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公開番号2025025188
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-21
出願番号2023129753
出願日2023-08-09
発明の名称感情推定装置、感情推定方法、感情推定プログラム
出願人学校法人立命館
代理人個人,個人
主分類A61B 5/16 20060101AFI20250214BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】感情を推定する精度を向上させることができる感情推定装置を提供する。
【解決手段】被験者の自律神経情報(例えば、脈拍数)及び行動情報(例えば、体動量、表情)に対し、学習済みニューラルネットワークを用いて、被験者の感情価と覚醒度を算定する推定感情値生成部36を備えている。さらに、推定感情値生成部36にて算定した被験者の感情価と覚醒度に基づいて、被験者の感情を推定する推定感情推定部37を備えている。これにより、感情を推定する精度を向上させることができる。
【選択図】図2


特許請求の範囲【請求項1】
被験者の自律神経情報及び行動情報に対し、学習済みニューラルネットワークを用いて、前記被験者の感情価と覚醒度を算定する算定手段と、
前記算定手段にて算定した前記被験者の前記感情価と前記覚醒度に基づいて、前記被験者の感情を推定する推定手段と、を有してなる感情推定装置。
続きを表示(約 420 文字)【請求項2】
前記被験者の自律神経情報及び行動情報は、前記被験者を撮像手段にて撮像した撮像画像に基づいて算定されたものである請求項1に記載の感情推定装置。
【請求項3】
所定の装置を用いて実行される感情推定方法において、
被験者の自律神経情報及び行動情報に対し、学習済みニューラルネットワークを用いて、前記被験者の感情価と覚醒度を算定するステップと、
前記算定した前記被験者の前記感情価と前記覚醒度に基づいて、前記被験者の感情を推定するステップと、を含んでなる感情推定方法。
【請求項4】
コンピュータに、
被験者の自律神経情報及び行動情報に対し、学習済みニューラルネットワークを用いて、前記被験者の感情価と覚醒度を算定する第1処理と、
前記算定した前記被験者の前記感情価と前記覚醒度に基づいて、前記被験者の感情を推定する第2処理と、を実行させる感情推定プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、感情推定装置、感情推定方法、感情推定プログラムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
新型コロナウィルスの流行により、医療の効率化に問題があることが浮上した。そこで、オンラインによるオンライン診療が提案されているが、オンライン診療では、医師は患者の主観的な説明でしか患者の状態を把握することができず、正確な診断が出来ているか疑義が生じる可能性があるという問題があった。また、対面診療では、患者の緊張感と感覚の偏りによって誤診などが発生する可能性があるという問題があった。特に、医師が装着しているマスクやフェースシールドなどの保護具が、距離感をさらに広げ、コミュニケーションの障害を大きくしていた。さらに、医師と患者との関係に限らず、カスタマーサービス分野、接客業、あるいは、マーケティング分野など、ビジネスシーンにおいても相手の感情を察知したコミュニケーションの向上が重要視されてきている。
【0003】
そこで、このような問題を解決すべく、特許文献1,2に記載のような技術が提案されている。特許文献1に記載の発明は、予め表情と感情との対応付けを学習して表情マップを作成しておき、表情マップに基づいて、人物の表情から感情を推定するというものである。また、特許文献2に記載の発明は、脈波などの脳波以外の生体情報から、被験者の脳波を推定し、感情に対応つけて格納された脳波の特徴パターンと比較して被験者の感情を推定するというものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2008-146318号公報
特開2015-109964号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の発明のように、被験者の表情から感情推定する場合、表情だけでは推定しにくい感情(表情に出にくい感情、又は、わざと違う表情で実際の感情を隠そうしたりする場合)があり、感情を推定する精度が低いという問題があった。
【0006】
また、特許文献2に記載の発明は、生体情報から推定した脳波を、感情に対応付けて格納された脳波パターンと比較して感情を推定しているが、脳波は、脳のどの箇所が活性化しているか活性化していないかで感情を推定するものであるため、表面的な現象でしか推定することができず、感情を推定する精度が低いという問題があった。
【0007】
そこで、本発明は、上記問題に鑑み、感情を推定する精度を向上させることができる感情推定装置、感情推定方法、感情推定プログラムを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記本発明の目的は、以下の手段によって達成される。なお、括弧内は、後述する実施形態の参照符号を付したものであるが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0009】
請求項1に係る感情推定装置は、被験者(例えば、図1に示す被験者HM)の自律神経情報(例えば、脈拍数)及び行動情報(例えば、体動量、表情)に対し、学習済みニューラルネットワークを用いて、前記被験者の感情価と覚醒度を算定する算定手段(例えば、図2に示す推定感情値生成部36)と、
前記算定手段にて算定した前記被験者の前記感情価と前記覚醒度に基づいて、前記被験者の感情を推定する推定手段(例えば、図2に示す推定感情推定部37)と、を有してなることを特徴としている。
【0010】
請求項2に係る感情推定装置は、上記請求項1に記載の感情推定装置において、前記被験者(例えば、図1に示す被験者HM)の自律神経情報(例えば、脈拍数)及び行動情報(例えば、体動量、表情)は、前記被験者を撮像手段(例えば、図1に示す撮像装置2)にて撮像した撮像画像に基づいて算定されたものであることを特徴としている。
(【0011】以降は省略されています)

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