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公開番号
2025035308
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-13
出願番号
2023142267
出願日
2023-09-01
発明の名称
光デバイス、光送信器、光受信器及び光トランシーバ
出願人
富士通オプティカルコンポーネンツ株式会社
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
G02F
1/035 20060101AFI20250306BHJP(光学)
要約
【課題】ヒータ電極による光の損失を軽減できる光デバイス等を提供することを目的とする。
【解決手段】光デバイスは、光が導波する、電気光学効果及び熱光学効果を有する導波路と、前記導波路の一方の側面に配置され、前記導波路を加熱するヒータ電極と、を有する。光デバイスは、前記導波路の他方の側面に配置され、前記ヒータ電極と電気的に接続し、前記ヒータ電極に比較して高抵抗の並列電極を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
光が導波する、電気光学効果及び熱光学効果を有する導波路と、
前記導波路の一方の側面に配置され、前記導波路を加熱するヒータ電極と、
前記導波路の他方の側面に配置され、前記ヒータ電極と電気的に接続し、前記ヒータ電極に比較して高抵抗の並列電極と、
を有することを特徴とする光デバイス。
続きを表示(約 1,700 文字)
【請求項2】
前記並列電極は、
当該並列電極の入力端と前記ヒータ電極の入力端との間を電気的に接続すると共に、当該並列電極の出力端と前記ヒータ電極の出力端との間を電気的に接続することを特徴とする請求項1に記載の光デバイス。
【請求項3】
前記並列電極は、
前記ヒータ電極と異なる材料を含むことを特徴とする請求項1に記載の光デバイス。
【請求項4】
前記並列電極は、
前記ヒータ電極と同一材料で構成し、前記ヒータ電極の電極幅に比較して狭くした構造を有することを特徴とする請求項1に記載の光デバイス。
【請求項5】
前記並列電極は、
前記ヒータ電極と同一材料で構成し、前記ヒータ電極の電極長に比較して電極長を長くする蛇行構造を有することを特徴とする請求項1に記載の光デバイス。
【請求項6】
前記導波路は、
第1の導波路と、
前記第1の導波路に並列に配置された第2の導波路と、
前記第1の導波路の一方の側面と前記第2の導波路の一方の側面との間に並列に配置された第3の導波路と、を有し、
前記ヒータ電極は、
前記第3の導波路の一方の側面に配置された第1のヒータ電極と、
前記第3の導波路の他方の側面に配置された第2のヒータ電極と、を有し、
前記並列電極は、
前記第1の導波路の他方の側面に配置され、前記第1のヒータ電極と電気的に接続する第1の並列電極と、
前記第2の導波路の他方の側面に配置され、前記第2のヒータ電極と電気的に接続する第2の並列電極と、
を有することを特徴とする請求項1に記載の光デバイス。
【請求項7】
前記導波路は、
前記第1の導波路の出力端と前記第3の導波路の入力端との間を接続する第1の折り返し導波路と、
前記第3の導波路の出力端と前記第2の導波路の入力端との間を接続する第2の折り返し導波路と、
を有することを特徴とする請求項6に記載の光デバイス。
【請求項8】
光を発光する光源と、
前記光源からの光を電気信号に応じて変調する光デバイスと、を有する光送信器であって、
前記光デバイスは、
光が導波する、電気光学効果及び熱光学効果を有する導波路と、
前記導波路の一方の側面に配置され、前記導波路を加熱するヒータ電極と、
前記導波路の他方の側面に配置され、前記ヒータ電極と電気的に接続し、前記ヒータ電極に比較して高抵抗の並列電極と
を有することを特徴とする光送信器。
【請求項9】
光を発光する光源と、
前記光源から発生する光を用いて、受信光から電気信号に変換する光デバイスと、を有する光受信器であって、
前記光デバイスは、
光が導波する、電気光学効果及び熱光学効果を有する導波路と、
前記導波路の一方の側面に配置され、前記導波路を加熱するヒータ電極と、
前記導波路の他方の側面に配置され、前記ヒータ電極と電気的に接続し、前記ヒータ電極に比較して高抵抗の並列電極と
を有することを特徴とする光受信器。
【請求項10】
電気信号に対する信号処理を実行するプロセッサと、
光を発生させる光源と、
前記プロセッサから出力される電気信号を用いて、前記光源から発生する光を変調する光送信器と、
前記光源から発生する光を用いて、受信光から電気信号に変換する光受信器と、を有する光トランシーバであって、
前記光トランシーバは、
光が導波する、電気光学効果及び熱光学効果を有する導波路と、
前記導波路の一方の側面に配置され、前記導波路を加熱するヒータ電極と、
前記導波路の他方の側面に配置され、前記ヒータ電極と電気的に接続し、前記ヒータ電極に比較して高抵抗の並列電極とを有する光デバイスを含むことを特徴とする光トランシーバ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、光デバイス、光送信器、光受信器及び光トランシーバに関する。
続きを表示(約 3,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来の光変調器は、例えば、基板上に設けられた光導波路と、光導波路の近傍に配置された信号電極及び接地電極とを有し、信号電極に電圧を与えると、光導波路内に電界が発生し、光導波路内の電界によって光導波路の屈折率が変化し、光の位相が変化する。光導波路はマッハツェンダ干渉計を構成し、光導波路間の光の位相の差により光出力が変化することになる。
【0003】
光変調器では、例えば、マッハツェンダ変調器である。図21は、従来の光変調器200の一例を示す平面模式図である。光変調器200は、例えば、薄膜LN(Lithium Niobate:ニオブ酸リチウム:LiNbO
3
