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公開番号2025020852
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-13
出願番号2023124464
出願日2023-07-31
発明の名称発光装置及び発光装置の製造方法
出願人日亜化学工業株式会社
代理人個人,個人
主分類H10H 20/857 20250101AFI20250205BHJP()
要約【課題】歩留まりがよい発光装置及び発光装置の製造方法を提供する。
【解決手段】発光装置の製造方法は、第1端子及び第1パッドを備えた実装基板の上に、前記第1端子と前記第1パッドとを導通する第1金属膜を前記第1端子の上面の一部及び前記第1パッドの上面の一部を覆うように形成する工程と、前記第1端子と前記第1パッドとの導通を確保しながら前記第1金属膜の表面側を絶縁化することにより第1絶縁膜を形成する工程と、第1電極を備えた発光素子を、前記第1電極を前記第1端子の上面に接触させて前記実装基板に搭載する工程と、前記第1金属膜及び前記第1絶縁膜が形成された状態のまま前記第1端子及び前記第1電極の表面に第1めっき膜を形成する工程と、前記第1めっき膜を形成する工程の後、前記第1絶縁膜及び前記第1金属膜を除去する工程と、を有する。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
第1端子、第2端子、第1パッド及び第2パッドを備えた実装基板の上に、前記第1端子と前記第1パッドとを導通する第1金属膜を前記第1端子の上面の一部及び前記第1パッドの上面の一部を覆うように形成し、前記第2端子と前記第2パッドとを導通する第2金属膜を前記第2端子の上面の一部及び前記第2パッドの上面の一部を覆うように形成する工程と、
前記第1端子と前記第1パッドとの導通を確保しながら前記第1金属膜の表面側を絶縁化することにより第1絶縁膜を形成し、前記第2端子と前記第2パッドとの導通を確保しながら前記第2金属膜の表面側を絶縁化することにより第2絶縁膜を形成する工程と、
第1電極及び第2電極を備えた発光素子を、前記第1電極を前記第1端子の上面に接触させ、前記第2電極を前記第2端子の上面に接触させて前記実装基板に搭載する工程と、
前記第1金属膜及び前記第1絶縁膜が形成された状態のまま前記第1端子及び前記第1電極の表面に第1めっき膜を形成し、前記第2金属膜及び前記第2絶縁膜が形成された状態のまま前記第2端子及び前記第2電極の表面に第2めっき膜を形成する工程と、
前記第1めっき膜及び前記第2めっき膜を形成する工程の後、前記第1絶縁膜、前記第1金属膜、前記第2絶縁膜及び前記第2金属膜を除去する工程と、
を有する、発光装置の製造方法。
続きを表示(約 2,400 文字)【請求項2】
前記第1金属膜及び前記第2金属膜を形成する工程は、
少なくとも、前記第1端子、前記第2端子、前記第1パッド、前記第2パッド、前記実装基板の表面の前記第1端子と前記第1パッドとの間に露出する第1部分、及び前記実装基板の表面の前記第2端子と前記第2パッドとの間に露出する第2部分を覆う第3金属膜を形成する工程と、
前記第3金属膜の、前記第1金属膜となる第1領域及び前記第2金属膜となる第2領域の上にマスクを形成する工程と、
前記第3金属膜の前記マスクから露出した部分を除去する工程と、
前記マスクを除去する工程と、
を有する、請求項1に記載の発光装置の製造方法。
【請求項3】
前記第1金属膜及び前記第2金属膜を形成する工程は、
前記第1金属膜が形成される第1領域及び前記第2金属膜が形成される第2領域を除く前記実装基板の表面側にマスクを形成する工程と、
前記マスクの表面と、前記実装基板の表面の前記マスクから露出した部分と、を覆う第3金属膜を形成する工程と、
前記マスクと、前記マスクの上に形成された前記第3金属膜と、を除去する工程と、
を有する、請求項1に記載の発光装置の製造方法。
【請求項4】
前記第1金属膜及び前記第2金属膜を形成する工程において、
前記第1金属膜及び前記第2金属膜は、複数の層からなり、
前記第1金属膜及び前記第2金属膜の最表面側に位置する層は、アルミニウム、クロム、又は、タングステンとチタンとの合金を含む、請求項1から3のいずれか1項に記載の発光装置の製造方法。
【請求項5】
前記第1絶縁膜、前記第1金属膜、前記第2絶縁膜及び前記第2金属膜を除去する工程において、エッチングによって前記第1絶縁膜、前記第1金属膜、前記第2絶縁膜及び前記第2金属膜を除去し、
前記第1端子、前記第2端子、前記第1電極、前記第2電極、前記第1めっき膜及び前記第2めっき膜は、前記エッチングに使用するエッチャントに対して、前記第1金属膜及び前記第2金属膜よりも高い耐性を有する、請求項1から3のいずれか1項に記載の発光装置の製造方法。
