コンクリート塊となっている切断された鉄筋にて油圧シリンダを傷つけにくくすると共に、収納するときには、外側油圧ホースの損傷を防止したアタッチメントとしての破砕機に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、可動刃を回動させる油圧シリンダの取付には、種々の取付構造が存在している。一般には、前記油圧シリンダのシリンダ部を機体の奥側で軸支し、シリンダロッドの先端を可動刃側で軸支している。この場合では、鉄筋コンクリートを破砕し、その後に、鉄筋コンクリート塊を適宜の大きさに小割して産業廃棄物ではなくコンクリート破砕物として作業し、この小割作業時においては、図7に示すように、鉄筋コンクリート塊には不規則で種々の方向を向く鉄筋が多くでている状態である。
【0003】
この場合の小割作業時において、その鉄筋先端が破砕機の内容に入り、油圧シリンダのピストンロッドを傷つける場合が多く存在している。このため、これを防止するため、そのピストンロッドにカバーを設けた実施例も存在している。このような構成にして、小割作業時での鉄筋の侵入を防止している例も存在している。さらに、内部油圧ホースまでも傷つけてしますこともあった。
【0004】
また、特許文献1には、前記油圧シリンダの方向を逆転させ、ピストンロッドを本体の奥側に設け、シリンダ部を可動顎側の手前に設けた構成としているが、この構成のみであるため、ピストンロッドの損傷を確実に防止できるかは不明瞭である。
【0005】
このような破砕機は、油圧ショベルのアーム先端に、アタッチメントとして装着して使用するものであり、不使用時には、前記アーム先端から外して適宜の箇所に保管しておくものである。この場合、破砕機に設けられた外部油圧ホースは、図8(A)乃至(D)に示すように、一般にはブラブラ状態下に置かれており、破砕機本体との間に挟まったりして傷ついてしまうこともしばしば生じていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開平7-204526号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
このため、本発明が解決しようとする課題(技術的課題又は目的等)は、アタッチメントとして装着して使用する破砕機であっても、油圧ショベルに装着して小割作業をする際には、油圧シリンダのピストンロッド及び内部油圧ホースの保護を図ると共に、油圧ショベルから外して破砕機の収納時には、外部油圧ホースを保護できるようにすることを求められている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
そこで、発明者は上記課題を解決すべく鋭意,研究を重ねた結果、請求項1の発明を、箱状を成した本体外筐に対して下側一側から前側に飛び出した下顎部が形成されると共に、前記本体外筐の上側一側から前側に飛び出し且つ前記下顎部とで揺動運動をなす上顎部とから成り、該上顎部駆動の油圧シリンダのシリンダ部は前記上顎部の先端側に、ピストンロッドは前記本体外筐の奥側にそれぞれ位置するようにして軸支され、前記油圧シリンダの前記ピストンロッド先端から2本内装する内部油圧ホースは湾曲垂直状をなして前記本体外筐内に収納されると共に、該本体外筐内の分岐盤に接続され、前記油圧シリンダの前記ピストンロッド端に接続される両前記内部油圧ホースの基部の両前記ホルダ部の間隔は前記油圧シリンダのロッド部の直径より僅かに小さくなるように形成されて成り、前記分岐盤箇所からの2本の外部油圧ホースのそれぞれの一端が接続され、該外部油圧ホースの全体は前記本体部の外側に配置され且つ前記外部油圧ホースの他端は前記本体外筐の前側隅部に設けた孔部に挿入できるように構成されてなることを特徴としたアタッチメントとしての破砕機としたことにより、前記課題を解決した。
【0009】
請求項2の発明では、請求項1記載のアタッチメントとしての破砕機において、前記本体外筐の下端に磁石盤を設けてなることを特徴とするアタッチメントとしての破砕機したことにより、前記課題を解決したものである。
【発明の効果】
【0010】
請求項1の発明においては、特に、鉄筋コンクリート塊を適宜の大きさに小割して産業廃棄物ではなくなるようにする小割作業時(図7のような作業時)にいても、油圧シリンダの損傷を殆ど無くすと共に、アタッチメントとして小割作業をしない場合においては、外部油圧ホースの確実な収納ができ、外部に露出された外部油圧ホースの損傷を防止できるという優れた効果を奏する。特に、油圧ショベルからアタッチメントとしての破砕機を外したときの外部油圧ホースの保管が適正にでき損傷を確実に防止できる。請求項2の発明では、本体外筐の下端に磁石盤を設けた破砕装置においても、小割作業は行うものであり、請求項1と同様な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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