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公開番号
2025020676
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-13
出願番号
2023124194
出願日
2023-07-31
発明の名称
プラットフォーム構造
出願人
株式会社アンセイ
代理人
弁理士法人ぱてな
主分類
B61B
1/02 20060101AFI20250205BHJP(鉄道)
要約
【課題】軌道車両を運転し易く、プラットフォーム上の人の安全を確保しつつ、かつ、簡素な構成で、複数の乗降口の配置や数が異なる軌道車両に対する乗客の降車及び乗車の円滑化を実現できるプラットフォーム構造を提供する。
【解決手段】プラットフォーム構造1において、プラットフォーム9には、隣り合う2つの門柱90の間で左右方向に延びる状態で固定された障害物が設けられていない。各乗降口7Bにおける左右方向の内幅を2Lとする。各門柱90における左右方向の外幅をpとする。各門柱90が左右方向において並ぶ間隔を2xとする。各門柱90と縁部9Eとの前後方向の距離をyとする。各門柱90のそれぞれに支持された第1左バー10L、第2左バー20L、第1右バー10R及び第2右バー20Rの組において、開位置での左右方向の外幅をwとする。プラットフォーム構造1は、2L≦2x、L≦y、L>p及びw≦pを満たす。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
左右方向に延びる縁部を有するプラットフォームであって、複数の乗降口を有する軌道車両が前記縁部の前に停止し、又は通過する前記プラットフォームと、
前記縁部に沿って前記プラットフォームに等間隔に設けられ、垂直に上方に延びる複数の門柱と、
各前記門柱に1つずつ内蔵され、駆動力を発生する駆動部と、
各前記駆動部を制御する制御部と、
棒状をなして各前記門柱にそれぞれ1つずつ設けられ、かつ前記制御部によって制御された前記駆動力により開位置と閉位置との間で揺動可能に支持された第1左バー、第2左バー、第1右バー及び第2右バーであって、前記開位置では上下方向に延びて各前記乗降口内から前記プラットフォーム上への人の降車及び前記プラットフォーム上から各前記乗降口内への人の乗車を許容し、前記閉位置では左右方向に延びて前記降車及び前記乗車を禁止する前記第1左バー、前記第2左バー、前記第1右バー及び前記第2右バーと、
を備え、
前記第1左バー及び前記第2左バーは、前記閉位置では前記門柱から左方向に突出し、前記第1右バー及び前記第2右バーは、前記閉位置では前記門柱から右方向に突出し、
各前記乗降口には、左端位置から中央位置に摺動する左ドアと、右端位置から前記中央位置に摺動する右ドアであって、左右方向の長さが前記左ドアと等しい前記右ドアとが設けられ、
前記プラットフォームには、隣り合う2つの前記門柱の間で左右方向に延びる状態で固定されて前記降車及び前記乗車を禁止する障害物が設けられておらず、
左右方向及び上下方向に直交する方向を前後方向とし、
各前記乗降口における左右方向の内幅を2Lとし、
各前記門柱における左右方向の外幅をpとし、
各前記門柱が左右方向において並ぶ間隔を2xとし、
各前記門柱と前記縁部との前後方向の距離をyとし、
各前記門柱のそれぞれに支持された前記第1左バー、前記第2左バー、前記第1右バー及び前記第2右バーの組において、前記開位置での左右方向の外幅をwとし、
2L≦2x、L≦y、L>p及びw≦pを満たすことを特徴とするプラットフォーム構造。
続きを表示(約 2,400 文字)
【請求項2】
前記第1左バー、前記第2左バー、前記第1右バー及び前記第2右バーはそれぞれの長さが等しく、
前記第1左バーは第1左軸心周りに揺動可能であり、前記第2左バーは第2左軸心周りに揺動可能であり、前記第1右バーは第1右軸心周りに揺動可能であり、前記第2右バーは第2右軸心周りに揺動可能であり、
前記第1左軸心、前記第2左軸心、前記第1右軸心及び前記第2右軸心は前後方向に延び、
