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公開番号
2025024640
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-20
出願番号
2023128904
出願日
2023-08-07
発明の名称
消火薬剤
出願人
株式会社ネオス
代理人
弁理士法人三枝国際特許事務所
主分類
A62D
1/02 20060101AFI20250213BHJP(人命救助;消防)
要約
【課題】優れた耐熱性を有する泡を形成可能な消火薬剤を提供する。
【解決手段】
パーフルオロポリエーテル基を有するフッ素系界面活性剤、及び
第三級アミン構造を有するアルカノールアミンを含む、消火薬剤。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
パーフルオロポリエーテル基を有するフッ素系界面活性剤、及び
第三級アミン構造を有するアルカノールアミンを含む、消火薬剤。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記アルカノールアミンの含有量が、前記フッ素系界面活性剤1質量部に対して、1~10質量部である、請求項1に記載の消火薬剤。
【請求項3】
前記フッ素系界面活性剤が、
アニオン性界面活性剤及びベタイン型界面活性剤からなる群より選択される少なくとも1種である、請求項1に記載の消火薬剤。
【請求項4】
前記アニオン性界面活性剤が、下記式(1)又は(2)で表される化合物又はその塩であり、
前記ベタイン型界面活性剤が、下記式(3)で表される化合物である、請求項3に記載の消火薬剤。
式(1):
JPEG
2025024640000039.jpg
10
170
(式中、Rf
1
は炭素数1~4のパーフルオロアルキル基である。R
1
は炭素数1~18の置換又は無置換の炭化水素基である。mは0~5の整数である。nは1~3の整数である。)
式(2):
JPEG
2025024640000040.jpg
22
170
(式中、Rf
2
は炭素数1~4のパーフルオロアルキル基である。R
2
は単結合、又は、炭素数1~10の置換若しくは無置換の炭化水素基である。kは0~5の整数である。)
式(3):
JPEG
2025024640000041.jpg
23
170
(式中、Rf
3
は炭素数1~4のパーフルオロアルキル基である。R
3
は炭素数1~10の置換若しくは無置換の炭化水素基である。R
4
、R
5
は、同一又は異なって、炭素数1~6の置換若しくは無置換の炭化水素基である。R
6
は炭素数1~4の置換若しくは無置換の炭化水素基である。lは0~5の整数である。Xはカルボキシル基又はスルホ基である。)
【請求項5】
前記アルカノールアミンが、分子中に水酸基を3つ以上有する化合物である、請求項1に記載の消火薬剤。
【請求項6】
前記アルカノールアミンの酸解離定数pKaが8.5以下である、請求項1に記載の消火薬剤。
【請求項7】
前記アルカノールアミンが、下記式(4)で表される化合物である、請求項1に記載の消火薬剤。
式(4):
JPEG
2025024640000042.jpg
26
170
(式中、R
7
、R
8
、R
9
は、同一又は異なって、炭素数1~5のアルキレン基である。)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、消火薬剤に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
泡消火薬剤は、水のみでは消火が困難な可燃性の液体火災に対し、火災拡大の防止と消火のために用いられる。泡消火薬剤としては、フッ素系界面活性剤を含む消火薬剤が知られている。消火薬剤から形成される泡の耐熱性を向上させる方法として、例えばフッ素系界面活性剤に水溶性高分子を加える方法が知られている(例えば、特許文献1)。
【0003】
フッ素系界面活性剤は、表面張力低下能が高く、消火薬剤やコーティング用組成物等に混合することで、優れた浸透・濡れ性、レベリング性、表面機能性等を実現する添加剤であり、これまでにも各種フッ素系界面活性剤が提案されている。一般に、フッ素系界面活性剤は表面張力低下能を実現するためのパーフルオロアルキル基と、各種組成物に対する親和性に寄与する親媒性基とを同一分子内に有する化合物から成るものである。従来のフッ素系界面活性剤には、表面配向、凝集性が高く、少ない添加量で表面張力を低下させることができる炭素数6以上のパーフルオロアルキル基を含む化合物が用いられてきたが、フッ素規制に伴い、これらの代替が進められている。炭素数6以上のパーフルオロアルキル基を含む化合物以外のフッ素系界面活性剤を用いた消火薬剤を検討した場合、水溶性高分子を加えるのみでは泡の耐熱性が不十分であった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2001-269421号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、優れた耐熱性を有する泡を形成可能な消火薬剤を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決すべく、本発明者らは鋭意研究を重ねた結果、パーフルオロポリエーテル基を有するフッ素系界面活性剤、及び第三級アミン構造を有するアルカノールアミンを用いると、優れた耐熱性を有する泡を形成可能な消火薬剤が得られることを見出した。
【0007】
本発明はこれらの知見に基づいて完成されたものであり、以下に示す広い態様の発明を含むものである。
[項1]
パーフルオロポリエーテル基を有するフッ素系界面活性剤、及び
第三級アミン構造を有するアルカノールアミンを含む、消火薬剤。
[項2]
前記アルカノールアミンの含有量が、前記フッ素系界面活性剤1質量部に対して、1~10質量部である、項1に記載の消火薬剤。
[項3]
前記フッ素系界面活性剤が、
アニオン性界面活性剤及びベタイン型界面活性剤からなる群より選択される少なくとも1種である、項1又は2に記載の消火薬剤。
[項4]
前記アニオン性界面活性剤が、下記式(1)又は(2)で表される化合物又はその塩であり、
前記ベタイン型界面活性剤が、下記式(3)で表される化合物である、項3に記載の消火薬剤。
【0008】
式(1):
【0009】
JPEG
2025024640000001.jpg
9
170
【0010】
(式中、Rf
1
は炭素数1~4のパーフルオロアルキル基である。R
1
は炭素数1~18の置換又は無置換の炭化水素基である。mは0~5の整数である。nは1~3の整数である。)
式(2):
(【0011】以降は省略されています)
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