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公開番号
2025025054
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-21
出願番号
2023129494
出願日
2023-08-08
発明の名称
効率が改善されたハンドオーバを実行する基地局装置、端末装置、及び制御方法
出願人
KDDI株式会社
代理人
弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類
H04W
36/08 20090101AFI20250214BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】ハンドオーバが行われる際の通信効率を改善すること。
【解決手段】基地局装置は、接続中の端末装置に対して、その端末装置が接続中の1つ以上のセルの少なくともいずれかからの接続先の切り替え先である1つ以上の候補セルについての無線リソース制御(RRC)レイヤの設定を通知し、1つ以上の候補セルについてタイミングアドバンス値を取得し、その端末装置に対して、その設定を用いた接続先のセルの変更を指示するコマンドであって、接続先の変更後に端末装置が複数のセルに接続する際に、複数のセルのうちの第1のセルが使用する第1のタイミングアドバンス値と複数のセルのうちの第2のセルが使用する第2のタイミングアドバンス値とを示す情報を、コマンドに含めて送信する。
【選択図】 図5
特許請求の範囲
【請求項1】
基地局装置であって、
接続中の端末装置に対して、当該端末装置が接続中の1つ以上のセルの少なくともいずれかからの接続先の切り替え先である1つ以上の候補セルについての無線リソース制御(RRC)レイヤの設定を通知する通知手段と、
前記1つ以上の候補セルについてタイミングアドバンス値を取得する取得手段と、
前記端末装置に対して、前記設定を用いた接続先のセルの変更を指示するコマンドであって、接続先の変更後に前記端末装置が複数のセルに接続する際に、前記複数のセルのうちの第1のセルが使用する第1のタイミングアドバンス値と前記複数のセルのうちの第2のセルが使用する第2のタイミングアドバンス値とを示す情報を、前記コマンドに含めて送信する送信手段と、
を有することを特徴とする基地局装置。
続きを表示(約 2,100 文字)
【請求項2】
前記端末装置が、前記第1のタイミングアドバンス値と前記第2のタイミングアドバンス値との少なくともいずれかの値を所定の識別情報と関連付けて保持している場合に、前記送信手段は、当該保持されている値を示す情報として、前記所定の識別情報を前記コマンドに含めて送信する、ことを特徴とする請求項1に記載の基地局装置。
【請求項3】
前記端末装置が、前記第1のタイミングアドバンス値と前記第2のタイミングアドバンス値との少なくともいずれかの値を、当該値を示す情報として、前記コマンドに含めて送信する、ことを特徴とする請求項1に記載の基地局装置。
【請求項4】
前記端末装置が、前記第1のタイミングアドバンス値と前記第2のタイミングアドバンス値との少なくともいずれかの値を所定の識別情報と関連付けて保持している場合であって、当該保持されている値が更新されるべき場合に、前記送信手段は、前記第1のタイミングアドバンス値と前記第2のタイミングアドバンス値との少なくともいずれかの前記値を示す情報として、前記所定の識別情報を前記コマンドに含めると共に、更新後の当該値と更新前の当該値の差分値を当該コマンドに含めて送信する、ことを特徴とする請求項1に記載の基地局装置。
【請求項5】
前記送信手段は、前記1つ以上の候補セルであると共に接続先の変更後に前記端末装置が接続する前記複数のセルに含まれないセルについてのタイミングアドバンス値を前記コマンドに含めて送信する、ことを特徴とする請求項1に記載の基地局装置。
【請求項6】
端末装置であって、
接続中の基地局装置から、前記端末装置が接続中の1つ以上のセルの少なくともいずれかからの接続先の切り替え先である1つ以上の候補セルについての無線リソース制御(RRC)レイヤの設定を取得する取得手段と、
前記基地局装置から、前記設定を用いた接続先のセルの変更を指示するコマンドであって、接続先の変更後に前記端末装置が複数のセルに接続する際に、前記複数のセルのうちの第1のセルが使用する第1のタイミングアドバンス値と前記複数のセルのうちの第2のセルが使用する第2のタイミングアドバンス値とを示す情報を含んだ前記コマンドを受信する受信手段と、
前記コマンドに従って、接続先のセルを変更する変更手段と、
接続先のセルの変更後に、前記第1のセルについて前記第1のタイミングアドバンス値を用いると共に前記第2のセルについて前記第2のタイミングアドバンス値を用いて、上りリンク信号の送信タイミングを調整する調整手段と、
を有することを特徴とする端末装置。
【請求項7】
1つ以上のタイミングアドバンス値と、当該1つ以上のタイミングアドバンス値のそれぞれについて識別情報を関連付けて保持する保持手段をさらに有し、
前記第1のタイミングアドバンス値と前記第2のタイミングアドバンス値との少なくともいずれかの値が所定の識別情報と関連付けられて保持されている場合に、前記受信手段は、当該保持されている値を示す情報として前記所定の識別情報を含んだ前記コマンドを受信し、
前記調整手段は、当該所定の識別情報に対応して保持されている前記値を用いて、前記上りリンク信号の送信タイミングを調整する、ことを特徴とする請求項6に記載の端末装置。
【請求項8】
前記受信手段は、前記第1のタイミングアドバンス値と前記第2のタイミングアドバンス値との少なくともいずれかの値を、当該値を示す情報として含んだ前記コマンドを受信し、
前記調整手段は、当該コマンドに含まれる値を用いて、前記上りリンク信号の送信タイミングを調整する、ことを特徴とする請求項6に記載の端末装置。
【請求項9】
1つ以上のタイミングアドバンス値と、当該1つ以上のタイミングアドバンス値のそれぞれについて識別情報を関連付けて保持する保持手段をさらに有し、