前記第2左軸心は前記第1左軸心から鉛直方向の下方に離隔し、
前記第2右軸心は前記第1右軸心から鉛直方向の下方に離隔し、
前記第1左軸心及び前記第1右軸心は高さが同じであり、
前記第2左軸心及び前記第2右軸心は高さが同じである請求項1記載のプラットフォーム構造。
【請求項3】
前記第1左バー、前記第2左バー、前記第1右バー及び前記第2右バーは、前記門柱に対して前後方向の一方に位置して前記開位置で下方向に延び、
前記第1左バーは、長尺状に延びる第1左元部分と、前記第1左元部分と接続されて前記門柱から遠ざかるように屈曲する第1左屈曲部分と、前記第1左屈曲部分と接続されて前記第1左元部分と同方向に長尺状に延びる第1左先部分とからなり、
前記第2左バーは、前記開位置では前記第1左先部分と前記門柱との間に位置し、
前記第1右バーは、長尺状に延びる第1右元部分と、前記第1右元部分と接続されて前記門柱から遠ざかるように屈曲する第1右屈曲部分と、前記第1右屈曲部分と接続されて前記第1右元部分と同方向に長尺状に延びる第1右先部分とからなり、
前記第2右バーは、前記開位置では前記第1右先部分と前記門柱との間に位置する請求項2記載のプラットフォーム構造。
【請求項4】
第3左軸心周りに揺動可能であり、前記第1左バー、前記第2左バー、前記第1右バー及び前記第2右バーと長さが等しい第3左バーと、第3右軸心周りに揺動可能であり、前記第3左バーと長さが等しい第3右バーと、をさらに備え、
前記第3左バーは、前記制御部によって制御された前記駆動力により、前記門柱に沿って上下方向に延びる開位置と、前記門柱から左方向に突出する閉位置との間で揺動し、
前記第3右バーは、前記制御部によって制御された前記駆動力により、前記門柱に沿って上下方向に延びる開位置と、前記門柱から右方向に突出する閉位置との間で揺動し、
前記第3左軸心及び前記第3右軸心は前後方向に延び、
前記第3左軸心は鉛直方向で前記第1左軸心と前記第2左軸心との間に位置し、
前記第3右軸心は鉛直方向で前記第1右軸心と前記第2右軸心との間に位置し、
前記第3左軸心と前記第3右軸心とは高さが同じである請求項2記載のプラットフォーム構造。
【請求項5】
前記第1左バー、前記第3左バー、前記第1右バー及び前記第3右バーは、前記門柱に対して前後方向の一方に位置して前記開位置で下方向に延び、
前記第1左バーは、長尺状に延びる第1左元部分と、前記第1左元部分と接続されて前記門柱から遠ざかるように屈曲する第1左屈曲部分と、前記第1左屈曲部分と接続されて前記第1左元部分と同方向に長尺状に延びる第1左先部分とからなり、
前記第3左バーは、前記開位置では前記第1左先部分と前記門柱との間に位置し、
前記第1右バーは、長尺状に延びる第1右元部分と、前記第1右元部分と接続されて前記門柱から遠ざかるように屈曲する第1右屈曲部分と、前記第1右屈曲部分と接続されて前記第1右元部分と同方向に長尺状に延びる第1右先部分とからなり、
前記第3右バーは、前記開位置では前記第1右先部分と前記門柱との間に位置し、
前記第2左バー及び前記第2右バーは、前記門柱に対して前後方向の他方に位置して前記開位置で上方向に延びる請求項4記載のプラットフォーム構造。
【請求項6】
前記門柱は、前記プラットフォームに設置される土台部と、
前記第1左バー、前記第2左バー、前記第1右バー及び前記第2右バーを揺動可能に支持するとともに、前記土台部と嵌合して前記土台部に締結される本体部と、
を有している請求項2記載のプラットフォーム構造。
【請求項7】
前記門柱は、前記プラットフォームに設置される土台部と、
前記第1左バー、前記第2左バー、前記第3左バー、前記第1右バー、前記第2右バー及び前記第3右バーを揺動可能に支持するとともに、前記土台部と嵌合して前記土台部に締結される本体部と、
を有している請求項4記載のプラットフォーム構造。
【請求項8】
前記土台部は、前記プラットフォームに締結されるとともに、複数のねじ穴を中央に有するベースプレートと、
各前記ねじ穴に整合する複数の上挿通穴を中央に有する取り付けプレートと、
