特許ウォッチ

公開番号2025019580
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-07
出願番号2023123259
出願日2023-07-28
発明の名称情報処理装置、情報処理方法、プログラム及び情報処理システム
出願人KDDI株式会社
代理人弁理士法人創光国際特許事務所,個人,個人,個人
主分類G06Q 30/0203 20230101AFI20250131BHJP(計算;計数)
要約【課題】所定のエリアに関する品質の分析に伴う来場客及びエリア管理者の負担を軽減する。
【解決手段】情報処理装置1は、ユーザが使用するユーザ端末2から、ユーザの感情を特定するための感情情報と、ユーザの移動を特定するための移動情報とを取得する取得部131と、移動情報に基づいて、指定された指定エリアにおいてユーザが滞在した滞在期間を特定する行動特定部133と、行動特定部133が特定した滞在期間が所定の閾値以上であるか否かを判定する判定部134と、感情情報に基づいて、指定エリアに来場する直前から指定エリアを退場した直後までの間の所定の時点におけるユーザの感情を特定する感情特定部135と、判定部134が判定した判定結果と、感情特定部135が特定したユーザの感情を示す情報とを出力する出力部137と、を有する。
【選択図】図2

特許請求の範囲【請求項１】
ユーザが使用するユーザ端末から、前記ユーザの感情を特定するための感情情報と、前記ユーザの移動を特定するための移動情報とを取得する取得部と、
前記移動情報に基づいて、指定された指定エリアにおいて前記ユーザが滞在した滞在期間を特定する期間特定部と、
前記期間特定部が特定した前記滞在期間が所定の閾値以上であるか否かを判定する判定部と、
前記感情情報に基づいて、前記指定エリアに来場する直前から前記指定エリアを退場した直後までの間の所定の時点における前記ユーザの感情を特定する感情特定部と、
前記判定部が判定した判定結果と、前記感情特定部が特定した前記ユーザの感情を示す情報とを出力する出力部と、
を有する情報処理装置。
続きを表示（約 1,800 文字）【請求項２】
前記情報処理装置は、前記感情特定部によって特定された前記所定の時点における前記ユーザの感情が所定の感情に該当する前記ユーザの数、前記滞在期間が前記所定の閾値以上であるか否かに分けて集計する集計部をさらに有し、
前記出力部は、前記集計部が集計した前記ユーザの数を出力する、
請求項１に記載の情報処理装置。
【請求項３】
前記指定エリアは、複数の出入口を有し、
前記期間特定部は、前記移動情報に基づいて、前記ユーザが利用した前記出入口を特定し、
前記集計部は、前記感情特定部によって特定された前記所定の時点における前記ユーザの感情が所定の感情に該当する前記ユーザの数を、さらに前記指定エリアが有する前記出入口に分けて集計する、
請求項２に記載の情報処理装置。
【請求項４】
前記取得部は、前記ユーザの決済を特定するための決済情報を取得し、
前記集計部は、前記感情特定部によって特定された前記所定の時点における前記ユーザの感情が所定の感情に該当する前記ユーザの数を、さらに前記指定エリアにおいて前記ユーザが決済したこと前記決済情報が示すか否かに分けて集計する、
請求項２に記載の情報処理装置。
【請求項５】
前記取得部は、前記ユーザ端末において所定のアプリケーションプログラムがインストールされているか否かを示すアプリケーション情報を取得し、
前記集計部は、前記感情特定部によって特定された前記所定の時点における前記ユーザの感情が所定の感情に該当する前記ユーザの数を、さらに前記ユーザ端末において前記所定のアプリケーションプログラムがインストールされていることを前記アプリケーション情報が示すか否かに分けて集計する、
請求項２に記載の情報処理装置。
【請求項６】
前記情報処理装置は、前記所定の感情の指定を受け付ける受付部をさらに有し、
前記集計部は、前記所定の時点における前記ユーザの感情が、指定された前記所定の感情である指定感情に該当する前記ユーザの数を集計する、
請求項２に記載の情報処理装置。
【請求項７】
前記情報処理装置は、
業種と感情とを関連付けて記憶する記憶部と、
業種の指定を受け付ける受付部と、
をさらに有し、
前記集計部は、前記所定の時点における前記ユーザの感情が、前記記憶部において指定された業種である指定業種に関連付けられている感情に該当する前記ユーザの数を集計する、
請求項２に記載の情報処理装置。
【請求項８】
前記情報処理装置は、
業態と感情とを関連付けて記憶する記憶部と、
業態の指定を受け付ける受付部と、
をさらに有し、
前記集計部は、前記所定の時点における前記ユーザの感情が、前記記憶部において指定された業態である指定業態に関連付けられている感情に該当する前記ユーザの数を集計する、
