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公開番号2025025049
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-21
出願番号2023129488
出願日2023-08-08
発明の名称コンピュータプログラム、情報処理方法及び情報処理装置
出願人株式会社タクマ
代理人個人,個人
主分類F27D 1/00 20060101AFI20250214BHJP(炉,キルン,窯;レトルト)
要約【課題】燃焼室の内面の凹凸に関する情報をユーザに把握させることが期待できるコンピュータプログラム、情報処理方法及び情報処理装置を提供する。
【解決手段】本実施の形態に係るコンピュータプログラムは、コンピュータに、測距センサの測定に基づく第1時点における燃焼室内面の第1形状データを取得し、前記測距センサの測定に基づく前記第1時点より後の第2時点における前記燃焼室内面の第2形状データを取得し、取得した前記第1形状データ及び前記第2形状データの差分に基づいて、前記燃焼室内面の凹凸に関する情報を出力する処理を実行させる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
コンピュータに、
測距センサの測定に基づく第1時点における燃焼室内面の第1形状データを取得し、
前記測距センサの測定に基づく前記第1時点より後の第2時点における前記燃焼室内面の第2形状データを取得し、
取得した前記第1形状データ及び前記第2形状データの差分に基づいて、前記燃焼室内面の凹凸に関する情報を出力する
処理を実行させる、コンピュータプログラム。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記第1形状データ又は前記第2形状データに基づく前記燃焼室内面の3次元画像を出力し、
前記凹凸に関する情報を前記3次元画像に重畳して出力する、
請求項1に記載のコンピュータプログラム。
【請求項3】
前記燃焼室内面の複数箇所について前記凹凸に関する情報をそれぞれ出力する、
請求項2に記載のコンピュータプログラム。
【請求項4】
前記凹凸に関する情報をヒートマップ形式で出力する、
請求項3に記載のコンピュータプログラム。
【請求項5】
前記第1時点は、前記燃焼室内面の清掃前の時点であり、
前記第2時点は、前記燃焼室内面の清掃後の時点である、
請求項1に記載のコンピュータプログラム。
【請求項6】
前記第1形状データ又は前記第2形状データに基づく前記燃焼室内面の3次元画像を出力し、
出力した前記3次元画像に対する範囲の指定を受け付け、
前記第1形状データに基づき、指定を受け付けた範囲における前記燃焼室内面の凹凸に関する情報を出力する、
請求項1に記載のコンピュータプログラム。
【請求項7】
線状の範囲の指定を受け付け、
前記線状の範囲での前記燃焼室内面の断面形状を示すグラフを、前記凹凸に関する情報として出力する、
請求項6に記載のコンピュータプログラム。
【請求項8】
前記第1形状データに基づき、前記燃焼室内面の凹凸に関する情報を示す等高線を前記3次元画像に重畳して出力する、
請求項6に記載のコンピュータプログラム。
【請求項9】
前記第1形状データに基づき、前記燃焼室内面の凹凸に関する情報が閾値を超える箇所を特定し、
特定した前記箇所に関する情報を出力する、
請求項6に記載のコンピュータプログラム。
【請求項10】
情報処理装置が、
測距センサの測定に基づく第1時点における燃焼室内面の第1形状データを取得し、
前記測距センサの測定に基づく前記第1時点より後の第2時点における前記燃焼室内面の第2形状データを取得し、
取得した前記第1形状データ及び前記第2形状データの差分に基づいて、前記燃焼室内面の凹凸に関する情報を出力する、
情報処理方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、燃焼室内面の凹凸に関する情報を扱うコンピュータプログラム、情報処理方法及び情報処理装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1においては、炉内空間の炉天井の下面に固定された固定プレートに上端が接続された複数の制振用ワイヤと、複数の制振用ワイヤで制振される昇降架台と、昇降架台に配置された計測器と、昇降架台を昇降させる昇降装置とを備えるストーカ炉の点検装置が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-116237号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
焼却炉の燃焼室の内面(壁面、天井面、底面等)には、例えばクリンカと呼ばれる燃焼灰の溶融物が内面に付着し、燃焼の稼働に伴って蓄積されていく。このような付着物は燃焼室内で大きく成長し、運転を阻害する要因となり得るため、定期的なメンテナンスを行う必要がある。定期的なメンテナンスが行われず、燃焼室の内面に多くのクリンカが付着している場合には、燃焼を緊急停止してクリンカの除去を行う場合もある。
【0005】
また、燃焼炉内の高温域では内部を耐火煉瓦で構成している。その耐火煉瓦は運転に伴って、煉瓦の張り出し、脱落などが発生するため、定期的な整備によりその張り出し量などを確認して、場合によっては交換が必要となる。
【0006】
本開示は、斯かる事情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、燃焼室の内面に付着した付着物の付着量又は煉瓦の張り出し量など、燃焼室内面の凹凸に関する情報をユーザに把握させることが期待できるコンピュータプログラム、情報処理方法及び情報処理装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
一実施形態に係るコンピュータプログラムは、コンピュータに、測距センサの測定に基づく第1時点における燃焼室内面の第1形状データを取得し、前記測距センサの測定に基づく前記第1時点より後の第2時点における前記燃焼室内面の第2形状データを取得し、取得した前記第1形状データ及び前記第2形状データの差分に基づいて、前記燃焼室内面の凹凸に関する情報を出力する処理を実行させる。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、燃焼室の内面に付着した付着物の付着量又は煉瓦の張り出し量など、燃焼室内面の凹凸に関する情報をユーザに把握させることが期待できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施の形態に係る情報処理システムの概要を説明するための模式図である。
本実施の形態に係る情報処理装置の一構成例を示すブロック図である。
本実施の形態に係る端末装置の構成を示すブロック図である。
3次元画像の一表示例を示す模式図である。
本実施の形態に係る情報処理装置が行う付着量算出処理の手順の一例を示すフローチャートである。
突出量に関する情報の一表示例を説明するための模式図である。
突出量に関する情報の一表示例を説明するための模式図である。
本実施の形態に係る端末装置が行う突出量算出処理の手順の一例を示すフローチャートである。
本実施の形態に係る情報処理装置が行う突出量算出処理の手順の一例を示すフローチャートである。
本実施の形態に係る情報処理装置が行う突出量算出処理の手順の他の例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本開示の実施形態に係る情報処理システムの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本開示はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
(【0011】以降は省略されています)

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