【請求項6】
前記第1めっき膜及び前記第2めっき膜を形成する工程において、前記第1端子の上面の一部に配置された前記第1金属膜上に前記第1めっき膜を形成するとともに、前記第2端子の上面の一部に配置された前記第2金属膜上に前記第2めっき膜を形成し、
前記第1絶縁膜、前記第1金属膜、前記第2絶縁膜及び前記第2金属膜を除去する工程において、前記第1めっき膜の側面に、前記第1端子の上面の一部を含み、前記第1電極に向かって凹んだ第1凹部を形成するとともに、前記第2めっき膜の側面に、前記第2端子の上面の一部を含み、前記第2電極に向かって凹んだ第2凹部を形成し、
前記第1絶縁膜、前記第1金属膜、前記第2絶縁膜及び前記第2金属膜を除去する工程の後、前記実装基板の上に、平面視で前記発光素子を取り囲むとともに、前記第1凹部及び前記第2凹部に配置される光反射材を形成する工程を有する、請求項1から3のいずれか1項に記載の発光装置の製造方法。
【請求項7】
前記第1電極の前記第1端子に対向する面は前記第1端子に向かって凸であり、
前記第2電極の前記第2端子に対向する面は前記第2端子に向かって凸である、請求項1から3のいずれか1項に記載の発光装置の製造方法。
【請求項8】
前記発光素子を前記実装基板に搭載する工程と前記第1めっき膜及び前記第2めっき膜を形成する工程との間に、
前記第1パッドと前記第2パッドとの間に電圧を印加して前記発光素子の検査を行う工程と、
前記検査の結果に応じて前記発光素子を前記実装基板から取り外す工程と、
第1電極及び第2電極を備えた他の発光素子を、当該他の発光素子の前記第1電極を前記第1端子の上面に接触させ、前記第2電極を前記第2端子の上面に接触させて前記実装基板に搭載する工程と、
を有する、請求項1から3のいずれか1項に記載の発光装置の製造方法。
【請求項9】
前記発光素子を前記実装基板に搭載する工程と前記第1めっき膜及び前記第2めっき膜を形成する工程との間に、
前記発光素子に励起光を照射して前記発光素子の検査を行う工程と、
前記検査の結果に応じて前記発光素子を前記実装基板から取り外す工程と、
第1電極及び第2電極を備えた他の発光素子を、当該他の発光素子の前記第1電極を前記第1端子の上面に接触させ、前記第2電極を前記第2端子の上面に接触させて前記実装基板に搭載する工程と、
を有する、請求項1から3のいずれか1項に記載の発光装置の製造方法。
【請求項10】
第1端子、第2端子、第1パッド及び第2パッドを備えた実装基板と、
第1電極及び第2電極を備え、前記第1電極が前記第1端子の上面に接触し、前記第2電極が前記第2端子の上面に接触する発光素子と、
前記第1端子及び前記第1電極の表面に形成された第1めっき膜と、
前記第2端子及び前記第2電極の表面に形成された第2めっき膜と、
前記実装基板の上に形成され、平面視で前記発光素子を取り囲む光反射材と、
を有し、
前記第1めっき膜の側面に、前記第1端子の上面の一部を含み、前記第1電極に向かって凹んだ第1凹部が形成され、
前記第2めっき膜の側面に、前記第2端子の上面の一部を含み、前記第2電極に向かって凹んだ第2凹部が形成されており、
前記第1凹部及び前記第2凹部に前記光反射材が配置されている、発光装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、発光装置及び発光装置の製造方法に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
車両用灯具又は照明等に用いられる発光装置として、実装基板に複数の発光素子が搭載され、各発光素子を取り囲む光反射材が設けられた発光装置が知られている。このような発光装置において、実装基板に搭載された複数の発光素子に、点灯しない発光素子が含まれることがある。例えば、複数の発光素子のうちで点灯する発光素子の割合(点灯率)を基準として発光装置の良否を判断する場合、点灯率が基準値未満の発光装置は不良となる。また、実装基板に複数の発光素子が搭載された発光装置の製造過程では、実装基板に複数の発光素子をめっきにより接合していることがあり、めっきによる接合を可能とする実装基板が知られている。しかし、実装基板に発光素子をめっきによって接合する場合、接合後に、点灯しない発光素子を交換することは困難である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開昭52-055391号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
