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公開番号2025029741
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-07
出願番号2023134530
出願日2023-08-22
発明の名称レーザモジュール
出願人TDK株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H01S 5/40 20060101AFI20250228BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】レーザモジュールを小型化すること。
【解決手段】レーザモジュールは、赤色光Lrを出射する出射口21dを有するレーザ素子21と、緑色光Lgを出射する出射口22dを有するレーザ素子22と、を備え、レーザ素子21及びレーザ素子22は、赤色光Lr及び緑色光Lgが互いに重なり合うように配置されている。
【選択図】図3


特許請求の範囲【請求項1】
第1レーザ光を出射する第1出射口を有する第1レーザ素子と、
第2レーザ光を出射する第2出射口を有する第2レーザ素子と、
を備え、
前記第1レーザ素子及び前記第2レーザ素子は、前記第1レーザ光及び前記第2レーザ光が互いに重なり合うように配置されている、レーザモジュール。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記第1レーザ素子が載置される載置面を有する基板を更に備え、
前記載置面から前記第1出射口までの距離は、前記載置面から前記第2出射口までの距離と異なっている、請求項1に記載のレーザモジュール。
【請求項3】
前記第2レーザ素子が載置されるキャリアを更に備え、
前記キャリアは、前記載置面に載置されている、請求項2に記載のレーザモジュール。
【請求項4】
前記第1出射口は、前記第2出射口よりも、前記第1レーザ光及び前記第2レーザ光が互いに重なり合う位置に近く、
前記第2出射口は、前記第1レーザ素子と前記第2レーザ素子との配列方向における前記キャリアの中心よりも前記第1レーザ素子に近い位置に設けられる、請求項3に記載のレーザモジュール。
【請求項5】
前記第2レーザ素子と前記キャリアとを接合する金属体を更に備え、
前記金属体は、剛性を有する金属球を備える、請求項3又は請求項4に記載のレーザモジュール。
【請求項6】
前記第2レーザ素子は、前記第2レーザ光の出射方向が前記載置面に対して傾斜するように配置されている、請求項2~請求項4のいずれか一項に記載のレーザモジュール。
【請求項7】
前記第1レーザ素子のビーム広がり角は、前記第2レーザ素子のビーム広がり角よりも大きく、
前記第1出射口は、前記第2出射口よりも、前記第1レーザ光及び前記第2レーザ光が互いに重なり合う位置に近い、請求項1~請求項4のいずれか一項に記載のレーザモジュール。
【請求項8】
前記第1レーザ光及び前記第2レーザ光が互いに重なり合う部分が通過する貫通孔が設けられた抽出部材を更に備える、請求項1~請求項4のいずれか一項に記載のレーザモジュール。
【請求項9】
前記第1レーザ光の光強度をモニタするための第1フォトディテクタと、
前記第2レーザ光の光強度をモニタするための第2フォトディテクタと、
を更に備え、
前記第1レーザ素子及び前記第2レーザ素子のそれぞれは、端面発光型のレーザ素子であり、
前記第1フォトディテクタは、前記第1レーザ素子に対して、前記第1レーザ光の出射方向とは反対側に配置され、
前記第2フォトディテクタは、前記第2レーザ素子に対して、前記第2レーザ光の出射方向とは反対側に配置されている、請求項1~請求項4のいずれか一項に記載のレーザモジュール。
【請求項10】
第3レーザ光を出射する第3出射口を有する第3レーザ素子を更に備え、
前記第1レーザ光は、赤色光であり、
前記第2レーザ光は、緑色光であり、
前記第3レーザ光は、青色光である、請求項1~請求項4のいずれか一項に記載のレーザモジュール。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、レーザモジュールに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
複数のレーザダイオードから出力されたレーザ光を合波し、合波したレーザ光を出力するレーザモジュールが知られている。例えば、特許文献1には、赤色レーザダイオードと、緑色レーザダイオードと、青色レーザダイオードと、各レーザダイオードに対応するダイクロイックミラーと、を備えるレーザモジュールが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-133746号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載のレーザモジュールにおいては、各レーザダイオードから出力されたレーザ光を合波するために、複数のダイクロイックミラーが設けられている。このため、レーザモジュールが大型化するおそれがある。
【0005】
本開示は、小型化することが可能なレーザモジュールを説明する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一側面に係るレーザモジュールは、第1レーザ光を出射する第1出射口を有する第1レーザ素子と、第2レーザ光を出射する第2出射口を有する第2レーザ素子と、を備える。第1レーザ素子及び第2レーザ素子は、第1レーザ光及び第2レーザ光が互いに重なり合うように配置されている。
【0007】
このレーザモジュールにおいては、第1レーザ光及び第2レーザ光が互いに重なり合うように第1レーザ素子及び第2レーザ素子が配置されている。したがって、ダイクロイックミラーなどの光学部品を用いることなく、第1レーザ光と第2レーザ光とを合波することができる。その結果、レーザモジュールを小型化することが可能となる。
【0008】
上記レーザモジュールは、第1レーザ素子が載置される載置面を有する基板を更に備えてもよい。載置面から第1出射口までの距離は、載置面から第2出射口までの距離と異なってもよい。この場合、第1出射口と第2出射口とを互いに近づけたとしても、各レーザ光が他方のレーザ素子によって遮られる可能性が低減される。したがって、第1レーザ光の出射方向と第2レーザ光の出射方向との間の角度を小さくすることができる。これにより、第1レーザ光と第2レーザ光とが重なり合う位置よりも出射方向の下流において、第1レーザ光と第2レーザ光とが発散する程度を抑えることができる。
【0009】
上記レーザモジュールは、第2レーザ素子が載置されるキャリアを更に備えてもよい。キャリアは、載置面に載置されてもよい。この場合、第2出射口と載置面との距離は、キャリアの厚さに応じて変動する。したがって、キャリアの厚さを変えるだけで、第2出射口と載置面との距離を変更することができるので、第2出射口と載置面との距離の調整を容易化することができる。
【0010】
第1出射口は、第2出射口よりも、第1レーザ光及び第2レーザ光が互いに重なり合う位置に近くてもよい。第2出射口は、第1レーザ素子と第2レーザ素子との配列方向におけるキャリアの中心よりも第1レーザ素子に近い位置に設けられてもよい。この場合、第2出射口が第1出射口に近づくので、第1レーザ光の出射方向と第2レーザ光の出射方向との間の角度を小さくすることができる。これにより、第1レーザ光と第2レーザ光とが重なり合う位置よりも出射方向の下流において、第1レーザ光と第2レーザ光とが発散する程度を抑えることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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