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公開番号
2025035411
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-13
出願番号
2023142431
出願日
2023-09-01
発明の名称
船舶、船舶への燃料供給システム
出願人
三菱造船株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B63B
11/04 20060101AFI20250306BHJP(船舶またはその他の水上浮揚構造物;関連艤装品)
要約
【課題】船舶への燃料の積込を効率良く行い、船舶の停泊時間を短縮する。
【解決手段】船舶は、船体と、船体に設けられた燃料ガス消費機器と、船体に固定され、燃料ガス消費機器に燃料を供給可能な固定タンクと、船体の外部から積み込まれ、ガス消費機器と固定タンクのうち固定タンクのみに供給する燃料を貯留可能な可搬タンクを、着脱可能に搭載するタンク搭載部と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
船体と、
前記船体に設けられた燃料ガス消費機器と、
前記船体に固定され、前記燃料ガス消費機器に燃料を供給可能な固定タンクと、
前記船体の外部から積み込まれ、前記燃料ガス消費機器と前記固定タンクのうち前記固定タンクのみに供給する燃料を貯留可能な可搬タンクを、着脱可能に搭載するタンク搭載部と、
を備える船舶。
続きを表示(約 900 文字)
【請求項2】
前記燃料は液化ガスであり、
前記タンク搭載部に搭載された前記可搬タンクから前記固定タンクに液体状態の前記液化ガスを送給する液化ガス送給ラインをさらに備える
請求項1に記載の船舶。
【請求項3】
前記タンク搭載部を複数備え、
前記液化ガス送給ラインは、複数の前記タンク搭載部の各々に搭載された前記可搬タンクと前記固定タンクとを接続可能に設けられ、
複数の前記タンク搭載部のうち、何れか一つの前記タンク搭載部に搭載された前記可搬タンクと前記固定タンクとを選択的に接続する、接続切替部をさらに備える
請求項2に記載の船舶。
【請求項4】
前記タンク搭載部は、前記固定タンクよりも鉛直方向で高い位置に前記可搬タンクを搭載する
請求項2又は3に記載の船舶。
【請求項5】
前記タンク搭載部に搭載された前記可搬タンクに、前記可搬タンク内の圧力よりも高い圧力のガスを送り込む加圧ラインをさらに備える
請求項2又は3に記載の船舶。
【請求項6】
前記加圧ラインは、前記固定タンク内の気体状態の前記液化ガスを、前記タンク搭載部に搭載された前記可搬タンクに送り込む
請求項5に記載の船舶。
【請求項7】
前記固定タンク内の液化ガスを気化させて前記燃料ガス消費機器に供給するガス気化部をさらに備え、
前記加圧ラインは、前記ガス気化部で気化された気体状態の液化ガスの少なくとも一部を前記可搬タンクに送り込む
請求項5に記載の船舶。
【請求項8】
請求項1に記載の船舶と、
前記タンク搭載部に搭載可能な可搬タンクと、を含む、
船舶への燃料供給システム。
【請求項9】
前記可搬タンクは、
前記燃料を貯留可能なタンク本体と、
前記タンク本体を支持し、前記タンク搭載部に固縛可能、かつ揚重装置により揚重可能なコンテナ枠と、を備える
請求項8に記載の船舶への燃料供給システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、船舶、船舶への燃料供給システムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1に開示されているように、液化ガスを燃料として用いる船舶は、液化ガスを貯留可能な燃料タンクを備えている。このような船舶においては、港湾からの出港に先立ち、燃料タンクに液化ガスを積み込む。燃料タンクに積み込むには、液化ガスを貯留可能なタンクを備えたバンカー船やタンクローリー(車両)が用いられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-69934号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1のように、バンカー船、タンクローリーのタンクから船舶の燃料タンクに液化ガスを積み込むには、バンカー船、タンクローリーのタンクと、船舶の燃料タンクとを燃料配管(ホース)で接続する必要があり、手間と時間が掛かる。また、バンカー船、タンクローリーのタンクから船舶の燃料タンクに液化ガスを積み込む間は、船舶を出航させることができず、船舶の停泊時間が長くなる。
【0005】
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであって、船舶への燃料の積込を効率良く行い、船舶の停泊時間を短縮することができる船舶、船舶への燃料供給システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本開示に係る船舶は、船体と、燃料ガス消費機器と、固定タンクと、タンク搭載部と、を備えている。前記燃料ガス消費機器は、前記船体に設けられている。前記固定タンクは、前記船体に固定され、前記燃料ガス消費機器に燃料を供給可能である。前記タンク搭載部は、前記船体の外部から積み込まれる可搬タンクを着脱可能に搭載する。前記可搬タンクは、前記燃料ガス消費機器と前記固定タンクのうち前記固定タンクのみに供給する燃料を貯留可能である。
【0007】
本開示に係る船舶への燃料供給システムは、上記したような船舶と、可搬タンクと、を備えている。前記可搬タンクは、前記タンク搭載部に搭載可能である。
【発明の効果】
【0008】
本開示の船舶、船舶への燃料供給システムによれば、船舶への燃料の積込を効率良く行い、船舶の停泊時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本開示の実施形態に係る船舶、船舶への燃料供給システムの側面図である。
本開示の実施形態に係る船舶への燃料供給システムの構成を示す平面図である。
本開示の実施形態におけるタンク搭載部、およびタンク搭載部に搭載された可搬タンクを示す図である。
図3に示したタンク搭載部、および可搬タンクの側面図である。
本開示の実施形態における固定タンクと可搬タンクとを接続する液化ガス送給ラインを示す平面図である。
本開示の実施形態における燃料供給システムで、一の可搬タンクから固定タンクに燃料としての液化ガスを送給する状態を示す図である。
本開示の実施形態における燃料供給システムで、図6とは異なる、他の一の可搬タンクから固定タンクに燃料としての液化ガスを送給する状態を示す図である。
本開示の第二実施形態における、固定タンクと可搬タンクとの接続状態を示す図である。
本開示の第三実施形態における、固定タンクと可搬タンクとの接続状態を示す図である。
本開示の第四実施形態における、固定タンクと可搬タンクとの接続状態を示す図である。
図10に示した構成において、加圧ラインを通して可搬タンク内を加圧している状態を示す図である。
図10に示した構成において、圧力調整ラインを通して可搬タンク内の圧力を調整している状態を示す図である。
本開示の第四実施形態の変形例における、固定タンクと可搬タンクとの接続状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<第一実施形態>
以下、本開示の実施形態に係る船舶、船舶への燃料供給システムについて、図1~図13を参照して説明する。
(船舶の全体構成)
図1、図2に示すように、本実施形態の船舶1は、船体2と、固定タンク20と、タンク搭載部30と、を少なくとも備えている。船舶1の船種は、特定のものに限られない。船舶1の船種は、例えば、液化天然ガス(LNG)、二酸化炭素、アンモニア等の液化ガスの運搬船、貨物船、フェリー、RORO船(Roll-on/Roll-off船)、PCTC(Pure Car & Truck Carrier)、客船、観測・調査船等を例示できる。
(【0011】以降は省略されています)
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