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公開番号2025025704
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-21
出願番号2023130754
出願日2023-08-10
発明の名称ICチップ、制御方法、及び生成方法
出願人旭化成エレクトロニクス株式会社
代理人弁理士法人RYUKA国際特許事務所
主分類G02B 7/08 20210101AFI20250214BHJP(光学)
要約【解決手段】光学素子を制御信号に基づいて駆動する駆動機構を制御するICチップを提供する。前記ICチップは、前記光学素子の位置を示す検出信号と、前記駆動機構の駆動に伴い発生する音の大きさに応じた指標と前記光学素子の位置との関係を示す関係情報とに基づいて、前記駆動機構の駆動に伴い発生する音を抑制しつつ、前記光学素子を目標位置に移動させるための前記制御信号を生成する生成部を備える。
【選択図】図2A
特許請求の範囲【請求項1】
光学素子を制御信号に基づいて駆動する駆動機構を制御するICチップであって、
前記光学素子の位置を示す検出信号と、前記駆動機構の駆動に伴い発生する音の大きさに応じた指標と前記光学素子の位置との関係を示す関係情報とに基づいて、前記駆動機構の駆動に伴い発生する音を抑制しつつ、前記光学素子を目標位置に移動させるための前記制御信号を生成する生成部を備える、ICチップ。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記生成部は、前記光学素子が移動する速度または加速度を抑制することにより前記駆動機構の駆動に伴い発生する音を抑制すべく、前記光学素子の位置に応じた前記制御信号を前記関係情報に基づいて生成する、請求項1に記載のICチップ。
【請求項3】
前記生成部は、前記駆動機構に供給される電流の変化率の大きさ及び電流の大きさの少なくとも一方を抑制することにより前記駆動機構の駆動に伴い発生する音を抑制すべく、前記光学素子の位置に応じた前記制御信号を前記関係情報に基づいて生成する、請求項1に記載のICチップ。
【請求項4】
前記関係情報は、前記駆動機構の駆動に伴い発生する音の大きさに応じて前記制御信号を補正するための補正係数を、前記指標として示し、
前記生成部は、前記検出信号及び前記目標位置を示す目標位置信号の少なくとも一方に基づいて前記光学素子の位置を特定し、特定された前記光学素子の位置に対応する前記補正係数を、前記関係情報を参照することにより特定し、前記光学素子の位置に応じた前記補正係数、前記目標位置信号、及び前記検出信号に基づいて前記制御信号を生成する、請求項1に記載のICチップ。
【請求項5】
前記生成部は、前記光学素子の位置に応じた前記補正係数、前記目標位置信号、及び前記検出信号に基づいて、前記目標位置信号と前記検出信号との偏差に基づく比例成分、微分成分、及び積分成分の少なくとも1つに前記光学素子の位置に応じた前記補正係数を四則演算することにより、前記駆動機構をPID制御するための前記制御信号を生成する、請求項4に記載のICチップ。
【請求項6】
前記生成部は、前記駆動機構の駆動帯域のゲインを、前記光学素子の位置に応じた前記補正係数を用いた四則演算によって、補正するための前記制御信号を生成し、
前記駆動帯域は、200Hz以下を示す、請求項5に記載のICチップ。
【請求項7】
前記関係情報を記憶する記憶部をさらに備える、請求項1に記載のICチップ。
【請求項8】
前記関係情報は、前記駆動機構の駆動に伴い発生する音の大きさに応じて前記制御信号を補正するための補正係数を、前記指標として示し、
前記生成部は、前記検出信号及び前記目標位置を示す目標位置信号の少なくとも一方に基づいて前記光学素子の位置を特定し、特定された前記光学素子の位置に対応する前記補正係数を、前記関係情報を参照することで特定し、前記補正係数、前記目標位置信号、及び前記検出信号に基づいて、前記制御信号を生成する、請求項2に記載のICチップ。
【請求項9】
前記関係情報は、前記駆動機構の駆動に伴い発生する音の大きさに応じて前記制御信号を補正するための補正係数を、前記指標として示し、
前記生成部は、前記検出信号及び前記目標位置を示す目標位置信号の少なくとも一方に基づいて前記光学素子の位置を特定し、特定された前記光学素子の位置に対応する前記補正係数を、前記関係情報を参照することにより特定し、前記補正係数、前記目標位置信号、及び前記検出信号に基づいて、前記制御信号を生成する、請求項3に記載のICチップ。