)チップで構成する。光変調器200は、1本の第1の入力導波路201と、1個の第1の分岐部202と、2本の第2の入力導波路203と、2個の第2の分岐部204と、4本の第3の入力導波路205と、4個の第3の分岐部206と、を有する。光変調器200は、8本の第1の導波路207と、4個のRF(Radio Frequency)変調部208と、4個の第1のDC(Direct Current)変調部209と、4個の第1の合波部210と、を有する。光変調器200は、4本の第2の導波路211と、2個の第2のDC変調部212と、第2の合波部213と、2本の第1の出力導波路214と、を有する。光変調器200は、1個のPR(Polarization Rotator)215と、1個のPBC(Polarization Beam Combiner)216と、1本の第2の出力導波路217とを有する。
【0004】
第1の入力導波路201は、信号光を導波する、例えば、LN導波路である。第1の分岐部202は、第1の入力導波路201からの信号光を2本の第2の入力導波路203に分岐する。第2の入力導波路203は、第1の分岐部202からの信号光を導波する、例えば、LN導波路である。第2の分岐部204は、第2の入力導波路203からの信号光を2本の第3の入力導波路205に分岐する。第3の分岐部206は、第3の入力導波路205からの信号光をRF変調部208内の2本の第1の導波路207Aに分岐する。
【0005】
RF変調部208は、2本の第1の導波路207Aを導波する信号光を高速変調する変調部である。RF変調部208は、平行に配置された2本の第1の導波路207A(207)と、2本の第1の導波路207Aに平行に配置された複数のRF電極221とを有する。2本の第1の導波路207Aは、LN導波路である。RF電極221は、2本の第1の導波路207Aの外側に平行に配置された2本の接地電極221Bと、2本の第1の導波路207A間に、第1の導波路207Aと平行に配置された1本の信号電極221Aとを有する。RF変調部208は、信号電極221Aに、例えば、数10GHzの帯域を有する高周波信号を入力した場合、高周波信号に応じて第1の導波路207Aを導波する信号光を高速変調できる。
【0006】
第1のDC変調部209は、平行に配置された2本の第1の導波路207B(207)と、2本の第1の導波路207B上に平行に配置された複数のヒータ電極222とを有する。2本の第1の導波路207Bは、例えば、LN導波路である。第1のDC変調部209は、RF変調部208内の2本の第1の導波路207Aと第1のDC変調部209内の2本の第1の導波路207Bとを接続し、第1のDC変調部209内の2本の第1の導波路207Bを導波する信号光を変調する変調部である。第1のDC変調部209は、ヒータ電極222に電流を流すと、ヒータ電極222で発生した熱により第1の導波路207Bを加熱する。その結果、熱光学効果により第1の導波路207Bの屈折率が変化するので、第1の導波路207Bを導波する信号光の位相を調整できる。第1の合波部210は、第1のDC変調部209内の2本の第1の導波路207Bからの信号光を合波し、合波後の信号光を第2の導波路211に出力する。
【0007】
第2のDC変調部212は、平行に配置された2本の第2の導波路211と、2本の第2の導波路211上に配置されたヒータ電極223とを有する。2本の第2の導波路211は、例えば、LN導波路である。第2のDC変調部212は、2個の第1の合波部210と第2のDC変調部212内の2本の第2の導波路211とを接続し、第2のDC変調部212内の2本の第2の導波路211を導波する信号光を変調する変調部である。第2のDC変調部212は、ヒータ電極223に電流を流すと、ヒータ電極223で発生した熱により第2の導波路211を加熱する。その結果、熱光学効果により第2の導波路211の屈折率が変化するので、第2の導波路211を導波する信号光の位相を調整できる。第2のDC変調部212は、第2の導波路211を導波する信号光を変調し、変調後の信号光を第2の合波部213に出力する。第2の合波部213は、第2のDC変調部212内の2本の第2の導波路211からの変調後の信号光を合波し、合波後の信号光を第1の出力導波路214に出力する。
【0008】
一方の第2の合波部213は、一方の第2のDC変調部212内の2本の第2の導波路211からの信号光を合波し、合波後の信号光を一方の第1の出力導波路214を介してPR215に出力する。他方の第2の合波部213は、他方の第2のDC変調部212内の2本の第2の導波路211からの信号光を合波し、合波後の信号光を他方の第1の出力導波路214を介してPBC216に出力する。
【0009】
PR215は、一方の第2の合波部213からの信号光を偏波回転し、偏波回転後の信号光をPBC216に出力する。PBC216は、PR215からの偏波回転後の信号光と、他方の第2の合波部213からの信号光とを偏波多重し、偏波多重後の信号光を第2の出力導波路217に出力する。
【0010】
図22は、図21に示すA-A線断面の一例を示す断面模式図である。A-A線の断面部位は、光変調器のRF変調部208である。図22に示すRF変調部208は、Si等の支持基板231と、支持基板231上に形成された第1のバッファ層232と、第1のバッファ層232上に形成された薄膜LN基板233と、薄膜LN基板233上に形成された第2のバッファ層234と、を有する。RF変調部208は、第2のバッファ層234上に形成されたRF電極221を有する。薄膜LN基板233は、上方へ突起する凸形状の薄膜のリブ型導波路である第1の導波路207Aを有する。RF電極221は、信号電極221Aと、一対の接地電極221Bとを有する。そして、スラブ上の第2のバッファ層234には、コプレーナ(CPW:Coplanar Waveguide)構造のRF電極221、すなわち、信号電極221Aと、信号電極221Aを挟む一対の接地電極221Bとが配置されている。
(【0011】以降は省略されています)
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