請求項２に記載の情報処理装置。
【請求項９】
前記情報処理装置は、前記所定の閾値の指定を受け付ける受付部をさらに有し、
前記判定部は、前記期間特定部が特定した前記滞在期間が、指定された前記所定の閾値である指定閾値以上であるか否かを判定する、
請求項１から８のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項１０】
コンピュータが実行する、
ユーザが使用するユーザ端末から、前記ユーザの感情を特定するための感情情報と、前記ユーザの移動を特定するための移動情報とを取得するステップと、
前記移動情報に基づいて、指定された指定エリアにおいて前記ユーザが滞在した滞在期間を特定するステップと、
特定した前記滞在期間が所定の閾値以上であるか否かを判定するステップと、
前記感情情報に基づいて、前記指定エリアに来場する直前から前記指定エリアを退場した直後までの間の所定の時点における前記ユーザの感情を特定するステップと、
判定した判定結果と、特定した前記ユーザの感情を示す情報とを出力するステップと、
を有する情報処理方法。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法、プログラム及び情報処理システムに関する。
続きを表示（約 1,500 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、店舗やイベント会場等の所定のエリアに関する品質を分析するシステムが知られている。特許文献１には、来場客によるアンケートの回答結果を分析する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２１－１６３４０３号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
従来の技術においては、来場客にアンケートの回答を入力してもらう必要があり、アンケートの回答を入力する来場客、及び来場客にアンケートへの回答を依頼するエリアを管理するエリア管理者にとって負担が大きかった。
【０００５】
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、所定のエリアに関する品質の分析に伴う来場客及びエリア管理者の負担を軽減することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明の第１の態様における情報処理装置は、ユーザが使用するユーザ端末から、前記ユーザの感情を特定するための感情情報と、前記ユーザの移動を特定するための移動情報とを取得する取得部と、前記移動情報に基づいて、指定された指定エリアにおいて前記ユーザが滞在した滞在期間を特定する期間特定部と、前記期間特定部が特定した前記滞在期間が所定の閾値以上であるか否かを判定する判定部と、前記感情情報に基づいて、前記指定エリアに来場する直前から前記指定エリアを退場した直後までの間の所定の時点における前記ユーザの感情を特定する感情特定部と、前記判定部が判定した判定結果と、前記感情特定部が特定した前記ユーザの感情を示す情報とを出力する出力部と、を有する。
【０００７】
前記情報処理装置は、前記感情特定部によって特定された前記所定の時点における前記ユーザの感情が所定の感情に該当する前記ユーザの数、前記滞在期間が前記所定の閾値以上であるか否かに分けて集計する集計部をさらに有してもよいし、前記出力部は、前記集計部が集計した前記ユーザの数を出力する。
【０００８】
前記指定エリアは、複数の出入口を有してもよいし、前記期間特定部は、前記移動情報に基づいて、前記ユーザが利用した前記出入口を特定してもよいし、前記集計部は、前記感情特定部によって特定された前記所定の時点における前記ユーザの感情が所定の感情に該当する前記ユーザの数を、さらに前記指定エリアが有する前記出入口に分けて集計してもよい。
【０００９】
前記取得部は、前記ユーザの決済を特定するための決済情報を取得してもよいし、前記集計部は、前記感情特定部によって特定された前記所定の時点における前記ユーザの感情が所定の感情に該当する前記ユーザの数を、さらに前記指定エリアにおいて前記ユーザが決済したこと前記決済情報が示すか否かに分けて集計してもよい。
【００１０】
前記取得部は、前記ユーザ端末において所定のアプリケーションプログラムがインストールされているか否かを示すアプリケーション情報を取得してもよいし、前記集計部は、前記感情特定部によって特定された前記所定の時点における前記ユーザの感情が所定の感情に該当する前記ユーザの数を、さらに前記ユーザ端末において前記所定のアプリケーションプログラムがインストールされていることを前記アプリケーション情報が示すか否かに分けて集計してもよい。
（【００１１】以降は省略されています）

関連特許