各前記上挿通穴を囲む筒状をなして前記取り付けプレートの上面から上方向に突出し、前記本体部と嵌合して前記本体部が締結される嵌合部と、
中間挿通穴を中央に有し、前記ベースプレートと前記取り付けプレートとに挟まれる中間プレートと、
上から各前記上挿通穴及び前記中間挿通穴に挿通されて各前記ねじ穴にねじ込まれることで前記取り付けプレート及び前記中間プレートを前記ベースプレートに締結する複数のボルトと、
を有し、
前記中間プレートの上面と前記取り付けプレートの下面とは、水平面に対して傾斜している請求項6又は7記載のプラットフォーム構造。
【請求項9】
2x≦3L及びy<1.5Lを満たす請求項1乃至7のいずれか1項記載のプラットフォーム構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明はプラットフォーム構造に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1に従来のプラットフォーム構造の一例が開示されている。その図1及び図4に示すように、このプラットフォーム構造は、プラットフォーム、複数の門柱、駆動部、制御部、第1左バー、第2左バー、第1右バー及び第2右バーを備えている。
【0003】
プラットフォームは、左右方向に延びる縁部を有している。複数の乗降口を有する軌道車両は、プラットフォームの縁部の前に停止し、又はプラットフォームの縁部の前を通過する。
【0004】
各門柱は、縁部に沿ってプラットフォームに互いに間隔を空けて設けられ、垂直に上方に延びている。駆動部は、各門柱に1つずつ内蔵され、駆動力を発生する。制御部は、各駆動部を制御する。
【0005】
各門柱は、第1左バー及び第2左バーが設けられた複数の左門柱と、第1右バー及び第2右バーが設けられた複数の右門柱と、を有している。第1左バー及び第2左バーは、棒状をなして各左門柱にそれぞれ1つずつ設けられている。第1右バー及び第2右バーは、棒状をなして各右門柱にそれぞれ1つずつ設けられている。
【0006】
第1左バー、第2左バー、第1右バー及び第2右バーは、制御部によって制御された駆動力により開位置と閉位置との間で揺動可能に支持されている。第1左バー及び第2左バーは、閉位置では左門柱から左方向に突出する。第1右バー及び第2右バーは、閉位置では右門柱から右方向に突出する。
【0007】
軌道車両の各乗降口には、左ドア及び右ドアが設けられている。左ドアは、左端位置から中央位置に摺動する。右ドアは、右端位置から中央位置に摺動する。左ドアと右ドアとは左右方向の長さが等しい。
【0008】
このプラットフォーム構造では、プラットフォームの縁部の前において、軌道車両が左右方向で所定の位置に停止すれば、第1左バー、第2左バー、第1右バー及び第2右バーは、開位置では上下方向に延びて各乗降口内からプラットフォーム上への人の降車及びプラットフォーム上から各乗降口内への人の乗車を許容する。軌道車両がプラットフォームの縁部の前を左右方向に通過すれば、第1左バー、第2左バー、第1右バー及び第2右バーは、閉位置では左右方向に延びて降車及び乗車を禁止する。こうして、このプラットフォーム構造では、プラットフォーム上の人の安全を確保しつつ、複数の乗降口の配置や数が異なる軌道車両に対する乗客の降車及び乗車を実現できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開2003-118567号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
しかし、上記従来のプラットフォーム構造では、隣り合う2つの門柱の間で左右方向に延びる状態で固定されて降車及び乗車を禁止する障害物が設けられた箇所が複数ある。このため、軌道車両は、各乗降口が左右方向及び上下方向に直交する前後方向において、各門柱及び障害物と重ならない位置となるように、プラットフォームの縁部の前に停止しなければならない。これでは、軌道車両を運転し辛い。
(【0011】以降は省略されています)
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