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公開番号
2025026587
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-21
出願番号
2024213808,2022070258
出願日
2024-12-06,2022-04-21
発明の名称
接続先変更処理を高度化する基地局装置、端末装置、制御方法、及びプログラム
出願人
KDDI株式会社
代理人
弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類
H04W
36/28 20090101AFI20250214BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】端末装置が接続するセルの切り替えの効率を向上させること。
【解決手段】基地局装置は、第1の他の基地局装置についての設定情報を端末装置が有する場合に、端末装置がハンドオーバ又はセカンダリセルの変更もしくは追加によって第1の他の基地局装置と異なる第2の他の基地局装置へ接続したことに応じて、第1の他の基地局装置についての設定情報を削除すべきか否かを端末装置に通知する。
【選択図】 図6
特許請求の範囲
【請求項1】
端末装置であって、
プライマリセルを提供する第1の基地局装置およびセカンダリセルを提供する第2の基地局装置と並行して接続することが可能な接続手段と、
前記第2の基地局装置と接続中の場合に前記セカンダリセルが変更される場合または前記セカンダリセルを追加する場合の、前記セカンダリセルとしての変更先の候補または追加する候補のセルを提供する第1の他の基地局装置についての設定情報であって、前記端末装置が当該第1の他の基地局装置に接続する際の条件と、当該第1の他の基地局装置に接続した場合の通信パラメータとを含んだ前記設定情報と、前記端末装置が前記セカンダリセルを変更または追加した場合に、前記第1の他の基地局装置についての前記設定情報を削除すべきか否かを示す情報と、を含む通知を、前記第1の基地局装置から受信する受信手段と、
前記通知に含まれる前記条件が満たされたことに基づいて、前記セカンダリセルの変更または追加を実行する実行手段と、
前記セカンダリセルの変更または追加が実行されたことに基づいて、
前記通知によって前記第1の他の基地局装置についての前記設定情報を削除すべきでないことが示されている場合に、前記第1の他の基地局装置についての前記設定情報を削除せずに保持し、
前記通知によって前記第1の他の基地局装置についての前記設定情報を削除すべきことが示されている場合に、前記第1の他の基地局装置についての前記設定情報を削除する
よう制御する保持手段と、
を有することを特徴とする端末装置。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記端末装置に対して複数の前記第1の他の基地局装置のそれぞれについての前記設定情報が事前設定されている場合、前記通知は、当該複数の前記第1の他の基地局装置の前記設定情報のそれぞれについて削除すべきか否かを示す、ことを特徴とする請求項1に記載の端末装置。
【請求項3】
前記セカンダリセルの変更先の候補または追加する候補の複数のセルをそれぞれ提供する複数の前記第1の他の基地局装置のそれぞれについて事前設定されている前記設定情報が識別情報を含み、前記通知において、当該識別情報により、複数の前記第1の他の基地局装置のそれぞれについての前記設定情報を削除するか否かが示される、ことを特徴とする請求項1に記載の端末装置。
【請求項4】
前記受信手段は、前記端末装置が、前記第1の基地局装置から他の基地局装置へとハンドオーバを行って前記プライマリセルを変更する場合に、前記セカンダリセルの変更先の候補または追加する候補の複数のセルをそれぞれ提供する複数の前記第1の他の基地局装置のそれぞれについて事前設定されている前記設定情報を削除するか否かの第2の通知を、前記第1の基地局装置から受信する、ことを特徴とする請求項1に記載の端末装置。
【請求項5】
前記通知は、前記端末装置に対して事前設定されている1つ以上の前記第1の他の基地局装置のそれぞれについての前記設定情報のうちの、削除すべき設定情報を指示する、ことを特徴とする請求項1に記載の端末装置。
【請求項6】
前記通知は、前記端末装置に対して事前設定されている1つ以上の前記第1の他の基地局装置のそれぞれについての前記設定情報のうちの、削除すべきでない設定情報を指示する、ことを特徴とする請求項1に記載の端末装置。
【請求項7】
所定のエリアにおいて前記端末装置が接続状態となったことに応じて、前記所定のエリアを超えて前記端末装置が移動した場合に削除されるように設定され、前記所定のエリアに属する基地局装置のそれぞれについての前記設定情報を取得する取得手段をさらに有する、ことを特徴とする請求項1に記載の端末装置。
【請求項8】
