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公開番号
2025032786
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-12
出願番号
2023138261
出願日
2023-08-28
発明の名称
電動リールのモータ制御装置
出願人
株式会社シマノ
代理人
弁理士法人新樹グローバル・アイピー
主分類
A01K
89/017 20060101AFI20250305BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】電動リールを用いたさそい動作の操作性を向上させる。
【解決手段】
モータ制御装置は、操作部と、速度検出部と、トルク検出部と、操作部の操作に応じて複数の段階にモータの駆動出力を制御するモータ制御部とを備える。モータ制御部は、第1出力モードと、第2出力モードとを含む。第1出力モードは、スプールの回転速度が、複数の段階のうちの第1所定段階に応じた第1設定速度を超える第1時間が、第1所定時間以上のとき、スプールの回転速度が第1設定速度以下になるようモータの駆動出力を制御し、モータの巻き上げトルクが、第1所定段階に応じた第1設定トルクを超える第2時間が、第2所定時間以上のとき、モータの巻き上げトルクが第1設定トルク以下になるようモータの駆動出力を制限する。第2出力モードは、第1時間及び第2時間が、それぞれ第1所定時間及び第2所定時間未満のとき、モータの駆動出力を維持する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
リール本体に回転自在に装着されるスプールをモータで駆動する電動リールのモータ制御装置であって、
前記リール本体に設けられる操作部と、
前記スプールの回転速度を検出する速度検出部と、
前記モータの巻き上げトルクを検出するトルク検出部と、
前記操作部の操作に応じて複数の段階に前記モータの駆動出力を制御するモータ制御部と、
を備え、
前記モータ制御部は、前記速度検出部の検出結果に基づいて前記スプールの回転速度が、前記複数の段階のうちの第1所定段階に応じた第1設定速度を超える第1時間が、第1所定時間以上のとき、前記スプールの回転速度が前記第1設定速度以下になるように前記モータの駆動出力を制限し、前記トルク検出部の検出結果に基づいて、前記モータの巻き上げトルクが、前記第1所定段階に応じた第1設定トルクを超える第2時間が、第2所定時間以上のとき、前記モータの巻き上げトルクが前記第1設定トルク以下になるように前記モータの駆動出力を制限する第1出力モードと、
前記第1時間及び前記第2時間が、それぞれ前記第1所定時間及び前記第2所定時間未満のとき、前記モータの駆動出力を維持する第2出力モードと、
を備えた電動リールのモータ制御装置。
続きを表示(約 390 文字)
【請求項2】
前記第1所定時間及び前記第2所定時間は、同一である、請求項1に記載の電動リールのモータ制御装置。
【請求項3】
前記第2出力モードおいて、デューティ比を固定して前記モータの駆動出力を制御する、
請求項1又は2に記載の電動リールのモータ制御装置。
【請求項4】
前記第2出力モードおいて、糸巻き量に応じてデューティ比を変化させて前記モータの駆動出力を制御する、請求項1又は2に記載の電動リールのモータ制御装置。
【請求項5】
前記複数の段階は、低速域と、前記低速域よりも前記モータの回転速度が速い中速域と、前記中速域よりも前記モータの回転速度が速い高速域の3つの領域に分割され、
前記第2出力モードは、前記低速域において実行される、
請求項1又は2に記載の電動リールのモータ制御装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、モータ制御装置、特に、リール本体に回転自在に装着されるスプールをモータで駆動する電動リールのモータ制御装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、スプールをモータで駆動する電動リールが開示されている。電動リールは、モータの駆動出力を調整するための操作部を操作することでモータの駆動出力を調整する。また、モータ駆動によるスプールの回転速度又は巻き上げトルクは、操作部で設定された所定値となるようにフォードバック制御されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-189150号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
電動リールでは、竿を持ち上げてしゃくり動作を繰り返しながら釣り糸を徐々に巻き取る際に、仕掛けが水の抵抗を受けて必要以上のトルクがかかり、巻き上げトルクが操作部で設定された所定値を大きく超えることがある。また、しゃくり動作後にたるんだ釣り糸を巻き取る際に、ハンドルを巻取り方向へ回転させて追い巻き操作を行った場合に、スプールの回転速度が操作部で設定された所定値を大きく超えることがある。このような場合、電動リールのモータ制御装置は、モータの駆動を停止して、スプールの回転速度又は巻き上げトルクが操作部で設定された所定値になるようにフィードバック制御するが、モータの駆動が一旦停止するため、ユーザはモータの挙動に違和感を覚えるおそれがある。
【0005】
本発明の課題は、電動リールを用いたさそい動作の操作性を向上させることにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1側面の電動リールのモータ制御装置は、リール本体に回転自在に装着されるスプールをモータで駆動する。モータ制御装置は、操作部と、速度検出部と、トルク検出部と、モータ制御部とを備える。操作部は、リール本体に設けられる。速度検出部は、スプールの回転速度を検出する。トルク検出部は、モータの巻き上げトルクを検出する。モータ制御部は、操作部の操作に応じて複数の段階にモータの駆動出力を制御する。モータ制御部は、第1出力モードと、第2出力モードとを含む。第1出力モードは、速度検出部の検出結果に基づいて、スプールの回転速度が、複数の段階のうちの第1所定段階に応じた第1設定速度を超える第1時間が、第1所定時間以上のとき、スプールの回転速度が第1設定速度以下になるようモータの駆動出力を制御する。第1出力モードは、トルク検出部の検出結果に基づいて、モータの巻き上げトルクが、第1所定段階に応じた第1設定トルクを超える第2時間が、第2所定時間以上のとき、モータの巻き上げトルクが第1設定トルク以下になるようモータの駆動出力を制限する。第2出力モードは、第1所定段階に応じた第1設定速度を超える第1時間及び第1所定段階に応じた第1設定トルクを超える第2時間が、それぞれ第1所定時間及び第2所定時間未満のとき、モータの駆動出力を維持する。
【0007】
この電動リールのモータ制御装置では、モータ制御部の第2出力モードにおいて、スプールの回転速度及びモータの巻き上げトルクが、例えば短時間だけ所定値を超えるような場合に、モータの駆動出力を維持することが可能になる。このため、モータを駆動させながら竿を持ち上げてしゃくり動作をする際に、モータの駆動が停止することを抑制できる。これにより、電動リールを用いたさそい動作の操作性を向上させることができる。
【0008】
本発明の第1側面に従う第2側面の電動リールのモータ制御装置における第1所定時間及び第2所定時間は、同一である。
【0009】
本発明の第1側面又は第2側面に従う第3側面の電動リールのモータ制御装置は、第2出力モードおいて、デューティ比を固定してモータの駆動出力を制御する。この場合は、モータの駆動出力が安定する。
【0010】
本発明の第1側面又は第2側面に従う第4側面の電動リールのモータ制御装置は、第2出力モードおいて、糸巻き量に応じてデューティ比を変化させてモータの駆動出力を制御する。この場合は、第2出力モードにおいて、巻き取り速度を一定に保つことが可能になる。
(【0011】以降は省略されています)
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