前記第1のタイミングアドバンス値と前記第2のタイミングアドバンス値との少なくともいずれかの値が所定の識別情報と関連付けられて保持されている場合であって、当該保持されている値が更新されるべき場合に、前記受信手段は、当該保持されている値を示す情報として、前記所定の識別情報を含むと共に、更新後の当該値と更新前の当該値の差分値を含んだ当該コマンドを受信し、
前記調整手段は、当該コマンドに含まれる差分値を用いて、当該所定の識別情報に対応して保持されている前記値を更新し、更新した値を用いて前記上りリンク信号の送信タイミングを調整する、ことを特徴とする請求項6に記載の端末装置。
【請求項10】
前記受信手段は、前記1つ以上の候補セルであると共に接続先の変更後に前記端末装置が接続する前記複数のセルに含まれないセルについてのタイミングアドバンス値を含んだ前記コマンドを受信する、ことを特徴とする請求項6に記載の端末装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、セルラ通信システムにおけるハンドオーバ技術に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
移動体通信システムでは、端末装置の移動に伴い、その端末装置の接続先のセル(基地局装置)の切り替え(例えばハンドオーバ)が行われる。従来、端末装置は、基地局装置からのハンドオーバの指示を受信した後に、接続の切り替え先のセルにおける同期確立や設定処理を実行して接続を確立する処理が行われる。この接続先の切り替えのための処理には一定の時間がかかり、この処理が行われている期間には端末装置がユーザデータの通信を行うことができない。これに対して、非特許文献1に記載の手法では、ハンドオーバ元の基地局装置が、端末装置に対して、ハンドオーバが実際に行われる前に、ハンドオーバ先の他の基地局装置との接続のための無線リソース制御(RRC)レイヤにおいて通信パラメータを提供しておく。そして、ハンドオーバ元の基地局装置は、ハンドオーバが行われるべきタイミングにおいて、そのセルの切り替えを指示するレイヤ1又はレイヤ2のコマンドを端末装置に送信する。端末装置は、そのコマンドを受信したことに応じて、ハンドオーバ先の基地局装置との間でランダムアクセス手順を実行することにより、その後のRRCレイヤでのせて地処理を行うことなく、ハンドオーバを完了することができる。このような技術により、ハンドオーバに関する通信効率の劣化を抑制することができる。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
3GPP(登録商標)寄書、R2-2209255
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、ハンドオーバが行われる際の通信効率をさらに改善する技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様による基地局装置は、接続中の端末装置に対して、当該端末装置が接続中の1つ以上のセルの少なくともいずれかからの接続先の切り替え先である1つ以上の候補セルについての無線リソース制御(RRC)レイヤの設定を通知する通知手段と、前記1つ以上の候補セルについてタイミングアドバンス値を取得する取得手段と、前記端末装置に対して、前記設定を用いた接続先のセルの変更を指示するコマンドであって、接続先の変更後に前記端末装置が複数のセルに接続する際に、前記複数のセルのうちの第1のセルが使用する第1のタイミングアドバンス値と前記複数のセルのうちの第2のセルが使用する第2のタイミングアドバンス値とを示す情報を、前記コマンドに含めて送信する送信手段と、を有する。
【0006】
本発明の一態様による端末装置は、接続中の基地局装置から、前記端末装置が接続中の1つ以上のセルの少なくともいずれかからの接続先の切り替え先である1つ以上の候補セルについての無線リソース制御(RRC)レイヤの設定を取得する取得手段と、前記基地局装置から、前記設定を用いた接続先のセルの変更を指示するコマンドであって、接続先の変更後に前記端末装置が複数のセルに接続する際に、前記複数のセルのうちの第1のセルが使用する第1のタイミングアドバンス値と前記複数のセルのうちの第2のセルが使用する第2のタイミングアドバンス値とを示す情報を含んだ前記コマンドを受信する受信手段と、前記コマンドに従って、接続先のセルを変更する変更手段と、接続先のセルの変更後に、前記第1のセルについて前記第1のタイミングアドバンス値を用いると共に前記第2のセルについて前記第2のタイミングアドバンス値を用いて、上りリンク信号の送信タイミングを調整する調整手段と、を有する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、ハンドオーバが行われる際の通信効率を改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
無線通信システムの構成例を示す図である。
装置のハードウェア構成例を示す図である。
基地局装置の機能構成例を示す図である。
端末装置の機能構成例を示す図である。
無線通信システムで実行される処理の流れの例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明に必須のものとは限らない。実施形態で説明されている複数の特徴のうち二つ以上の特徴は任意に組み合わされてもよい。また、同一若しくは同様の構成には同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
【0010】
(システム構成)
図1に、本実施形態に係る無線通信システムの構成例を示す。この無線通信システムは、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP(登録商標))の第5世代(5G)やその後継規格などの、セルラ通信規格に従って構成されたセルラ通信システムである。無線通信システムは、基地局装置101~基地局装置104と、端末装置111とを含んで構成される。なお、図1は、説明を簡単にするために4つの基地局装置と1つの端末装置のみを示しているが、多数の基地局装置及び端末装置が当然に存在しうる。
(【0011】以降は省略されています)
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