点灯しない発光素子を交換可能として歩留まりを向上することが望まれる。また、発光装置においては、光反射材の発光装置からの脱離を抑制し信頼性を向上することで歩留まりを向上することが望まれる。
【0005】
本開示は、歩留まりがよい発光装置及び発光装置の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
開示の技術の一態様によれば、発光装置の製造方法は、第1端子、第2端子、第1パッド及び第2パッドを備えた実装基板の上に、前記第1端子と前記第1パッドとを導通する第1金属膜を前記第1端子の上面の一部及び前記第1パッドの上面の一部を覆うように形成し、前記第2端子と前記第2パッドとを導通する第2金属膜を前記第2端子の上面の一部及び前記第2パッドの上面の一部を覆うように形成する工程と、前記第1端子と前記第1パッドとの導通を確保しながら前記第1金属膜の表面側を絶縁化することにより第1絶縁膜を形成し、前記第2端子と前記第2パッドとの導通を確保しながら前記第2金属膜の表面側を絶縁化することにより第2絶縁膜を形成する工程と、第1電極及び第2電極を備えた発光素子を、前記第1電極を前記第1端子の上面に接触させ、前記第2電極を前記第2端子の上面に接触させて前記実装基板に搭載する工程と、前記第1金属膜及び前記第1絶縁膜が形成された状態のまま前記第1端子及び前記第1電極の表面に第1めっき膜を形成し、前記第2金属膜及び前記第2絶縁膜が形成された状態のまま前記第2端子及び前記第2電極の表面に第2めっき膜を形成する工程と、前記第1めっき膜及び前記第2めっき膜を形成する工程の後、前記第1絶縁膜、前記第1金属膜、前記第2絶縁膜及び前記第2金属膜を除去する工程と、を有する。
【0007】
開示の技術の一態様によれば、発光装置は、第1端子、第2端子、第1パッド及び第2パッドを備えた実装基板と、第1電極及び第2電極を備え、前記第1電極が前記第1端子の上面に接触し、前記第2電極が前記第2端子の上面に接触する発光素子と、前記第1端子及び前記第1電極の表面に形成された第1めっき膜と、前記第2端子及び前記第2電極の表面に形成された第2めっき膜と、前記実装基板の上に形成され、平面視で前記発光素子を取り囲む光反射材と、を有し、前記第1めっき膜の側面に、前記第1端子の上面の一部を含み、前記第1電極に向かって凹んだ第1凹部が形成され、前記第2めっき膜の側面に、前記第2端子の上面の一部を含み、前記第2電極に向かって凹んだ第2凹部が形成されており、前記第1凹部及び前記第2凹部に前記光反射材が配置されている。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、歩留まりがよい発光装置及び発光装置の製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1実施形態に係る発光装置の製造方法を示すフローチャートである。
第1実施形態に係る発光装置の製造方法を示す断面図である。
第1実施形態に係る発光装置の製造方法を示す断面図である。
第1実施形態に係る発光装置の製造方法を示す断面図である。
第1実施形態に係る発光装置の製造方法を示す断面図である。
第1実施形態に係る発光装置の製造方法を示す断面図である。
第1実施形態に係る発光装置の製造方法を示す断面図である。
第1実施形態に係る発光装置の製造方法を示す断面図である。
第1実施形態に係る発光装置の製造方法を示す断面図である。
第1実施形態に係る発光装置の製造方法を示す断面図である。
第1実施形態に係る発光装置の製造方法を示す上面図である。
第1実施形態に係る発光装置の製造方法を示す上面図である。
第1実施形態に係る発光装置の製造方法を示す上面図である。
第1実施形態に係る発光装置の製造方法を示す上面図である。
第1実施形態に係る発光装置の製造方法を示す上面図である。
第1実施形態に係る発光装置の製造方法を示す上面図である。
第2実施形態に係る発光装置の製造方法を示す断面図である。
第2実施形態に係る発光装置の製造方法を示す断面図である。
第2実施形態に係る発光装置の製造方法を示す断面図である。
第2実施形態の変形例に係る発光装置の製造方法を示す断面図である。
第2実施形態の変形例に係る発光装置の製造方法を示す断面図である。
金属膜の配置の第1例を示す上面図である。
金属膜の配置の第2例を示す上面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照しながら、本開示を実施するための実施形態を説明する。以下の説明は、本開示の技術思想を具体化するためのものであって、特定的な記載がない限り、本開示を以下の記載に限定するものではない。
(【0011】以降は省略されています)

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