【請求項10】
前記ICチップは、前記関係情報に基づいて前記制御信号を補正する補正モードと、前記関係情報に基づいて前記制御信号を補正しない非補正モードとで動作可能であり、
前記生成部は、前記ICチップが前記補正モードで動作中に、前記検出信号と、前記関係情報とに基づいて、前記駆動機構の駆動に伴い発生する音を抑制しつつ、前記光学素子を目標位置に移動させるための前記制御信号を生成する、請求項1から9の何れか1つに記載のICチップ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ICチップ、制御方法、及び生成方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、運動デバイスを目標位置へ移動させる場合に、目標値の微分量の大小にかかわらず、運動デバイスを安定して操作し、操作の収束時間が短い運動デバイス制御回路が記載されている。特許文献2には、ボイスコイルモータに付与する駆動力を補正することで、可動部の周辺領域などにおいて発生する駆動力の低下を抑制し、追従性能の向上を図った位置制御装置が記載されている。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1] 特許第6360388号公報
[特許文献2] 特許第5259851号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
駆動機構が光学素子を目標位置へと移動させる場合に、駆動機構の駆動に伴い発生する音を抑制することが望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の第1の態様においては、光学素子を制御信号に基づいて駆動する駆動機構を制御するICチップを提供する。前記ICチップは、前記光学素子の位置を示す検出信号と、前記駆動機構の駆動に伴い発生する音の大きさに応じた指標と前記光学素子の位置との関係を示す関係情報とに基づいて、前記駆動機構の駆動に伴い発生する音を抑制しつつ、前記光学素子を目標位置に移動させるための前記制御信号を生成する生成部を備える。
【0005】
前記ICチップにおいて、前記生成部は、前記光学素子が移動する速度または加速度を抑制することにより前記駆動機構の駆動に伴い発生する音を抑制すべく、前記光学素子の位置に応じた前記制御信号を前記関係情報に基づいて生成してよい。
【0006】
何れかの前記ICチップにおいて、前記生成部は、前記駆動機構に供給される電流の変化率の大きさ及び電流の大きさの少なくとも一方を抑制することにより前記駆動機構の駆動に伴い発生する音を抑制すべく、前記光学素子の位置に応じた前記制御信号を前記関係情報に基づいて生成してよい。
【0007】
何れかの前記ICチップにおいて、前記関係情報は、前記駆動機構の駆動に伴い発生する音の大きさに応じて前記制御信号を補正するための補正係数を、前記指標として示してよい。前記生成部は、前記検出信号及び前記目標位置を示す目標位置信号の少なくとも一方に基づいて前記光学素子の位置を特定し、特定された前記光学素子の位置に対応する前記補正係数を、前記関係情報を参照することにより特定し、前記光学素子の位置に応じた前記補正係数、前記目標位置信号、及び前記検出信号に基づいて前記制御信号を生成してよい。
【0008】
何れかの前記ICチップにおいて、前記生成部は、前記光学素子の位置に応じた前記補正係数、前記目標位置信号、及び前記検出信号に基づいて、前記目標位置信号と前記検出信号との偏差に基づく比例成分、微分成分、及び積分成分の少なくとも1つに前記光学素子の位置に応じた前記補正係数を四則演算することにより、前記駆動機構をPID制御するための前記制御信号を生成してよい。
【0009】
何れかの前記ICチップにおいて、前記生成部は、前記駆動機構の駆動帯域のゲインを、前記光学素子の位置に応じた前記補正係数を用いた四則演算によって、補正するための前記制御信号を生成してよい。前記駆動帯域は、200Hz以下を示してよい。
【0010】
何れかの前記ICチップにおいて、前記関係情報を記憶する記憶部をさらに備えてよい。
(【0011】以降は省略されています)

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