前記所定のエリアは、同一のトラッキングエリア識別子、同一のトラッキングエリアコード、または、同一のシステム情報エリア識別子に対応するエリアである、ことを特徴とする請求項7に記載の端末装置。
【請求項9】
1つ以上の前記第1の他の基地局装置のそれぞれについての前記設定情報に対して識別情報が割り当てられており、前記通知は、前記識別情報を用いて前記第1の他の基地局装置のそれぞれが削除されるべきか否かを示す、ことを特徴とする請求項1に記載の端末装置。
【請求項10】
前記識別情報は、前記第1の他の基地局装置によって形成されるセルの識別子に対応する情報である、ことを特徴とする請求項9に記載の端末装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、接続先変更処理の高度化技術に関する。
続きを表示(約 3,900 文字)
【背景技術】
【0002】
セルラ通信システムでは、通信の連続性を確保するために、端末装置の移動などに応じてその端末装置の接続先を切り替えるハンドオーバ技術が用いられている。ハンドオーバは、端末装置において接続中の無線リンクの通信品質が劣化した後にコアネットワーク側におけるハンドオーバの準備等の処理が開始され、基地局装置から端末装置への指示メッセージが送信されるのが標準的な手法である。しかしながら、この手法では、実際に通信品質が劣化してからハンドオーバの指示が送信されるまでの処理に時間を要するため、通信できない又は通信品質が不十分な時間が長期化してしまいうる。これに対して、この準備等の処理を事前に実行しておき、端末装置において所定の条件が満たされた場合に、基地局装置からの指示メッセージを受信せずに接続先のセルを切り替える手法が規定されている(非特許文献1参照)。所定の条件は、例えば、端末装置において、隣接セルの無線品質が接続中のセルの無線品質より所定レベル以上良好となった場合や接続中のセルの無線品質が所定値以下となった場合を含む。この手法によれば、ハンドオーバが実行されるべき通信品質の低下などが生じる前にコアネットワーク側におけるハンドオーバの準備が完了しているため、通信できない又は通信品質が不十分な時間を大幅に低減することができる。このようなハンドオーバを条件付きハンドオーバと呼ぶ。なお、同様に、端末装置が複数のセルに接続するマルチコネクティビティ(MC)等において、準備等の処理を事前に実行しておき、端末装置において所定の条件が満たされた場合に、基地局装置からの指示メッセージを受信せずに、セカンダリセルの追加又は変更を端末装置が行うこともできる。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
3GPP(登録商標) TR38.874、V16.0.0、2018年12月
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
条件付きのハンドオーバやセカンダリセルの追加又は変更では、端末装置において事前設定された設定情報が、変更後の接続先との接続後に削除される。このため、スモールセルが用いられる環境などの接続先のセルの切り替えが頻繁に発生する環境においては、都度、設定情報が削除されて新たな事前設定が行われることとなり、効率が良くない。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、端末装置が接続するセルの切り替えの効率を向上させる技術を提供する。
【0006】
本発明の一態様による基地局装置は、前記基地局装置と接続中の端末装置に対して事前設定されたハンドオーバ先の候補となるセルを提供するまたは前記基地局装置が提供するセルをプライマリセルとして接続中の前記端末装置に対して事前設定されたセカンダリセルの追加又は変更先の候補となるセルを提供する第1の他の基地局装置についての設定情報であって、当該端末装置が当該第1の他の基地局装置にハンドオーバ又はセカンダリセルの変更もしくは追加によって接続する際の条件と、当該端末装置が当該第1の他の基地局装置に接続した場合の通信パラメータとを含んだ前記設定情報を前記端末装置が有する場合に、前記端末装置がハンドオーバ又はセカンダリセルの変更もしくは追加によって前記第1の他の基地局装置と異なる第2の他の基地局装置へ接続したことに応じて、前記第1の他の基地局装置についての前記設定情報を削除すべきか否かを前記端末装置に通知する通知手段を有する。
【0007】
本発明の別の一態様による基地局装置は、端末装置に対して事前設定された第1の他の基地局装置からのハンドオーバ又はセカンダリセルの変更もしくは追加による接続先の候補の第2の他の基地局装置についての情報であって、当該端末装置が当該第2の他の基地局装置にハンドオーバ又はセカンダリセルの変更もしくは追加によって接続する際の条件と、当該端末装置が当該第2の他の基地局装置に接続した場合の通信パラメータと、当該条件および当該通信パラメータの組み合わせに対応する識別情報と、の少なくともいずれかを含んだ所定の情報を取得する取得手段と、前記第2の他の基地局装置についての前記所定の情報を用いて、前記端末装置のハンドオーバ又はセカンダリセルの変更もしくは追加のための制御を行う制御手段と、を有する。
【0008】
本発明の一態様による端末装置は、接続中の基地局装置からのハンドオーバ先の候補の第1の他の基地局装置についての設定情報であって、前記端末装置が当該第1の他の基地局装置にハンドオーバする際の条件と、当該第1の他の基地局装置にハンドオーバした場合の通信パラメータとを含んだ前記設定情報を保持する保持手段と、前記端末装置が前記第1の他の基地局装置と異なる第2の他の基地局装置にハンドオーバした場合に前記第1の他の基地局装置についての前記設定情報を削除すべきか否かの通知を、前記基地局装置から受信する受信手段と、を有し、前記保持手段は、前記通知によって前記第1の他の基地局装置についての前記設定情報を削除すべきでないことが示されている状態で前記第1の他の基地局装置と異なる第2の他の基地局装置にハンドオーバした場合に、前記第1の他の基地局装置についての前記設定情報を削除せずに保持し、前記通知によって前記第1の他の基地局装置についての前記設定情報を削除すべきことが示されている状態で前記第1の他の基地局装置と異なる第2の他の基地局装置にハンドオーバした場合に、前記第1の他の基地局装置についての前記設定情報を削除する、ことを特徴とする。
【0009】
本発明の別の一態様による端末装置は、プライマリセルを提供する第1の基地局装置およびセカンダリセルを提供する第2の基地局装置と並行して接続することが可能な接続手段と、前記第2の基地局装置と接続中の場合に前記セカンダリセルが変更される場合または前記セカンダリセルを追加する場合の、前記セカンダリセルとしての変更先の候補または追加する候補のセルを提供する第1の他の基地局装置についての設定情報であって、前記端末装置が当該第1の他の基地局装置に接続する際の条件と、当該第1の他の基地局装置に接続した場合の通信パラメータとを含んだ前記設定情報を保持する保持手段と、前記端末装置が、前記第1の他の基地局装置と異なる第2の他の基地局装置に接続して当該第2の他の基地局装置が提供するセルを前記セカンダリセルとして追加した場合または他のセルから前記セカンダリセルを変更した場合に、前記第1の他の基地局装置についての前記設定情報を削除すべきか否かの通知を、前記第1の基地局装置から受信する受信手段と、を有し、前記保持手段は、前記通知によって前記第1の他の基地局装置についての前記設定情報を削除すべきでないことが示されている状態で、前記第1の基地局装置から第3の他の基地局装置にハンドオーバした場合に、前記第1の他の基地局装置についての前記設定情報を削除せずに保持し、前記通知によって前記第1の他の基地局装置についての前記設定情報を削除すべきことが示されている状態で前記第1の基地局装置から前記第3の他の基地局装置にハンドオーバした場合に、前記第1の他の基地局装置についての前記設定情報を削除する、ことを特徴とする。
【0010】
本発明のさらに別の一態様による端末装置は、プライマリセルを提供する第1の基地局装置およびセカンダリセルを提供する第2の基地局装置と並行して接続することが可能な接続手段と、前記第2の基地局装置と接続中の場合に前記セカンダリセルが変更される場合または前記セカンダリセルを追加する場合の、前記セカンダリセルとしての変更先の候補または追加する候補のセルを提供する第1の他の基地局装置についての設定情報であって、前記端末装置が当該第1の他の基地局装置に接続する際の条件と、当該第1の他の基地局装置に接続した場合の通信パラメータとを含んだ前記設定情報を保持する保持手段と、前記端末装置が、前記第1の他の基地局装置と異なる第2の他の基地局装置に接続して当該第2の他の基地局装置が提供するセルを前記セカンダリセルとして追加した場合または他のセルから前記セカンダリセルを変更した場合に、前記第1の他の基地局装置についての前記設定情報を削除すべきか否かの通知を、前記第1の基地局装置から受信する受信手段と、を有し、前記保持手段は、前記通知によって前記第1の他の基地局装置についての前記設定情報を削除すべきでないことが示されている状態で、前記セカンダリセルの追加または変更により、前記第1の他の基地局装置と接続せずに前記第2の他の基地局装置と接続した場合に、前記第1の他の基地局装置についての前記設定情報を削除せずに保持し、前記通知によって前記第1の他の基地局装置についての前記設定情報を削除すべきことが示されている状態で、前記セカンダリセルの追加または変更により、前記第1の他の基地局装置と接続せずに前記第2の他の基地局装置と接続した場合に、前記第1の他の基地局装置についての前記設定情報を削除する、ことを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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